週刊文春デジタル
“令和のコメ騒動”の救世主となるのか。
大阪の堂島取引所がコメの値動きに連動する指数先物「堂島コメ平均」の取引を本格的にスタート。八月二十日には、吉村洋文府知事や、関西経済連合会の松本正義会長らが参列した上場セレモニーが行われた。
「堂島取引所は、江戸時代の享保年間に開設された世界初の本格的な先物市場とされる『堂島米会所』の流れを汲んでいます。二〇一一年に特定銘柄を対象にしたコメ先物が試験上場されたものの、取引量が拡大せず、本上場には至らなかった。堂島取引所の昨年の最終損益は五億円の赤字。それだけに、同社としても今回の『堂島コメ平均』に期待するところが大きいようです」(市場関係者)
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