「去年春に入門した時から本人には『出世の早さは意識しなくてもいい。最終的に“どこ(の番付)”にいるかが大事だぞ』と、繰り返し説いてきました」
 そう明かすのは、第七十二代横綱・稀勢の里こと二所ノ関親方(38)だ。
 七月十四日からの名古屋場所を新関脇として迎える大の里(24)に、元横綱の師匠は、どんな条件を課しているのか。 
週刊文春デジタル