その由来は、そばのように細く長く「長寿」を願うものから、そばが切れやすいことから「悪い運気を断ち切る」という説まで様々あるんだそうです。
熱々のかけそばに大きなエビ天を入れるも良し、ざるでつるつるっと食べるも良し。縁起物でもある「年越しそば」ですが、今年は自分で作ってみません?
おうちで手軽にそばが打てると話題の『そば打ち名人』。トミカで有名な「タカラトミー」からの発売です。
『そば打ちって、すんごく難しいイメージがあるんですが、これで本当に作れるの…?』
作れるかどうかは実際にやってみないとわからない! ということで、「そば打ち名人」を使って人生初のそば打ちに挑戦してみましたよ。
【材料】
・そば粉:120g
・中力粉:80g
・水 :200cc
『そば打ち名人』には、作り方の書かれた説明書とDVDが付属しています。今回はレシピ通りに「四六そば」を作ってみます。
まずは粉を本体に入れてくよくかき混ぜます。
両方の粉が混ざったところで、ふたの凹んだ部分に水を80cc注ぎ入れます。水を入れたら素早くレバーを回す! 説明書によると、1秒間に2〜3回程度。結構な早さなのね!
すると、全体がぼそぼそした感じになってきます。ポイントは、絶対に水をいれすぎないこと。
次に、「こねベラ」と呼ばれるものをふたにセットして、だまをさらに大きくしていきます。目安は1〜2cm程度。ゴロゴロとレバーが少し重くなります。
実は、ここの見極めがかなり難しいところ。水分が少ないようであれば、ほんの少しずつ加えていき、写真のような状態になるよう微調整してください。
こんな感じにひとつにまとめたら、ボールに移して手の平でしっかりとこねます。
粘りとツヤがでてきたら、「菊ねり」と呼ばれる方法でそば玉をきれいなボール状にしていきます。
つるんとしたそば玉の完成。
これで2人前なので、次の「のし作業」前に2つに分け、1つはラップをしておきます。
手のひらを使って大まかにのばします。板に打ち粉を忘れずに!
あとはのし棒をころころ転がすだけ。難しいことは何もありませんよ。なぜなら…
板のこの微妙な「段差」のおかげで、生地を均一にのばすことができるんです。
のばした生地は、三つ折りにして「こま板」をセット。三つ折りにするときも「打ち粉」を絶対に忘れないこと。せっかく薄くのばしても切るときにくっついてしまいますよ。
あとは、こま板を少しずつ横にずらしながらそばを切っていきます。
生そばの完成です!
ちょっと不格好ですが、これも手づくりの良さ。生地を上手に切るためにも、できるだけ大きな包丁を使うか、包丁の幅より生地が長くならないように。
切ったそばは沸騰したお湯で2分程度ゆでます。流水でぬめりをとり、ざるで水気をしっかりと切れば完成です。
こちらが『そば打ち名人』でつくった人生初の「手打ちそば」です。
よく見ると、そばが短く切れてしまっています。原因は、生地に水分が十分に行き渡っていなかったか、こねる時間が足りなかったか…。とはいえ、打ち立てそばの「味」はまずまずの評判! 弾力もあって、香りもいい。
これで、もしお店のように細く長くできていた…うん、きっと旨いはず!
今回はちょっとだけ失敗となりましたが、だからこそ「次はもっと旨いそばを!」と、ちょっとハマりそうな気もした初の「そば打ち」体験。本格的な道具をそろえなくても、まずはこれで雰囲気を味わうことができますよ。
年末にはみんなで集まって「年越しそば打ちパーティ」なんてのも楽しいかも?
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