あなたはこのキャッチコピーを見て、なにかワクワクしてきませんか?
今回は、「第5回 東京ごはん映画祭」の『ごはんつき上映会&プレミアムトークショー』の簡単なレポートとともに、ごはん映画祭の概要についてお届けします。
「東京ごはん映画祭」の映画についての記事はこちら。
→デリシャスな映画をみよう、そしてデリシャスなごはんを食べよう
第5回目の「東京ごはん映画祭」は、オフィシャルパートナーとして世界有数の美食の街と言われている、スペイン・バスク地方のサン・セバスチャンで開催される国際映画祭「サン・セバスチャン国際映画祭」を迎えました。そして、映画祭の食に関する「キュリナリー・シネマ部門(※)」と「東京ごはん映画祭」が共同で「TOKYO GOHAN AWARD(最優秀作品賞)」を授与を行い、『FINDING GASTON』の選出を決めました。
トークショーでは、(左から)「ZURRIORA」オーナーシェフの本多誠一さん、サン・セバスチャン国際映画祭のディレクターホセ=ルイス・レボルディノスさん、副ディレクターのルシア・オラシレグイさんが登壇しました。
オフィシャルパートナーとしてタッグを組んだ経緯や、サン・セバスチャン国際映画祭の概要、選出した『FINDING GASTON』について語ってくれました。ルイスさんは、「日本とバスク地方は、おもてなしの文化や素材を重視しているところ、山と海に面している環境が似ているので、ぜひサン・セバスチャンにも遊びに来てほしい」とおっしゃっていました。
また、トークショーや映画上映を楽しみながらごはんを堪能できるところも、この映画祭のいいところです。
ジャガイモトルティーヤのボカディージョ(写真上:左から2つ目)、鶏とチョリソのクロケッタ(写真下:左から1つ目)、イカスミのイカ飯やイカスミの米チップス(写真下:左から2つ目)など、あっさりとした見た目と濃厚な食感のギャップが楽しいごはんがたくさん。
今回のごはん提供の「ZURRIORA」本多さん曰く、映画を見ながらでも楽しめるよう、下を向かなくても食べることができるような食事をチョイスしたのだそうです。
トークショー後に上映された『FINDING GASTON』は、ペルーの人たちとガストンのやり取りの中から、彼の料理への熱意やペルーへのこだわりを垣間見ることができます。「人と食のつながりを描き、ごはんのシーンが印象的な作品」と言わしめた映画をぜひ見てみてください!
世界中で多くの偉大なシェフがおり、その中でも、最も英雄的な存在となったシェフ、ガストン・アクリオ。彼の存在が、今、祖国ペルーを大きく変えようとしている。そのキッチンの外側と、その人々の背景にある物語、そして彼の湧き上がるインスピレーションと夢は、この作品を通して、観る人に新たな発見をもたらすであろう。
ここでは、それにあたいするとても情熱を持った人々と実際に出逢うことができる。ペルーの食、人々、そして彼らの夢の裏側とガストンの魅力的な世界へお連れします。
上映スケジュールはこちら。
ごはんが一層美味しく感じられる「食欲の秋」に、ごはんについて考えながら映画も楽しんでみてはいかがでしょうか?
◎ ホームページ ◎
tokyogohan.com
◎ 期間 ◎
10月10日(金) ー 10月24日(金)
◎ 会場 ◎
・表参道ヒルズ 本館B3F スペースオー(東京都渋谷区神宮前4ー12-10)
・シアター・イメージフォーラム
・レストラン各所
(※)キュリナリー・シネマ部門:世界中から“食”にまつわる映画をセレクトし、第59回に新設された。“世界一の美食の街” と言われるサン・セバスチャンならではの部門で、毎年招待作品のコンセプトに合わせたディナーが世界中からの招待客に振る舞われるディナーパーティが行われている。映画ファンはもちろん、世界の美食家たちからも最も注目を集める部門。