あけましておめでとうございます。お正月は何をしてお過ごしですか?
ここではルーミーがおすすめする、お正月に観たい映画を新旧交えてリストアップしてみました。長い冬休み、たまにはゆっくり過ごすのも良いものです。
映画館で観たい その1:『ゴーン・ガール』(2014)
鬼才デヴィッド・フィンチャーの最新作は、ギリアン・フリンによる同名のベストセラー小説を原作にしたサイコロジカル・スリラー。結婚記念日に突然姿を消した妻と、第一容疑者として事件に巻き込まれていく夫、夫婦の秘密…。フィンチャー監督が仕掛ける衝撃の展開に最後まで目が離せません。
『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』でも監督と組んでいた、トレント・レズナーとアッティカス・ロスによる音楽も相性抜群です。
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映画館で観たい その2:『インターステラー』(2014)
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督によるSF大作。地球の寿命が尽きかけている近未来を舞台に、人類を救うためのミッションを託されて宇宙の未開地へと向かう男(マシュー・マコノヒー)が主人公です。地球に残した娘との絆も丁寧に描かれていて、SFが苦手な人もきっと共感できるはず。
想像を絶するストーリーと、できる限りCGを使用せず、リアルな撮影にこだわったという映像からなる究極のエンタテインメント作品は、映画館の大きなスクリーンで最大限に楽しみたいです。
映画館で観たい その3:『6才のボクが、大人になるまで。』(2014)
以前ルーミーでも紹介したリチャード・リンクレイター監督の最新作(関連記事1/2/3/4)。6歳の少年(とその家族)の変遷の物語を同じ主要キャストで12年にわたって撮り続けた、映画史に残る画期的な作品です。バラク・オバマ米大統領も「2014年で1番面白かった映画」に挙げたのだとか。
今月発表されるゴールデン・グローブ賞にもノミネートされていて、アカデミー賞ノミネートも確実視されている今作。本格的なアワード・シーズンが始まる前に、ぜひ押さえておきましょう。
2015年だから観たい:『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)
言わずとしれた80年代の人気SFシリーズ。主人公のマーティ(マイケル・J・フォックス)が、科学者の友人ドク(クリストファー・ロイド)が乗用車デロリアンを改造して作ったタイムマシンでタイムトラベルします。
あえてPART2を選んだのは、マーティが30年後の未来、つまり2015年にタイムトラベルするから。あの頃に描かれた2015年はどんなものだったのか、2015年の幕開けにチェックしてみましょう。
大人も子どもも楽しみたい:『ファンタスティック Mr. Fox』(2009)
ディテールまでとことんこだわる、ウェス・アンダーソン監督によるストップモーション・アニメーション。監督の作品はどれも素晴らしいのですが、今作は家族みんなが集まるお正月に、大人も子どもも楽しめる貴重な1本です。
原作はロアルド・ダールの児童書「父さんギツネバンザイ」で、動物たちの声をジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、ビル・マーレイら豪華キャストが演じています。パルプのジャーヴィス・コッカーが劇中で1曲披露しているのも見どころ。
美術館にも行きたい:『ムード・インディゴ うたかたの日々』(2013)
数々のユニークなミュージックビデオや映画を手掛けてきたミシェル・ゴンドリー監督が、ボリス・ヴィアンの青春小説「うたかたの日々」を映像化したピュアで切ないラブストーリー。主演は『アメリ』のオドレイ・トトゥ。監督ならではの遊び心あふれる仕掛けがいっぱい詰まっています。
東京都現代美術館で1月4日まで開催中の「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」には、今作のセットや絵コンテが展示されているので、映画を観てから美術館に行ってみるのも楽しいかも。
とことん家にこもりたい:『ツイン・ピークス 完全なる謎』
2014年の(個人的)重大ニュースの1つ。それは、あの『ツイン・ピークス』の新シリーズの制作が決定したことでした。デヴィッド・リンチ監督が新たに9話を手掛けるそうです。
放送は米Showtimeチャンネルで2016年とまだ先ですが、お正月は夏に購入しておいた『ツイン・ピークス 完全なる謎』を観たいと思っています。テレビシリーズと劇場版が完全収録されていて、おうちにこもってどっぷりと浸りたい作品です。コーヒーとドーナツの用意も忘れずに。
新シリーズのトレーラーはこちら。
ルーミーでは2015年もたくさんの映画を紹介する予定です。Happy New Year!