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存在の耐えられない軽さ
2015-08-19 18:40政治の世界では、最後の(もしくは一番重要な)肩書きがずっとついてまわる。
総理経験者なら、辞めた後も元は付けずに「総理」と呼ばれる。
安倍首相が第一次政権を降りたあとも、ずっと「総理」が呼称だった。
そしたら、ほんとに返り咲いたのでびっくりだったけど。
官房長官経験者なら「官房長官」と呼ばれる。
政治でなくとも、野球でも監督業を辞めた後も「監督」と呼ばれる。それが、その人を敬う呼び方なのだ。
でも、この人だけはこの呼称を白紙に戻してほしい。
鳩山由紀夫氏だ。
「存在の耐えられない軽さ」という本があったが、この人の発言は耐えられないくらい軽いものだ。
クリミアを訪問してロシア側に立ち、韓国で土下座をして謝罪をする――。
現職時代は「トラストミー」「最低でも県外」などの迷言を残し、(悪い意味で)記憶にだけは残る総理だった。
しかし、どんなに軽い人間でも、元総理ともなれば、その発言はとても重いも -
人生いろいろ~内閣府副大臣・平将明氏を訪問
2015-08-19 18:19110pt電子雑誌「政経電論」で好評連載中の平将明衆議院議員を訪ねた。
平ちゃんは同い年の古い友人。いつの間にか内閣府副大臣にまでなっていた。彼が衆議院議員になるのに、僕は間接的に関わっている。僕が当時の上司である経済界主幹の佐藤正忠氏に引き合わせたからだ。平ちゃんは当時36歳で、東京JC(青年会議所)の理事長だった。佐藤正忠氏は「牛尾治朗(現ウシオ電機会長)の再来」と書き、たくさんの人にハガキを送った。それを目にした当時の自民党幹事長・中川秀直氏から「会いたい」と平ちゃんのところに連絡があったのだ。その後すぐに郵政解散になり、急遽出馬することになって見事当選。日本JCの会頭選挙に破れて無役だったことも彼には幸いだったと思う。人生は何がどうなるかわからないものだ。ちなみに、そのときに会頭選挙を争った池田氏は2期遅れて衆議院議員になっている。そんな平ちゃんは、僕と同じで葉に衣着せぬ物言いが受けて弊誌で
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