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The VOCALOID Times 座談会 2021年8月号-Part2-
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The VOCALOID Times 座談会 2021年8月号-Part2-

2021-09-10 12:00
    座談会 2021年8月号 Part2 2021年8月31日発行  発行者 エージェントNo.118

    【1】座談会メンバー紹介
    • エディター(記載時:無名太文字表記
    • 4696さん
    • スーさん
    • うまんごーさん
    • さん

    ※こちらの記事はPart2となります。Part1(自己紹介・新着枠)での内容は別途Part1記事にて掲載されておりますので、そちらをご確認下さい。こちらは、Part1の続きとなります。

    【2】座談会その3 発掘より推し曲決定

     続いて発掘枠へうつっていきます。先ほど同様に選んだ楽曲のご紹介をしていただき、なぜその楽曲を選んだのかという理由をお願いします。皆さんにお聞きした後に、最終的にどの楽曲をイチオシ曲にすべきかを決定していきたいと思います。ではまず初めにうまんごーさん、お願いします。

    うまんごー:まず1曲目が【walk】という曲です。

    うまんごー:この曲は処女作なんですけど、すごい軽快な感じで進む曲だと思ってて、タイトルも【walk】なんですけど、行進曲にも似た感じのようで、実際に歩いてる音も聴きたいなっていうふうに思いました。サビの「僕は歩く~」から入るところとか、あと「walk」を繰り返すところとかが、めちゃくちゃ好きだなっていう感じで。結構歌いやすい、口ずさみやすい曲なのかなって思いました。

    2曲目がさるおんなさんの【無題】という曲です。

    うまんごー:今回僕がThe VOCALOID Times#45の選曲をした時に一番これを推したいなって思ってて。ちょっと不思議な曲なんですけど、ピアノのサウンドとか、イラストとか、MVとか、全て含めてすごい綺麗なんですよ。綺麗なんですけど、すごい不気味な曲で。コメントにもそういう表現があったんですけど、曲っていうよりかは映画音楽とか劇伴とかで使われるような、そんな感じの曲なのかなっていうふうに思いました。最後のサビ辺りの歌のメロディに合わせて不協和音が使われる部分とか、そういうのも含めてだいぶ不気味な世界観がすごい増強されてるなって思って、「この曲なんだろう、すごいな」って思って、この曲を推すことにしました。

    はい、ありがとうございます。では続きまして楓さん、お願いします。

    :1曲目が【大人になれなかった僕は】という曲です。

    :「ボカロバラード」とかのタグって結構自分漁ってるので、自分もこの曲初めて聴いて「あ、好きだわ」っていうふうになった曲であって。歌詞が本当にすごい揺さぶってくるような何かがあって、最初の方はピアノだけっていうか、シンプルな感じなんだけど、途中から楽器が増えてバッてなっていく感じとかってすごい好きだなってので選ばせてもらいました。

    もう1曲が【たんぽぽねこ】っていう曲です。

    :この曲はほとんどバックの音がなくて、なんかもうミクさんの歌声だけって感じでかわいいなーって思ってて。なんか不思議な歌詞をしてて、自分が猫を飼ってるってのもあって、歌詞の意味とか考えてて最後の方に「お家に舞い込んで、猫ちゃんがその家の猫ちゃんになったよ、家族の一員になっちゃった」っていう歌詞があって、野良猫さんの歌なのかなーとかいろいろ想像してて、自分がちょうど今野良猫2匹拾ってるってのもあって、「あ、ヤバい、自分の大好きな子たちの顔も出てくる」ってので選びました。

    はい、ありがとうございます。では続きまして4696さん、お願いします。

    4696:まず俺が選んだのはよーかんさんの【動物園】っていう曲なんですけど。

    4696:これね鏡音レンなんだけど、一瞬ボイス聴くとflowerの曲に聞こえる。flowerのように作った鏡音レンの曲で、楽曲もかっこいいんだけど、調声の仕方がすごく上手いので推させてもらった、これは自分がキュレーターしたやつで選んだ曲なんだけど。これは調声の仕方で選んだっていう曲なんだけど、めっちゃflowerなんだけど、ちょっとするとちゃんとレン君にも聞こえるっていう凄い楽曲かなと。

    2曲目がBucke2さんの【アングリー・ハングリー】。

    4696:音楽・調声・PV、全部かっこいい!かっこいいの三銃士!これはね、ほんとぉぉぉに三銃士。もうかっこいいのよー。曲の作り方が結構好きで、PVが好きな部類で、音楽の作り方。これで新人なのかと。いつも思うけど「新人とは?」ってやつで、本当に選ばせていただいたんですけど。すごいかっこいい曲だなと思いました。

