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渋井哲也【“一歩前”でも届かない】vol.9「震災取材を通して出会った釜石の人たち」
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渋井哲也【“一歩前”でも届かない】vol.9「震災取材を通して出会った釜石の人たち」

2012-11-21 23:00

    石のスープ
    定期号[2012年11月21日号/通巻No.56]

    今号の執筆担当:渋井哲也


     2012年11月18日、東京・台東区の生涯学習センターで環境フェスティバルが開かれていました。私はそこに行き、震災瓦礫で作ったキーホルダーを購入しました。岩手県釜石市や大槌町で活動をしている「一般社団法人 和 RING−PROJECT」が販売しているものです。瓦礫の大きさ数センチで、ほぼ中心には「和」と書かれて、またどこの瓦礫が書かれています。「陸前高田」「釜石」「大槌」、大槌町の「赤浜小」と刻印されています。

    [参照]和 RING−PROJECT
     http://www.ring-project.jp/index.html

     「和 RING−PROJECT」と台東区との関係は、震災がきっかけだったようです。台東区の職員が震災後、復興支援のために釜石市に応援に来ていたという。それをきかっけに、スタッフともつながり、今回の「環境フェス」に参加することになったのです。
     
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    購入した震災がれきのキーホルダー。
    「陸前高田」は、市外での処理が多く、数は少ない 

     私がこのフェスで震災瓦礫のキーホルダーを買いに出向いたのは、ある女性のTwitterで知ったからです。その女性とは、取材で釜石市を訪れたときに知り合いました。私が釜石市内で飲める人を募集するツイートをしたときに、集まってくれた人の一人でした。そのとき、彼女は、NPOに所属していたのですが、今年になって「和 RING−PROJECT」で働いています。

     その女性は現在、大槌町の情報発信事業で「大槌ちゃんねる」の仕事をしているようです。「大槌ちゃんねる」では、大槌中央公民館の屋上に設置されたライブカメラの映像を配信したり、大槌町民の声を載せたり、車載カメラで町内の映像を撮影したりしています。また、震災前の写真を集める取り組みをしています。

    [参照]大槌チャンネル
     http://www.o-channel.jp/
     
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