四月初旬、東京・上野。平年より遅く咲いた桜が見ごろを迎えた繁華街の一角に、その男たちは立っていた。一人は関根誠端(せいは・32)。後に、自らの内縁の妻の父母が殺害された事件の“首謀者”の疑いで逮捕される人物だ。関根はもう一人の男に静かにこう語り掛けた。
「消してほしい人がいる。さらって殺してほしい」

●「さらって殺して」と頼まれた男の告白
●内縁夫関根誠端が漏らした愛娘への本音
 
週刊文春デジタル