    はい、ありがとうございます。では最後にスーさん、お願いします。

    スー:私の発掘枠の1曲目ですけども、曲名がですね、ハモおたさんの【破片の友達】という楽曲にさせていただきました。

    スー:選ばせていただいた点としましては、処女作なんですけどこの楽曲が、バラード調でミクの良さがすごい出てるなと思いました。歌詞の中にあるいろんな部分で友達への思い、片思いの要素が含まれてるのかなとすごい感じた部分があります。で、やっぱ後半部分にあるハープの入れ方が非常に素敵なので、是非これは聴いて欲しいというふうに思って。バラードの流れもすごい綺麗だなって思ったので、是非こちらの方聴いて欲しいなと思いました。

    2曲目がTokineさんで【イービル】という楽曲ですね。

    スー:これは最初にサムネの方を見た時に連想した楽曲があって。【ボッカデラベリタ】という楽曲が頭に浮かんだんですけども、すごい不思議で、悪という感じをすごい感じました。動画の説明文にもちゃんとあったんですけど、人間の悪をしっかりシンセサイザーで表してるんですよね。これがすっごい上手いんですよ。なので、シンセを上手く使って、これで人間の悪をしっかり表現してるっていうのが素晴らしいなって思いました。ということで今回、この2曲を推させていただきます。

    はい、ありがとうございます。では先ほどと同じように、皆さんのインプレッションを聴いた上でのコメントというのを、それぞれお聞きしていきたいと思います。では今度は逆にお聞きします。スーさん、皆さんのを聴いていかがでいたか?

    スー:はい、じゃあ順番にいきましょうか。まず最初にうまんごーさんの楽曲【walk】ですね。これ聴いた時にですね、やっぱ皆さんが合わせやすいコメント、さっき新着枠でも言ってたんですけど、結構合わせやすい楽曲だなと。処女作にしては曲調としてはすごい良いなっていうふうに感じてました。

    2つ目の【無題】なんですけども、さっきうまんごーさんが仰ってたんですけども、ちょっと不思議っていうのは最初から感じてる部分がありましたし、その中でも不気味感ってのはあるなっていうのはすごい感じていたので、これも良いなって思いました。

    次に楓さんの1曲目、【大人になれなかった僕は】に関しては、このボカロバラードっていうところを聴いた時に、最初ピアノが入ってるってところは僕も共感しましたし、ボカロバラードでこんなに綺麗な楽曲は他にないなってすごい感じてる部分でありました。

    2曲目の【たんぽぽねこ】、これも聴かせて頂いた時にですね、最初聴いた時は「かわいい」だったんですよ。(笑)ものすごいかわいいなって感じで、ただちゃんと聴いてるとですね、ピアノ若干外してるんですけど、上手く歌詞がピッタシ合ってるんですよ、これ。これめちゃめちゃ良いなって、1分でちゃんと、初めて投稿した曲でこんなにピッタシ合うのってなかなかないなって思って聴いてました。

    4696さんの楽曲で【動物園】なんですけど、これレン君の楽曲ですよね。最初に聴いた時に本当に調教上手いと思いましたし、レン君独特の作り方ってあるじゃないですか、そこの部分に関してレン君をちゃんと引き出してるというか、ちゃんと調教の仕方として曲とマッチして引き出すっていうのが上手いなってすごく感じました。

    2曲目の【アングリー・ハングリー】は本当に4696さん言ってた通り、最初聴いた時かっこいいんですよ。全部かっこいいんですよ。三銃士が揃うんですよ。本当にこれ僕も気になっててマイリスしてたんですけど、本当にかっこいいので是非これは聴いて欲しいっていうのは僕も思っちゃいました(笑)

    はい、ありがとうございます。では同じ質問を4696さん、いかがでしたか。

    4696:まずうまんごーさんが選んでくれた【walk】、これは自分がキュレーターしたやつで発掘したんですけど、まずサビのノリで選んだっていうのがあるんですけど。walkを無理やり日本語読みにすると「わるく」になるんですね。「歩く」と「わるく」ってすげー言葉似てんじゃん!って思って。なんかそれで【walk】面白いし、僕は歩くってすごく合うなって。それとサビの「walk、walk、walk、walk」とか「Yeah、Yeah、Yeah、Yeah」っていうとことか「絶対ノるとこだな、ここ」ってのがあったね。

    もう一個の【無題】。これ一言で言うなら「The 不穏」だよね。でも不思議な音楽だからこそ聴いちゃう音楽っていうのがやっぱりあるかなっていう。印象が強いんよね、やっぱり。この不穏さとか不協和音っていうのはどうしても耳に残るから、どういうことなんだろってもう一回聴きたくなる曲。そういうのがある曲かなって思うね。

