この「Ghost Clock」は、まさにそんな美しさを持つ置き時計ではないでしょうか。
一枚の透明ガラス板にローマ数字と華やかな模様が白線で描かれ、4本の支柱で後ろのミラーに固定されています。そのすべてが、メタリック調にこだわった時計の機械部とともにミラーに映りこんでいます。
さながら「ゴースト」と呼ばれる、モノが二重に見える現象をシンプルに作り上げているのです。
どこか伝統的で、どこか現代的。そんな不思議な美しさを、これだけの少数部品で生み出しているこのデザインには、ある種の感動を覚えますね。
Ghost Clock [via MoMA STORE]