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舞台「時空警察シグレイダー・邂逅・エヴェリーヌ」キャスト発表2
11月23日のSIGちゃんねるでは、決定キャストのうち4人 千葉佐那役鈴木桃子さん、小和泉杏役青木聖(あきら)さん、神楽耶輝(てる)役鵜川もえかさん、江利美緒役山田美紅羽さんがが早速出演してくれました。
はじめて顔を合わせたとは思えない、息の合った愉しいトークを見せてくれました。
「サンジェルマン学院(が舞台になっている)シリーズ」として2作続けて主演した鷲見(すみ)友美ジェナさんはスケジュール等の都合で今回はゲスト出演となりました。同じく前作で好演し、映画「時空警察シグ・ヴェッカー」にも出演する中川梨花さん、前野えまさんもゲスト出演、もはや舞台「時空警察シリーズ」のレジェンドともいえる百川晴香さんの出演も予定しています。
どのような登場になるかは期待してお待ちください。
今回の時空刑事たちは全員(シリーズとしては)新キャラクターとなり(ついに全員がミレニアム世代になった)、物語の主役となる山根亜美と「聖サンジェルマン学院」科学部の皆さんも、役名は前作・前々作と同じながら、役者は完全に一新となりました。
映像演出家・プロデューサーとしては「同じ役を同じ役者がやり続ける事」に拘って来たんですが、いい意味で一過性の芸術である舞台にとっては「役をいろんな役者が引き継いでいく」という事にも意義があると思えるようになりました。
今回、何人も前回出演してくれた人たちがオーディションにエントリーしてくれた(本当にありがとう!)のですが、一人二人変えるなら全員変えた方が、とも思いました。
同じ役と言っても物語は違うし、役者同士のハーモニーというか、化学反応も加わり、変わった風に進化していくのだろうとも思います。
特に今回は2021年と1983年の彼女たちを、同じ役者が演じる!という事にも挑戦!という事もあり、これまでよりも幅広い年齢層(15歳から30歳前後)の役者さんが演じます。
ダブルキャスト&ゲストありという事もあり、シリーズ史上最多の出演者となりましたが、決定キャストの数倍の方々が候補に挙がり、面接もしてきました。こちらから切望して叶わなかった人もいます((;^ω^))し、実力・人気共に申し分ない方でもうまく役のバランスが合わず、お願い出来なかった方もいます。
もちろん我々演出家や作品も「選ばれる」側でもあります。お互いに時間をかけて選び抜かれたキャストと作品を創り、それがお客様に「選ばれる」作品になるように、また始める事を始めたいと思います。 -
舞台「時空警察シグレイダー・邂逅・エヴェリーヌ」キャスト発表
舞台「時空警察シグレイダー・邂逅・エヴェリーヌ」の製作発表、およびキャスト発表がされました。
約半年前からキャスティング選考を始め(開催時期がなかなかフィクスしなかったこともあり、いつになく長い選考期間になりました。結果、決定したのは山根亜美 吉崎綾
千葉佐那(時空刑事サナ) 鈴木桃子
レイ・フォン・ブラウン(時空刑事レイ) 本田宇蘭
小和泉杏(時空刑事アン) 青木聖
神楽耶輝(時空刑事テリー) 鵜川もえか
江利美緒(時空刑事エミリオ) 山田美紅羽
芹川葵 岩崎千明(時組) 杉田夏海(空組)
田添砂姫(黒沢砂姫) 林歩楓(時組) 星名美雨(空組)
紫堂涼子 勝野里奈(時組) 桜城りのん(空組)
古川八重(浅丘八重) あおきまお(時組) 天沢カンナ(空組)
平野広海(安曇広海) 坪井渚沙(時組) 野々のん(空組)
相川真唯 江口千夏
柴生田鮎子(シェリー) 魔都めんま
クロミネンス・ユリウス 新田ゆう
クロミネンス・ワーラ 杉浦勇一
クロミネンス・ザザ 春見しんや
羽佐間史緒里(ドード・エゴイスタ) 百合沙
神代恭一 羽鳥翔太
日替わりゲスト
時空刑事ミサ 鷲見友美ジェナ
時空刑事トレミー 百川晴香
時空刑事キラリー 中川梨花
時空刑事メイリー 前野えま
となりました。(続く) -
舞台「時空警察シグレイダー・邂逅・エヴェリーヌ」1993年から
11月に上演される舞台「時空警察シグレイダー邂逅エヴェリーヌ」(#エヴェリーヌ)は2011年に上演された舞台「時空警察ヴェッカー1983」(脚本麻草郁演出吉久直志)をベースにしています。
…とはいえ、前作、前々作のベースになった「時空警察ヴェッカーχ(かい)」シリーズと違い、僕は原作提供と監修に留まり、吉久直志さんにお任せした作品でした。
畑澤はその頃、中国広東省広州市に居を移しており(出張とかそういうものではなく「移住」してました)、現地でアニメ・特撮番組の原作や総監督等をやってました。
仕事の合間に現地のメイド喫茶(ほぼ中国で最初のメイド喫茶)にいる可愛い女の子を集めてアイドルユニット風のPVを作ったり(笑)もしてました。
中国はアメリカと並ぶ超大国に成長していくまさに渦中で、現地に暮らした4年半でエンタメ界も急激に変化・進化していきました(あまり深化はしなかった)。
とはいえ、「ヴェッカー1983」は「原作」としては特に思い入れがあり、知る人は知る1983年当時の自分の体験を元にしていた物語でした。https://ameblo.jp/kazuyahatazawaに詳しく書いてます。
…という事で、自分の手で(脚本・演出で)ちゃんと語りなおしたいと思ってました(舞台「ヴェッカー1983」自体は舞台の面白さを教えてくれた吉久直志さんの傑作だと思います)。
ところがそれからもう10年が経ち、1983年はもう40年近く前になってしまった。2021年の演者さんに演じてもらいお客さんに観てもらうなら、30年以内がぎりぎりかな、と思いました。
という訳で本作の舞台は1993年です。今から28年前、という中途半端な年代ですが…。時空刑事たちが今回向かうのは1993年ですが、あくまで視点は現代(2021年)です。
現代…「今」という「今」は過去の小さな出来事が積み重なってあるのであり、少しでも何かが違ったら「今」は少し違ったかもしれない。
「エヴェイユ」「エトランジェ」の世界では歴史を揺るがす(分岐させる)大事件だった「ノエルサンドレ」事件を、裏側から観た物語とも言えます。
100年後、200年後の時空刑事たちが1983年に集まり、乱戦を繰り広げた「ヴェッカー1983」とは全く違う物語になります。「ヴェッカー1983」の時空刑事である時空刑事サナ、レイ、アンが登場しますが、役割や性格付け(もちろん演者も)は全然違います。
教科書に残る偉人や大事件ではなく、少女たちの何気ない日常が変わっていく事で歴史が変わっていく、動いていく…というこのシリーズのテーマに時空刑事たちが直接切り込む話になります。
「あなたはあの頃、何をしていましたか?好きな人はいましたか?」
…というのがテーマです。
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