    楓さんが選んだ【大人になれなかった僕は】、これも自分がキュレーターした曲なんですけど。最初ピアノで始まってすごくバラードで良いなーと思ったんだけど、ある1小節の言葉ですごく惹かれたってのが「思えば作れば続ければ気付かされる」っていう韻の踏み方がすごく好きなんよ。ここの部分がすごい推したくなった、発掘でこれすごい言葉使い上手いなって思って推した部分がある。

    【たんぽぽねこ】も俺がキュレーターしたやつなんだよね。聴いた時に拙さを感じるんだけど、逆に耳に残る作品で敢えてそう作ってるよねって思った。スーさんが言ったように、音外してるんだけど歌で合わせてくるって絶対テクニック入れてきてるよね、っていうようなのを感じた曲かな。

    スーさんの選んだ【破片の友達】。これねー、すごく耳心地の良い音楽で、歌詞もいかに面白く結構心に響くような感じの曲を作ってくれてるっていう。

    もう一個の【イービル】。【イービル】はかっこいいなって思って。さっきスーさんが言ってた【ボッカデラベリタ】と、俺は若干【うっせぇわ】も入ってるんじゃないかと思って。(笑)若干ね、若干入ってるんじゃないかなっていうのがあって、相変わらずの社会否定ソングっていうのは中高生に人気になる曲っていうのを俺は大体言ってる。大体の社会否定ソングは中高生に人気が出るって思ってるから。これ、中高生が聴いたら喜ぶんじゃないかなと思った。曲の作り方ってすごくかっこよくて、ダーク寄りな、ダークロックの作り方っていう。けど、嫌にならない、暗い気持ちにならない作り方っていう感じで作ってるかなって思う。

    はい、ありがとうございます。では同じ質問を楓さん、いかがでしたか。

    :最初に【walk】は、聴いてて散歩しながら聴きたいなーってなるような曲で、マイリスに入れてあったりしてます。

    【無題】なんですけど、聴いた時に「何これ?」っていう感じになって、不気味だなっていう感じもあるけど、引き込まれるし。この曲のピアノの不思議なんだけど良いなっていう引き込まれる感じがありました。

    【動物園】なんですけど、4696さんも言ってたんですけど、flowerに似てるなっていうのは聴いててすごい「あれ、本当にレン君?」って感じは初見で聴いててしました、やっぱり。っていうのが印象的かなって感じでした。

    【アングリー・ハングリー】は入りからかっこいいし、サムネもかっこいいし、最初から最後までみんな言ってるけどかっこいいっていうのが積もってる曲で。やっぱり聴いてて引き込まれるなって感じる曲でした。

    【破片の友達】は入りのピアノがめっちゃくちゃ好きで、本当は推したかったんですけど先に推されてたってのがあって、それぐらい自分もこの曲めっちゃ好きで。本当に初投稿なの?って感じもあったりして。歌詞も良いし、本当にこの曲のピアノが自分めっちゃ好きで、本当に。やっぱり切ないし、バラード系ですごい素敵な曲なんで、すごい好きです。

    【イービル】は聴いた時に流行りの曲だなっていう感じがすごい感じた。今時のそういう流行りの曲が集まってる感じだけど、本当にかっこいいし、暗すぎない感じで、良い曲だなって感じました。

    はい、ありがとうございます。では最後に同じ質問をうまんごーさん、いかがでしたか。

    うまんごー:まず楓さんの1曲目の【大人になれなかった僕は】なんですけど、バラードで意外とIAちゃんが使われる曲ってあんま無いような気がして、でもすごい合うじゃないですか。なんで増えないんだろうなってふうに聴いてて思いました。

    もう1曲【たんぽぽねこ】が、すごい...なんていうんだろう、動揺みたいな、温度感すごい動揺なんですよ。(笑)「ふわふわねこが飛んできて」みたいな、「ねこが家族になりました」みたいな、そんな感じがすごい癒されるなってのが、すごい優しい世界の曲だなって思って。それこそ今のボカロ界隈で闇の曲がすごい流行ってるって話がさっきあったと思いうんですけど、対極にある感じで。こういう曲がもっと増えて欲しいなってふうに思いました。

    次に4696さんの【動物園】。みんな言ってるんですけど、これflowerなんじゃないかなって本当に聴いた時思ってて。でもレン君なんだなって、すごく不思議で。歌詞がなんか意味深で、これまた考察のし甲斐がありそうだなっていうふうに感じました。

