■デイリー杯2歳S 回顧

京都競馬場で行われた
第47回 デイリー杯2歳ステークス 芝1600m(外回り)は、
メイケイペガスターが一番人気に押されたが、
意外な伏兵が勝利をおさめる結果となった。

レースを引っ張ったのは、6番人気のテイエムイナズマ。
これに続くのは3番人気のクラウンレガーロ
12番人気のフジノストロング。
これに対して、メイケイペガスターは中団よりやや後ろ、
2番人気のマイネルエテルネルはその前を進む。
レースは淡々としたペースで流れ、4コーナーを迎える。

ファンの目は当然メイケイに注がれたが、
テイエムの脚色は一向に衰えない。
これに追いすがるのはクラウン。
マイネルも懸命に先頭を追う。
ゴール前200mあたりで、メイケイの上位進出は絶望的な様相となり、
また後ろから伸びて来る馬も見当たらない。

結局、そのままゴール決勝点を迎え、
テイエムイナズマが見事に逃げ切り、
暮れの「朝日杯フューチュリティS」に弾みをつけた。

■毎日王冠 回顧

日曜日の東京競馬場には、
天皇賞馬トーセンレーヴ(3番人気)
ダービー馬エイシンフラッシュ(2番人気)をはじめ、
安田記念馬ストロングリターン(5番人気)
NHKマイルの覇者カレンブラックヒルといったG1馬が顔をそろえた。

堂々の一番人気の押されたのはカレンブラックヒル。
レースは大方の予想通り、シルポートが引っ張る形となった。

カレンブラックヒルはシルポートを見ながらの2番手、
トーセンとエイシンは中団待機。
開幕週の芝ということもあって、前半1000mは57,8秒というハイラップ。
4コーナーでさすがのシルポートの脚も一杯となった。
そこからじわっと伸びてきたのがカレンブラックヒル。
トーセン、エイシン、ストロングの古馬勢も前を狙うが、脚色がいまひとつ。
そんな上位人気馬をまとめて差しきったのは、12番人気のジャスタウェイ。
そしてもう1頭の青い帽子、9番人気のタッチミーノット。
2頭は併せ馬のような形でカレンに迫るが、わずかにおよばす。
3歳馬のカレンブラックヒルが、天皇賞獲得に名乗りを上げた。