#222 2025年9月30日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

こんにちは、ドロイドです。今回はインタビュー企画を掲載いたします。

【2】Creater Interview
Creater Interview #281 ヨハク

まずはボカロPの「ヨハク」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

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X:https://x.com/yohaku48q
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/130375283

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ヨハクと申します。作曲、イラスト、ちょっとした映像などをやっています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ボカロ曲や弾いてみたなどに興味を持つにつれて自然に存在を知った記憶があります。がっつりと関わるようになったのは自分でも作品を投稿するようになってからです。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

もともと遊びでちょっとした曲を作っていたのですが、たまたま「これはインターネットに出してもいいんじゃないか?」と思えるものができたのでそこから投稿を始めました。そしてすっかり作品を見てもらえる喜びを知ってしまい、今に至ります。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ボカロの中心地として、一種のコミュニティが形成されているイメージがあったためです。単に多くのボカロPがそうしており、ニコニコに投稿しない理由がないからという面もありました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

熱量のあるリスナーや、ユーザー発信の投稿祭などの存在が他のプラットフォームにあまりない点かと思います。前述のようにニコニコ動画をベースとした「ボカロ」というひとつのコミュニティがあるという認識です。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

正確には覚えていませんが、動画サイトでの関連動画や知り合いからのおすすめで自然と生活に入り込んできた記憶があります。ちょうどボカロが世間でも注目され始めた時期だったのかも。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

特にリスペクトしているのは米津玄師(ハチ)さん、いよわさん、ツミキさん、キタニタツヤ(こんにちは谷田さん)さん、照井順政さん、田淵智也さん、高橋國光さんなどです。また、「憧れ」とは少し離れるかもしれませんが身近な人でいうと落合一十くんと夜丹れにやさんにはすごく影響と刺激を受けています。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

普段から作りたい曲のテーマや方針をいくつか考えておき、外出中やぼーっとしているとき、楽器を適当に弾いているときなどにフレーズやメロディが降ってくるということが多いです。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞については韻の踏み方やワードチョイスなど、他の人の曲からインスピレーションを受けていることが多いかと思います。作詞のテーマといったもっとメタ的なところに関しては普段読んでいる本から着想を得ることがあります。メロディに関しては外部の情報を自覚的な起点として作り始めるとどうしてもそれに寄ってしまう気がするので、できるだけ自分の中から自然に生まれるのを待つようにしています。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

足立レイちゃんは生み出された背景や無機的な正弦波から作られた声といった要素が自分の表現したいものとすごくマッチしており、結果として自分の作家性としての印象をある意味で形作ってくれている存在だと思います。もちろん一つのキャラクターとしても大好きです。また、初めて歌ってもらった合成音声としてGUMIさんにもかなり思い入れがあったりします(しばらく歌わせてあげられてませんが……)。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

作品にもよりますがトータルでは2週間-4週間の間に収まることが多く、まとまった時間がとれたときなどは1週間くらいでMVまでできることもあります。ただしこれは着手からの時間なので、それまで構想を練ったり何も思い浮かばなくてクネクネしてる時間を含めるともっと長いと思います。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

確認できるものは全て見ています(二次創作をしてくださっている方々、本当にありがとうございます!)。素敵な作品を拝見しては「パワー」をいただいたりしています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

本当に最低限の機材で作っているので特にこだわりとまでいえるものはない気がします。今メインで使っているギターはエントリークラスの安いテレキャスターなのですが、電子音や合成音声のボーカルと合わせたときに映える音が出るので気に入っています。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

何よりも楽しく創作を続けていきたいので、無理のない範囲で頑張っていけたらと思っています。心身ともに健康に!