    【アングリー・ハングリー】、これもみんな言ってるんですけど、すごいかっこいい曲で。サビとかサビの言葉、歌詞とかメロディとかも含めて、やっぱ疾走感があるみたいな。これは誰かに歌って欲しいなって思って、ボカロでも良いけど、歌ってみたもすごいウケたら流行るだろうなみたいな感じの曲だなと思いました。

    スーさんの【イービル】は、これも【ボッカデラベリタ】とか【うっせぇわ】とかいろんな例えが出てきたと思うんですけど、それこそやっぱり最近流行りの、流行ってる感じの闇が深い感じの曲だなって思って。でもこれもやっぱりテンポがすごい良くて、これも歌い手とかが歌ったらすごい流行るだろうなみたいな、ってか流行って欲しいなみたいな、そんな感じの曲だと思いました。

    【破片の友達】は、ピアノがすごい綺麗ですごい聴き入る曲だなって思ったのと、調声がすごい温かみのある感じで、聴いててホワーっと「良いなー」としみじみと思うような感じの曲だなと思ってます。

    はい、ありがとうございます。では若干お時間がございますので、言い足りなかった部分も含めて、もしあればこの時間に語っていただければと思いますので、みなさんいかがですか。

    4696:補足で言えばね、【動物園】のよーかんさんは元々地声実況を上げてる人なんだけど、曲これだけしか上げてないんだよね。なぜ上げたのかってのが不思議なとこなんだけど。これと、考えたのは【だんごむし!】と、【そこから動かないで】ですごく悩んだの。ただ、【だんごむし!】を選ぶと「えっ、4696さんがそんなの選ぶの⁉」って言われそうだったから(笑)

    うまんごー:(笑)いいんじゃないですか(笑)

    4696:【だんごむし!】かわいいんだよ。

    :可愛い繋がりでいうと【たんぽぽねこ】はね、猫飼ってる人からすると野良猫の物語に見えてくるの。

    4696:へー。

    :野良猫がマジで、野良猫ってたんぽぽみたいにふわふわあっちこっちいて、でもいつ死ぬかわからないから気付いたら家に居着いてんのよ。うちも今子猫2匹いるのよ、家に。子猫2匹、野良猫を引き取って今里親探してんのと、1匹かわいすぎて自分ちの子にしちゃって(笑)そんな心情だからめっちゃ自分ちの子達に見えてきて、泣けてきちゃったのよ自分は。妄想が激しすぎて。

    4696:激しいわー(笑)

    :妄想し過ぎて泣くぐらい本当に、猫好きからしたら本当に野良猫のストーリーが見えてきて。野良猫の話を絵本にしたものを歌にしてるみたいな感じのイメージがあったっていう。

    なるほどねー。ちなみに【アングリー・ハングリー】の話で「かっこいいの三銃士」って話が出たと思うんですけど、実はこのBucke2さんというのは6月に発行のThe VOCALOID Timesで初投稿作品をご紹介した経験がございます。今回、この座談会では2曲目が入ってきましたという感じです。

    4696:6月の何だっけ、曲。

    ディスコ・ウェンズデイ】という曲でございます。これflowerの曲なんで是非お聴きいただきたいのと、なんでこれを言ってるかというと、私が選曲したやつなので覚えていました。

    4696:なるほど、そういうことね。ただ、この中で俺が自分で挙げておいて珍しいなと思ったのはVY1使ってる【だんごむし!】なんだよね。

    うまんごースー:(笑)

    4696:VY1ってめったに出てこないから。

    スー:たしかに。

    4696:新しいの使いたい人とかって結構おるけど、昔からあるやつを使うっていうのって凄いなーって。IAちゃんも増えてきたなって思った。最近IAも増えてきたなって思って。

    その現象でいうと、最近IAちゃんもそうなんですけど、うまんごーさんはよくご存知の......。

    うまんごー:あー、ユキ。

    ユキさん、さらには可不。非常に多くなってまいりましてね。VOCALOID、本当にいろんな、いわゆる広義に渡る、幅広いVOCALOIDって観点からいくと、本当に多種多様な曲が多くなってきたなって印象は、The VOCALOID Timesを作っててひしひしと思っているところではありますよ。

    4696:あと、VOCALOID上手く使う人が増えたね。

    うまんごー:うん。

    4696:昔の棒読みが少なくなったなーと思って。それでいうと【たんぽぽねこ】の懐かしさすごいよね。

    うまんごー:そこが良いっていうのも。

    4696:良い味が出てるんだよね。

    スー:なんか本当に音外してて、普通に歌詞が入ってると本当にしっくりくるんですよ。ああいう短めの楽曲ってたぶん他のボカロPさんでいうと、卓球少年さんとかが有名ですよね。なので30秒とか1分にまとめるっていうのはすごい上手いんじゃないかなって思っているので、期待はしていいんじゃないかなって僕は思ってます。

