• このエントリーをはてなブックマークに追加
春日太一の木曜邦画劇場 第571回「原作小説から妄想した配役。ドラフト1位の面々がズラリ!!」『宮本武蔵』
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

春日太一の木曜邦画劇場 第571回「原作小説から妄想した配役。ドラフト1位の面々がズラリ!!」『宮本武蔵』

2024-02-15 05:00
     歴史上の人物を扱った小説を原作にした時代劇を観る楽しみの一つに、それぞれの人物がどれだけ原作小説や史実から受けるイメージの通りに配役されているか――がある。
     そういう点で満点なのが、今回取り上げる松竹=加藤泰監督版『宮本武蔵』だ。
     映画の『宮本武蔵』といえば、内田吐夢監督=中村錦之助主演による東映の五部作が決定版だ。が、配役という点では、吉川英治の原作のイメージからは大きく離れている意外性も少なくない。たとえば、ニヒルな佐々木小次郎に剛直な高倉健が配されていたり、武蔵を導く沢庵和尚に俗っ気の強い三國連太郎が配されていたり。そこは、違和感のあるキャスティングをあえてすることで人物に幅をもたらせようとする内田吐夢ならではの狙いもあるのだが。 
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    入会して購読

    チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。

    入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

    ブログイメージ
    週刊文春デジタル
    更新頻度: 毎週水,木曜日
    最終更新日:2024-11-21 05:00
    チャンネル月額: ¥880 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    ニコニコポイントで購入

    この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。