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも作品を聴いて反応を下さっている皆様のおかげで楽しく創作ができています。本当にありがとうございます!マイペースに続けていこうと思うので、マイペースに追っていただけるととても嬉しいです。

 
Creater Interview #282 いのうつはSA

つづいては、ボカロPの「いのうつはSA」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/nantoka_SA
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/132981795


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

いのうつはSAといいます!サービスエリア系ですね!寿司職人になりたかったです!最近は恐竜を発掘したり、鳩の交尾を見せつけられたり、ボカコレ2位だったりしました!わ〜〜〜〜

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

それはもうドーーーーォーーー!っと出会いましたね!あの頃は私もまだ物心ついてなかったものですからとても懐かしい。中学生の時から何故かうっすら知ってました。知らない間に出会ってましたね。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

なんかニコニコってとても秘密基地感があるからですね。みんな投稿してたからですね。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

なんかコメントとかいいですよね。あとタグが個人的に好きで人からタグをつけてもらいてぇ〜と思ってニコニコにも投稿しようと思いました。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

有名でなくても結構聴いてくださる方がいるところです。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

まどねすさんの質問コーナーで「全てあなたの所為です。」を聞いたのが出会いですかね。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

コサメガさん、kabanaguさんに憧れてます。惚れてます。特に「Collect such scenes!」と「丘にいる」はもう人生に影響するくらい衝撃を受けた曲で私の人生と言っても過言ではないくらいありがとうという感じでございます。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

ノリですね。ウラーーって感じです。最近はメロディから作ることが多いですね。コードから作ってしまうと雰囲気がコードに飲み込まれてるみたいで嫌なので。なんか割とセブンのコンビニに似てる気がします。いや違うかww

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

仕事中にいつも来ます。奴ら。それを自分から手を伸ばして叩きに行きます。叩くときのコツとしては肘を固定して笑顔をつくるというところ。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

ついなちゃんさん。ロリで可愛いねわ。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

ノッてる時は3日4日で長い時は1、2ヶ月です。正直バラバラです。でも自分は早く作らないと飽きてボツにするタイプのフレンズなので割と短めが多いです。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

おそらく全てに目を通せています。こういうのめっちゃ検索して監視するのが趣味なのでね。二次創作まじで嬉しいです。でも自分の作品がどこか遠くに旅に出ているようで寂しくもあります。なのでこんにちはは本当に大切です。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

YAMAHAのNS-SW050です。これテンション上がります。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

うーん、、、めざせ印税生活といったところでしょうか。楽に生きるために今頑張りますという感じです。ふわ〜っと音で遊んでこーって感じでやっていけたらいいなと思ってます。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

忘れないでくれてありがとうございます。これからも末長くお幸せに。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

少女終末旅行(Girls' Last Tour)は2人の少女、チトとユーリが荒廃した世界を旅する物語です。系統としてはほのぼの日常系。物語が進むにつれ明かされる世界の真実。なぜ世界は荒廃してしまったのか、なぜ2人で旅をしているのか。そしてその旅の果てには一体何があるのか。買いましょう。少女終末旅行を。(倒置法)まだ生きてるなら。

 
Creater Interview #283 TeTSU

次は、ボカロPの「TeTSU」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/futTeTSU
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/116049995/


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPの TeTSU です。
普段は Final Up Tempos(ファイナルアップテンポーズ) という、AIボーカルとのユニット形式で活動しています。

得意ジャンルはバンドサウンド系で、疾走感あふれるアレンジとメロディアスな展開が特徴です。
きりたん・重音テト・宮舞モカ・ROSE・GUMI・可不など、幅広いボーカロイド/AIボーカルを使って楽曲を制作・投稿しています。

ボカコレなどのイベントにも参加しており、最近では、バンドサウンドと疾走感全開のロックナンバー『超絶Komachiのファンファーレ』 を投稿しました。

これからも、自分らしい音楽を届けていけたらと思っています。改めて、よろしくお願いします!

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ニコニコとの最初の出会いは学生時代です。
それまではYouTubeでたまにニコニコ動画発の動画を見かけたくらいでした。
父が忘年会の景品でWiiを当ててきて、なぜかノリで『バイオハザード4』のソフトまで買ってきたのですが、家族全員ゲームが苦手で誰もやらず、結局ホラー苦手で少し別ゲームを触ってたくらいの僕だけがプレイすることになりました笑

後にそこからバイオハザードシリーズにのめり込んでハマっていくのですが、当時は案の定ホラーとその難しさに挫折…そこで、攻略情報を探してたどり着いたのが、ニコニコ動画の「ゆっくりレオンのバイオハザード4」でした。

その動画は、ただ攻略や上手いプレイだけではなく、ネタ満載で語られる“ゲーム実況”で、今まで見た事なく衝撃を受け、そこから他のゲーム実況やゆっくり実況等、ニコニコの動画の世界にどっぷりハマっていきました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ニコニコで作品を投稿したいと思ったのは、楽曲で使っていたきりたんというキャラクターがきっかけです。

