週刊文春デジタル
警視庁が十九年弱追い続けた指名手配犯は、もうこの世に存在していなかった。二〇〇五年に東京都三鷹市で男性が殺害された事件で、四日、警視庁捜査一課は、事件翌年までに死亡していたと判明した上地恵栄(うえちけいえい)容疑者(当時49)を容疑者死亡のまま、殺人容疑で書類送検した。
ギョロリとしたドングリまなこに太く短い眉、パンチパーマのあばた顔を街中のポスターで目にした人は少なくないだろう。「重要指名手配犯」として長年、警視庁が行方を捜し求めていたのが上地容疑者だ。
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