    4696:卓球少年さんっていえばねー、【誰でもいいから付き合いたい】んですよ。

    スー:そうね、それもありましたね。

    4696:あれこそあの短い尺で思いの丈を叫んでるやつないよ(笑)

    スー:徐々にこれ発展していくと思うんですよ。1分であの曲を初投稿したってことは、どんどん思いの丈が増えて、何分の楽曲になってって、成長していくのがどんどん見えていくっていう。

    4696:最終的にGYARI(ココアシガレットP)さんみたいな23分とか作っちゃうんかな。

    スー:超大作とか絶対にこの後作ってくるんだろうなーって思うと、すごい楽しみなんスよね。

    うまんごー:19時間とか。

    4696:たしかこの中(7月発行のThe VOCALOID Times発掘枠)で一番短いのが【ライアー】なのよ。1分ないのよ。56秒だったかな?これ聴くと、すごいその後の続きを聴きたくなる曲の作り方。だからこの人頑張ればたぶんいけるんじゃないかっていうとこあったけど、推そうか推さないか迷ったけど、やっぱ【動物園】の方が推したいなっていうところがあって。

    スー:なるほどね。

    4696:これはね、たぶんね、割れると思いますよ。

    もう1点だけどうしてもみなさんにお伺いしたいのが、【無題】どうでしたか。

    4696:不穏。

    スー:不穏。

    うまんごー:うんうんうん。

    スー:不思議ってのもあったしね。ユキで作るんだって思ってました。

    なるほど。

    うまんごー:これは僕が(キュレーターとして)選んで、僕が(今回の座談会で)推したやつです。

    4696:【無題】はどうですかって聞いてくるってことは何かあるんですか?

    いやいやいや、単純に結構いろんな話が飛び交って、結構話題が飛んでる中でどうしてもうまんごーさんがこれを推したいって言ってたので、せっかくだからと。

    うまんごー:そうなんですよね。

    もし何か、もう少し印象あるんであれば是非。もう少ししたら投票始めるので語っていただければと思って。

    うまんごー:歌愛ユキの話さっき出てたと思うんですけど、最近すごい使われてるなっていうので、特に稲葉曇さん、【ラグトレイン】とかの人なんですけど、この人が使い始めてから一気にブワーって増えたなってふうに感じて。小学生じゃないですか、中の人とかキャラ設定とか、歌愛ユキって。

    4696:そうなんだ。

    うまんごー:そうなんですよ、ボカロ小学生ってので。氷山キヨテルが担任の。なんですけど。

    4696:きりたんと良い勝負だな。

    うまんごー:そうなんですよ。見た目とかすごい小学生なんですけど、ああいう【ラグトレイン】とかもそうですし、今回の【無題】とか、すごい暗めの曲。なんていうか、ダウナーな曲とかにすごい合う声で、今回の【無題】なんかはそれがすごいビシッと嵌って、歌愛ユキだからこそあの曲になった、そういうふうに思うんですよね。だからボカロの選び方からすごい上手いなって思って。

    なるほどねー。さて、そろそろお時間やってまいりましたので、私は覚悟してますが、順番に聞いていきますね。まず初めに、自分が選んだ曲以外で1番目と2番目推すとしたらどの曲とどの曲にしますか。では聞いていきましょう。じゃあまずうまんごーさん、自分の選んだ曲以外で1番目はどれでしょう。