楽曲を作るにあたり、1番最初に「この声で曲を作りたい」と思ったのが、東北きりたんでした。

当時、ミクや可不等と比べると、ボカロとしては比較的マイナー寄りの選択だったこともあり、折角聴いてもらえるなら、いきなり大手の場に出すより、まずは自分の好きを大事にできる場で挑戦してみたいという気持ちがありました。

ニコニコには多様なジャンルや声を受け入れる土壌があり、「自分が本当に作りたいもの」に真っ直ぐ向き合える空気があると感じました。
だからこそ、初めて作品を世に出す場所として、ニコニコを迷わず選びました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

僕が思うニコニコ動画ならではの1番の特徴が理由です。
ニコニコの一番の魅力は、全ての動画において、コメント機能による“リアルタイムな反応の可視化”だと感じています。
再生時間と連動したコメントがあることで、「このフレーズで反応があるんだ」「ここに刺さるんだ」といった発見が得られ、創作の振り返りにもすごく役立ちます。

単に“再生された”ではなく、“どう届いたか”が見えるのは、自分にとって大きなモチベーションです。
こうした体験は、YouTubeとはまた異なる価値として、大事にしています。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

他のプラットフォームと比べた時のニコニコならではの投稿する1番の強みやメリットは、横の広がりやすさにあると思っています。
ニコニコは、ただ楽曲を投稿するだけの場ではなく、「創作活動全体が交差する空間」だと思っています。
ボカロP・歌い手・絵師・動画師など、ジャンルの異なるクリエイターたちが集まり、自然にコラボや交流が生まれやすいのが大きな魅力です。

また、定期的に開催される投稿イベントもハイテンポで盛り上がりがあり、モチベーションの維持にもつながります。
単に“曲を出す場”にとどまらず、そのイベントをリスナーとして参加するだけでも様々なクリエイターとの出会いや刺激を貰える大切な場所です。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

とあるクリエイターの方が作られた人力VOCALOIDの動画がキッカケです。
学生時代ポルノグラフィティが大好きで、当時カバー曲含めてよく動画を漁りながら聴いていた時期がありました。
そんな中で出会ったのが、アイドルマスターの春香さんの声で「サウダージ」を歌わせた“人力VOCALOID”動画でした。

生の声じゃないのに、そこにはちゃんと“歌”があって、“表現”があって -その衝撃は今でもはっきり覚えています。
「機械の声でも、こんなに感情を乗せられるんだ」と思って、何度も繰り返し聴きました。
それが、VOCALOIDという世界を意識し始めた最初のきっかけです。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

憧れているクリエイターさんでいうと沢山挙げてしまうのですが、特に1人挙げるとしたらNeruさんです。
特に初期〜中期の頃のロック寄りの楽曲に強く惹かれました。

ボーカロイドとロックの組み合わせって、実はすごく難しいと感じています。
人の声であれば勢いや表情で押し切れる場面も、ボカロだと調整やメロディで“伝える力”を作らなければいけない。
そんな中で、初期からギターが激しい楽曲でも、Neruさんはボカロのメロディラインでしっかり主張と見せ場を作っていて、本当に絶妙なバランス感覚だと思っています。

また、ロック以外にもNeruさんの『ハウトゥー世界征服』は、複数ボーカルを活かしたアレンジや構成も含めて大好きな1曲です。
最近自分でも複数ボーカルを取り入れることが増えてきたこともあり、改めて学ぶところが多く、何回も繰り返し聴いている大好きな作品です。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

まずテーマを決めてから、メロディ→コード→伴奏→歌詞という順で作っていくことが多いです。
テーマはその時ふと湧いてきた感情を掛け合わせて膨らませる作ることもあれば、最近だと「七つの大罪」のコンセプトを決めて取り掛かることもあります。

メロディは、空いた時間に頭の片隅でずっと考えています。
ただ、僕は音感がほとんどないタイプなので、鼻歌をそのまま曲にすることは難しくて――
録音→アプリでメロディラインをざっくり解析→家にある鍵盤ハーモニカで再現してみる→DAWに打ち込む→ラララでボカロに仮歌させる…というプロセスで、なんとか形にしていきます。

