エアコンを付けっぱなしにしておくと、いつの間にか気付かなくなってしまうこともありますが、いつまでもごまかしておくのは、体のためにも良くありません。
個人的にも自宅のエアコンのカビ臭が気になっていたので、エアコンのファンのクリーニングを施したところ、あの不快な臭いから解放されました。そこで今回は、そのときに得たエアコンファンクリーニングのノウハウをご紹介させていただきます。
■「ファン洗浄」してくれるエアコンクリーニング業者へ頼む
手間をかけたくないのなら、1万~2万円程度でエアコン本体を出張クリーニングしてくれる専門業者へ依頼するのが一番手っ取り早い方法。事前の準備も不要で、業者へ予約を取るだけです。
とはいえ、一言でエアコンクリーニングと言っても作業範囲はかなりまちまち。個人的な経験では、家電量販店で取り次いでいるエアコンクリーニングをお願いしたことがありますが、フィンの高圧洗浄だけでファンはそのままだったため、クリーニング翌日にはカビ臭が復活してしまいました。
頼むときには、「ファン」の洗浄がメニューに明記されているところを選びましょう。もし書いてないのであれば、事前に確認しておくことをお勧めします。
■エアコンファン用洗浄剤を使う
「エアコンファン 洗浄剤」とググルとでてくる、ショーワの「くうきれい」というエアコン洗浄剤を使えば、素人でもエアコンファンのクリーニングができます。
クリーニングしてもらったのにカビ臭が取れなかった私も、こちらを使ってみたところたちどころにカビの臭いが消えて一安心。1セットで約2500円と、フィンの洗浄剤に比べると値は張りますが、効果は高かったです。
1セットで6~8畳用(2.2~2.6kw)のエアコン一台分とのことで実際に使用したところ、10畳用(2.8kw)より大きな部屋では途中で泡が足りなくなったので、大きめの部屋にあるエアコンには2セット用意しておくといいでしょう。こちらのブログ「日々是横浜」に詳細な使用レポートが載っていたので、参照してみてください。
ちなみに、作業時間はスプレー吹きつけに10分、洗浄(放置するだけですが)に約30分、リンス剤吹きつけに10分、乾燥やら洗浄液の片付けに約15分~30分と、トータル2時間くらい。手間を考えると、業者にお願いするのと比較して劇的な価格差はありません。
でも、好きな時間に行えるのは年末の忙しい最中には便利。ただ換気が必要なので、換気扇を回したり、窓を開け放てる時間に行うのがベストです。洗浄液の後始末は、使い古したタオルなどに吸わせて可燃ごみとして処理するのがいいでしょう。
よりハイレベルな洗浄方法として「分解清掃」がありますので、どーしても臭いが取れない方はこちらもご検討ください。
そうじ週間【その8】~エアコン掃除は「フィン」だけじゃなくて「ファン」も忘れずに /(常山剛)ライフハッカー[日本版]