    うまんごー:1番目は【イービル】で。2番目【たんぽぽねこ】でお願いします。

    はい、ありがとうございます。では続きまして楓さん、1番目2番目どうしましょう。

    :1番目が【破片の友達】で。2番目が......悩むなぁ......【動物園】で。

    はい、ありがとうございます。では4696さん、1番目2番目どうしますか。

    4696:1番目が【walk】、2番目が......そうなー......【イービル】かな。

    はい、ありがとうございます。ではスーさん、1番目2番目どうしましょう。

    スー:1番目が......そうですねー、うまんごーさんの【walk】。

    はい。2番目どうしましょう。

    スー:2番目は......ちょっといろいろ話にも上がってたので【たんぽぽねこ】。

    はい、ありがとうございます。では次の質問です。自分が選んだ曲も含めて、含めてですよ、1番目と2番目、どの曲を推しますか。じゃあ逆にいきます、スーさん。

    スー:自分の曲を含めてだと申し訳ないですけど【破片の友達】を推させていただきたいなと思ってます。

    はい、じゃあ2番目はどうしましょう。

    スー:2番目に関しては、【アングリー・ハングリー】を2曲目に上げさせてください。

    はい、ありがとうございます。では同じ質問です。4696さん、1番目2番目どうしますか。

    4696:【アングリー・ハングリー】、1番目。

    はい。2番目はどうしましょう。

    4696:2番目は【walk】。

    はい、ありがとうございます。では同じ質問を楓ちゃん、1番目2番目どうしましょう。

    :1番目が【たんぽぽねこ】で、2番目に【破片の友達】を。

    はい、ありがとうございます。では同じ質問を、うまんごーさん。

    うまんごー:1番目が【無題】、2番目を......、えーっと、どっちにしよう......。【イービル】にします。

    はい、ありがとうございます。さぁどうしようかなー。

    4696:どれと悩んだんや。

    うまんごー:自分の曲2曲にしようかすごい悩んで。ただ、やっぱやめようかなって。

    なるほど、なるほど、なるほど。

    スー:どれもいいんだよなぁ。1位2位挙げたくねぇんだよ(笑)

    ではですね、絞りますよ。統計的な話でちょっと考えさせてください。①【破片の友達】②【イービル】③【walk】④【たんぽぽねこ】⑤【アングリー・ハングリー】の5曲に絞らせてください。この中からさらに絞りますね。この中からさらに、この5曲だったら1番目と2番目どう推しますかという質問にさせてください。もう一回繰り返しますね。①【破片の友達】②【イービル】③【walk】④【たんぽぽねこ】⑤【アングリー・ハングリー】。この5曲の中で1番目2番目を選ぶとしたらその曲を選びますか。ではまず初めにうまんごーさん。

    うまんごー:うーん、悩むなぁ。えーっと、ちょっと変えて......。1番を【walk】、2番を【たんぽぽねこ】にします。

    はい、ありがとうございます。では楓さん。

    :1番に【たんぽぽねこ】で、2番に【破片の友達】で。

    はい、ありがとうございます。では続きましてスーさん。

    スー:難しいなー......。1番は【破片の友達】。2番目......ちょっと変えます、最初言ってた【walk】で。

    わかりましたー。はい、ありがとうございます。では4696さん。

    4696:私変わらず【アングリー・ハングリー】と【walk】で。

    はい、ありがとうございます。なるほど。えーっとですね、うーん、なるほど。なるほど。それでは、これも統計上のデータからしてって話をさせてください。今度は一択でお聞きしますね。①【破片の友達】②【walk】③【たんぽぽねこ】、この3曲でいきます。この3曲で、繰り返しですよ。今月のイチオシ曲とするならどの曲を推しますか。1曲、一択でいきます。これで割れた場合は私が決めます。では4696さん。

    4696:【walk】。

    はい、ありがとうございます。スーさん。

    スー:ごめんなさい、【破片の友達】。

    はい。うまんごーさん。

    うまんごー:ちょっと自分の意見言っていいですか。

    どうぞ。

    うまんごー:僕が推したいのは【walk】か【たんぽぽねこ】かどっちかなんですけど。曲として好きなのは【walk】なんですけど、応援したくなるのはすごい【たんぽぽねこ】なんですよ。この2曲両方とも処女作じゃないですか。なんで、うーん......。

    4696:もう自分の感性で。

    うまんごー:うーん、【たんぽぽねこ】にします。

    はい、ありがとうございます。楓さん。

    :【たんぽぽねこ】で。

    はい、ありがとうございます。これは私が決めなきゃですなー。えーっとですね、もちろん応援したい気持ちとか、どちらとも初投稿なのでね、【walk】と【たんぽぽねこ】。あと【破片の友達】も含めてなんですけど。どれも初投稿なんですよね。しかもですよ、奇遇なことなのかはわからないですけど、どれも初音ミクの曲なんですね。

    全員:おぉー。

    私は悩みます、この辺は。今回選曲をしていただいてるものっていうのは、いわゆる7月の1日から31日の間に発行されたThe VOCALOID Timesの中から選んでいるのがありますと。それは大前提なんですけど、8月のイチオシ曲として今回は決めますが、9月1日から9月30日までの間に発行されるThe VOCALOID Timesのとこに載っかりますよと。ということを考えた上で、どの曲にしようかなと私は非常に悩みました。まず、9月というところにこの8月のイチオシ曲を載っけるとなった時に、9月って季節的に新しい新たな季節に入ってくるような時季かなというのが個人的な思いですと。後押しするような曲がいいかなというのが個人的な思いがございましたと。私はそれでいうと【walk】、と悩みました。そして、次に応援したいという気持ちを込めての話を聞いた上で言うと【たんぽぽねこ】をイチオシ曲にしたい、それもあります。さらに、バラード曲というのと歌詞に共感を得たという話からして【破片の友達】も素晴らしい、良いと思いました。という大前提を踏まえた上で私の結論を聞いてくださいね。

    非常にですね、前向きになる曲を推したいなという思いがございました。どちらかというと、曲としてしっかりとした曲を推したいなという思いが個人的にありました。なので悩みましたよ、どの曲も推したいんですよ、それは理解してくださいね。それを踏まえた上で言うと私は【walk】だなと思いました。っていうのも、もちろんね、実は【たんぽぽねこ】と【破片の友達】と【walk】の3者のどれにしようかっていうのを、ずっと裏で投票が絶対割れるなってのを思った上で、これに割れた時にどうしようかなってずっと思ってたんです。それを踏まえた上で皆さんの話を聴いてたんですけど、それを踏まえた上で言うと、実は結構この季節っていうと、どちらかというとポジティブで、非常に歌ってみたとかに派生するんじゃないかと。The VOCALOID Times的にいうと、やっぱりCROSSOVERってコンテンツがあるんで、そういうのに派生してくれると嬉しいなって思いも込めた上で、総合的に判断して【walk】が良いんじゃないかというのが私の決断です。ので、大変ここは心苦しいんですが、割れてしまったので、この曲でいきたいなという思いがあるんですけど、いかがですか。大丈夫そうですかね。

    4696:ま、そうね。後押しといえば【walk】かな。

    なので個人的にはね、これを歌ってみたに上げて欲しいなって思いがちょっとございまして。

    4696:歌ってみたと、これ踊ってみたもいけると思うんだよね。

    なんで、VOCALOIDの良いところっていろんなとこに派生していくところだと思っているので、その可能性も秘めてるんじゃないかなっていう思いも込めてこれにしようかなと。というふうにいろんな話を総合して、鑑みて悩んだんですけど、これで推させていただくことにしようかなというふうに思いましたので。大変申し訳ない、大変心苦しいんですが、発掘枠のイチオシ曲をこの曲でいきたいと思うんですけど、皆さん大丈夫ですか。

    全員:はい、大丈夫です。

    大変申し訳ございません。では今月の発掘枠のイチオシ曲ですね、【walk】で決定しました。皆さん、ありがとうございました。


    【3】座談会その4 これからのボカロ未来について

    下半期に突入してきましたTimesの座談会、様々な企画も行ってきています。その一環として、選曲を様々な方にご協力いただき編集を行っています。最後に座談会の感想、そして選曲をされている方は選曲をしてみての感想を語っていただき、座談会を終了させていただきたいと思います。ではまず初めに楓さん、お願いします。

    :今日はありがとうございました。後半の発掘に関してはすごい好きを語れたというか、めっちゃ語れて楽しかったというか、良かったなという感じです。ありがとうございました。ちなみに、まだ発行はされていないけど、キュレーターやらしてもらってるけど、自分の好きを選んでやれてるのがすごい良いのと、たぶん私の場合は好きな曲が好きな曲なんで「あ、うちがやってるんだな」ってばれる可能性があると思いますがよろしくお願いします。今日は本当、ありがとうございました。

    はい、ありがとうございました。では続きまして4696さんお願いします。

    4696:はーい、今回はありがとうございました。最多出演でございますけども。いやー、相変わらずのこの座談会、白熱しますな、面白いことでありますけども。やっぱり、日々楽曲の上がり方がえげつないなと思いまして。10月のボカコレの腕試しじゃないけどもっていうようなところもあったりとか、するのかーとも。ないとも言えない、あれなんですけども。聴いてみて新人さんも本当上手くなったって思って。今回は所々上手い手法使ってんだなーっていう人も多くて、やっぱ、新人が新人じゃねぇなっていう人たちが増えてきたっていうのは喜ばしいことなのかなーと思いますね。今回キュレーターやってみて、すげぇなって思う。やっぱり、The VOCALOIDO Times最初から発行しているあの人すげぇなって思って。こんなことずっとやってたんだって思うと頭狂いそうだよねって思うぐらいに、追いかけるの大変だなーっていうのはやっぱ思いましたね。いやー、これは凄いな。自分が選んだのは本当バラバラで、可愛いのから、かっこいいのから、おふざけから、何からって。感性で選んでみてってのもあれば、じっくり聴いてみてこれはってのもあれば。泣く泣く上げなかったやつとかもあったんですけど、楽しんでいただけたなら良かったなって思います!

    はい、お褒めの言葉ありがとうございます。(笑)

    4696:(笑)

    では続きましてスーさん、お願いします。

    スー:僕は今回、2回目参加させていただきまして、ありがとうございました。やっぱ初めての時はですね、たぶん緊張していてなかなか自分の良さとか喋れない部分もあったと思うんですけども、2回目ということで自分が出せたんじゃないかなと。(笑)自分のボカロが好きっていうのが出せたんじゃないかなと思っております。新人のボカロPさんの、さっき4696さんからもお話がありましたけども、クオリティがどんどん上がってるなっていうのをすごく感じています。メッセージ性が結構大きい、メッセージ性を結構含め楽曲を作っていらっしゃるボカロPさんが結構多いなって感じています。新着・発掘の決まりましたけど、これ前回も言ったかもしれないんですけども、ここから二次創作とか、クリエイターさんがその二次創作を観て元気をもらったりとかっていうのが絶対にあると思うので、こういう繋がり、やっぱニコニコ動画ならではの繋がりっていうのがあるんじゃないかなーと思っています。なので、皆さん是非新人ボカロPさん、そして今活躍されているボカロPさん、今伸びているボカロPさん達がいっぱいいると思うので、いろんな楽曲を探してみてはいかがでしょうか。今回はありがとうございました。

    はい、ありがとうございました。では最後にうまんごーさん、お願いします。

    うまんごー:本日は座談会、ありがとうございました。今回3回目で、7月の#45のキュレーターをやらせてもらってから初めての座談会になったんですけど。特にキュレーターをやる機会が今までなかったもんなんで、いっぱい曲聴いて自分の好きな曲なんだろう?この曲の良さはなんだろう?みたいな感じのことを考えながら聴くっていうのが、なかなか新鮮で面白い経験だったかなーと思いました。また今後もやっていけたらなと思っています。ボカロの曲をいっぱい聴いて良い曲ってなんだろうっていう行為っていうのが、ボカコレが今後もある中でそれにも通ずる部分があると思って、ボカコレにいっぱい曲が投稿される中でルーキーさんとかRemixもそうですけど、自分の好きな曲を見つけて「この曲、良い曲だよ」って広めるのがやっぱりめちゃくちゃ重要なイベントなのかなって思ってるので、そういう部分を磨きながらまたいろいろやっていけたらなと思っています。あと、座談会も毎回盛り上がって良いイベントなんで、僕個人の想いとしては生放送とかやってくんないかなーって思ってもいるんで、今後座談会も見てくれる人が増えたらいいなと思っています。というわけで、本日はありがとうございました。

    はい、ありがとうございました。以上で座談会8月号を終了とさせていただきます。ご参加いただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。

    全員:ありがとうございました。

    【4】座談会後記

    -1- エディター視点 座談会振り返り

    今回は何と言っても、新着、発掘共にすっと決まることはなく、白熱した議論が続き、最終的には私、エディターの想いから一推し曲を決定するような流れになりました。如何でしたでしょうか。最終的に1曲に決めるのは、毎回座談会を主催しているという事もあり、苦渋の決断になります。ただ、本当に言えるのは、候補にあげて頂いた楽曲は、全てが素晴らしい楽曲ばかりであり、どの曲も今月の一推し曲にふさわしい曲であると思います。その中から、1曲に絞らせて頂いた想いがあります。その決まるまでの経緯を文字という活字から熱量を感じて頂けると幸いです。


    -2- staff紹介

    では、ここで、座談会8月号にご協力頂いた皆さんをご紹介させて頂きます。
    • 座談会企画・進行・Editor&執筆者:エージェントNO.118
    • 座談会参加者:4696兎・スー・うまんごー・毬栗楓
    • 文字起こし等編集staff:moG・ベンゾー
    • ブロマガ掲載/転載フォロー:SmileS組織(運営)の皆さん

    -3- 最後に

    8月の座談会。如何だったでしょうか。座談会も回を重ねていけばいくほど、運用方法やそれぞれの参加者の選曲の個性が出ている観点から議論がより深くなっていっているのに、最初企画した際には、ここまで議論が白熱する程まで座談会が展開していくのを、考えていませんでしたし、想像もしていませんでした。でも、この熱意というのは、本当に素敵なボカロ曲の数々が多いことを証明しているのだと思います。その素晴らしい数々の楽曲を公開して頂いて下さる全てのクリエイターの皆様に心から御礼申し上げます。そして、10月にはボカコレも控えています。タイムズとしても何か出来ないかを考えています。そして、9月にはちょっとしたお知らせが出来るかと思いますので、本誌共々タイムズをどうか、宜しくお願いします。それでは次回、座談会9月号でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ

    提供:2021年8月31日 エディター&執筆者 エージェントNo.118
    次回配信予定
    • 2024/11/26
      The VOCALOID Times #202
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