歌詞は曲がある程度できてから書くことが多いです。
曲を作る段階で「ここにこういう言葉がハマりそうだな」と感じる部分が出てくるので、それを軸に、テーマと繋がるように整えていきます。
最終的にメロディが歌詞に引っ張られて変化することもあります。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞やテーマのインスピレーションは、映画・アニメ・ゲームなどの作品や、日常での会話や体験から得ることが多いです。
「こんな表現が作品でできたら面白いな」と思った瞬間をストックしておいて、それを元に**“今の自分が挑戦したいこと”**として引っ張り出して書いていくイメージです。

楽曲の構成については、流行のスタイルや、他の楽曲・解説動画から刺激を受けることも多く、「この構成、自分でも試してみたいな」と思ったところからテーマと組み合わせて形にしていきます。

メロディは、そうして決まったテーマや構成に則って自由に作っていくスタイルなので、テーマや構成こそが、メロディのインスピレーションの出発点になっている気がします。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

思い入れがあるのは、AIきりたん(東北きりたん)です。
もともと技術的にAIの分野に興味があり、Neruさんをきっかけにボーカロイドを知った流れで、「Neutrino」というニューラルネットワークを用いた無料の歌声合成モデルとしてAIきりたんの存在を知り、とても惹かれました。

当時、ロック曲を作りたいと思っていたのですが、ギターの音に負けない芯の強い歌声を探していた中で、きりたんの声のハリと力強さがぴったりで、「この声で作ってみたい」と思うようになりました。

何より、きりたんの声そのものがすごく魅力的で、個人的に遊びとしてカバーを作っているうちに、自然と自分の中で特別な存在になっていきました。
今では、オリジナル楽曲でも沢山使っている、まさにVOCALOIDの作品作りの世界に連れてきてくれた大切な存在です。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

凡そ、半年に一作品くらいのペースです。
僕はもともとモノタスク気質で、同時にいくつも曲を進めるのがあまり得意じゃなくて、結構遅めなんですよね。
最近ようやく並行して作品作ることで、投稿ペースを上げることにも挑戦し始めたのですが、なかなか難しくて笑

作曲のスタイルもあって、まず1曲のデモが形になるまでにかなり時間がかかります。
そこから編曲やMVの台本作成、動画制作なども含めると、だいたい半年に1本くらいのペースになります。
また、仕事やプライベートの都合もあるので、そのくらいのスパンがちょうど良かったというのもありました。

今後は、少しずつ慣れてきた並行作業を活かしながら、年に3本くらい納得したクオリティで出せるよう頑張っていきたいと思っています。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分の二次創作は、全部見ています!
やっぱり純粋にすごく嬉しいですし、別の方の表現が加わることで、曲の“ファッション”みたいなものが変わって、すごく活き活きして見えるのが楽しくて。

他の方の「○○してみた」やカバーもよく見ることがありますが、普段はオリジナル曲を聴くことの方が多いかもです。
ただ、表現やアイデアに詰まったときや、「この曲、どうやって魅せよう?」と悩んだときには、カバー作品に触れる事で新たな気づきがあったり、そこからアイデアをもらって参考にしたりしています。
他の人の視点に触れることで、新しい発見が得られることも多くて、とても刺激になります!

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

機材ではないのですが、作曲のデモ制作にはずっと「Domino」という無料の作曲ソフトを使っています。
学生時代、お金がない中で出会って、そこからずっと付き合ってきたツールです。

今ではCubaseなどの有名なDAWも使ったことはあるんですが、自分にはDominoの方がしっくりくる部分が多くて、相棒のような存在なんです。
無料ソフトらしく、音源の種類が少なくて不便なところもあるのですが、選択肢が限られているからこそ迷いも少なくて、細かい不便さも含めて楽しみながら作曲できるのが気に入っています。あとそこの不便さがなんか可愛いというのもあります笑

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

今はもっと自由に音楽を楽しみたい気持ちが強くて、しばらくはボカコレなどのイベントには出ず、フリー投稿で気ままに活動していこうかなと思っています。
まだまだやりたいテーマのストックもたくさんあるので、無理に追われず、自分のペースで形にしていきたいです。

楽曲の方向性としては、自分らしさは大切にしつつ、他ジャンルにも挑戦しながら、曲の幅を広げていけたらと思っています。
投稿ペースも少しずつ整えていって、無理なく僕自身も楽しみながら、沢山の楽しさを届ける作品を今後とも作れるような僕なりのスタイルを模索中です。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも聴いてくれている方、本当にありがとうございます!
そして、これから興味を持って聴いてくださる方も、出会ってくれてありがとうございます!

自分でも分かっているんですが、僕の楽曲はメジャーで流行っているVOCALOIDの楽曲のタイプではないし、突き進むような派手な活動スタイルでもありません。
でもだからこそ、聴いてくれた方にとって何か心に残るような、自分らしさを込めた作品をこれからも1つずつ届けていきたいと本気で思っています。

テーマもいろいろ挑戦しながら、時には流行も取り入れつつ、ずっと楽しんでもらえるような楽曲を、これからも作っていきます。
改めて、今後ともよろしくお願いします!

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

音楽活動を始めたきっかけとか、なんでバンド名にしたのかとか、実はまだ話したいことは他にもいろいろあるんですが……折角の機会なので告知を!

最新曲『超絶Komachiのファンファーレ』が公開中です!
激しい疾走感のあるロックサウンドに、めまぐるしく変わる転調、そして物語仕立てのMV。
聴いて、観て、歌って、たっぷり楽しめる一曲になっています。ぜひチェックしてみてください!

ここまで読んでいただき、またこのような素敵な機会を本当にありがとうございました!
アンケートを通して自分の活動を振り返ることができ、とても良い機会になりました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

 
Creater Interview #284 よしぶる

最後は、ボカロPの「よしぶる」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、X上にて公開収録を行う予定となっております。

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X:https://x.com/yoshiburu1020
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/292997


Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

よしぶると申します。
ジャズロックみたいなものを合成音声と一緒に作っております。たまに作風がぶれます。どうぞよろしくお願いします。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

なんか陰陽師が踊っていたので。おそらくこれが最初のニコニコの記憶です。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

初音ミクにみっくみくにされたので。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ボカロを投稿するのは基本ニコニコだと思っています。感覚的にはニコニコは国内、youtubeは海外向けです。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

タグと、投稿祭と、ボカコレアプリがあることが大きなメリットだと思います。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

ほぼニコニコとの出会いと一緒のタイミングでした。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

椎名林檎さんとヒイズミマサユキさんです。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

自身の思っていること又は何らかの物語について、歌うことを念頭において散文詩を描き、口ずさみ、気に入った箇所を抽出して文を直してまた口ずさんで、を繰り返します。まとまってきたらコードをつけます。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

物語全般に感動する時です。しばらく経った後、歩いている時にやってみたいテーマやメロディの一部が浮かぶことが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

はい。それは他ならぬ、知声さんです。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

約2ヶ月です。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

もちろん拝見、拝聴しております。きっと二次創作の公開に至るまで何度も聞いてくれて、ここはこういうふうに、と噛み砕いてくれているのかと思い感激しています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

Premier Sound Factoryの音源全般です。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

作品のクオリティを高めつつ投稿ペースを早めたいです。また、作曲依頼にも積極的にお応えしたいです。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

こういうの好きだよね!?を形にしているので気に入ってくれた皆様方とはうまい酒が飲めそうです。ひとつひとつのコメント、いいねの1クリック、すべて活動の糧です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

直近では、自身の投稿ではありませんが何かしら世に出る予定です。また、少なくともボカコレ2026冬には参加させていただきたく制作を進めてまいります。

 

いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

【3】お知らせ

いよいよ最終公開まであとわずかとなってまいりました。
ニコニコサポーターズSmileSとして発行するブロマガ記事は以下の通りです。

10月 7日(火)特別号インタビュー記事 10月21日(火)SmileS掲載最終号 11月~ メンテナンス休載(掲載場所等準備期間)

なお11月以降の掲載につきましては、場所を移して再スタートを想定しています。再スタート時には、Timesアカウントよりご案内させていただきますので、公開再開まではかなりのお時間を頂きますが、再開までお待ちいただけますと幸いです。

【4】最後に

#222。いかがだったでしょうか?引き続き、よろしくお願い致します。


それではまた次回、特別号・SmileS掲載最後の掲載号である#223でお逢いしましょう。

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド