#160 2023年12月25日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。早いもので12月の年内最後の発行となります。今年一年間、大変お世話になりました。今週も通常通りTimesを発行していきます。よろしくお願い致します。
さて、今回の選曲者(キュレーター)は、毬栗楓さんです。これはと思った楽曲らには、是非マイリス登録&いいねをお願いします。
まずは、数多く曲数がupされる中で、新作をピックアップしてお届けします。
※ルカさんのソロからはじまりそこから音の増え引き込まれていく楽曲です
※透明感のあるGUMIさんの歌声が素敵な楽曲です
絵:Chiαki
※とにかく切ない歌詞にミクの切ない歌がマッチした楽曲です
※ルカさんの優しく芯のある歌声に優しいピアノ音色優しい歌詞が素敵な楽曲です
※芯のある温かいピアノ音色とミクさんの歌声が素敵な楽曲です
※GUMIさんのゆったりした歌声が素敵な楽曲です
如何だったでしょうか。是非マイリス登録&いいねを通じて応援をして頂けると幸いです。
初投稿から5作目までの投稿を対象に、主にルーキーの投稿をご紹介していく、発掘!新人ボカロPのコーナーになります。今回も厳選して、数名。ご紹介させて頂きます。
※明るいテトさんの歌声に軽快なメロディが素敵な楽曲です
いかがだったでしょうか。飛躍、活躍が期待できる新人Pらをご紹介させて頂きました。もし知らない曲があった場合、楽曲に触れて頂き、新たに出てくる、新しいPの楽曲をいち早くチェックして、クリエイターを応援して頂けると幸いです。今回ご紹介している発掘Pは一例に過ぎません。これ以外にも素敵な楽曲が多岐に渡ってupされていますので、是非今回ご紹介した曲、ご紹介できなかった他のボカロ曲にもご注目下さい。
この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は5名をご紹介していきます。まずは、動画制作を行っている「oino」さんです。
なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #91 oino
X(旧Twitter):https://twitter.com/oino_movie
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
主にボカロMVや歌ってみたのMVの制作をしています。oinoと申します!
最近ですと、2023年夏に行われたボカコレや歌コレの作品にいくつか映像制作で携わらせていただきました。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
ボカロ曲の歌ってみたを聴いたのがきっかけです。(ニコニコはコメントが横に流れる感じがとても好きです!笑)
Q3: VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
上記と重なりますが、歌ってみたから原曲にたどり着き、そこから色んなボカロ曲を漁るようになり、沼りました!
Q4:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
憧れている方は沢山いますが、特にshuuyaさんやイクミさんです。映像の技術はもちろんですが、更にデザインや情報量の多さに何度見ても感動してしまいます。憧れのクリエイターさんです。
Q5:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
大体1〜2週間ほどです。調子が良い時は4日ほどで仕上げてしまいます!
Q6:作品制作にあたってのこだわりがあれば教えて下さい。
音楽の世界観・魅力を映像で最大限に引き出せるように拘っています。
音楽の意味というか意図を汲み取りながら、コンセプトに沿った映像にできるように沢山考えて制作しています。
また、イラストの質感・絵柄などの特徴も活かしながら制作しています。
Q7: 動画制作にあたり、こだわりの機材はなにかありますか?
Wacomのペンタブです!私はPCの操作全てマウスを使用しておらず、動画制作の際もペンタブ君が大活躍しています!
Q8:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品をチェックしていますか?
めちゃくちゃチェックしています!主に携わらせていただいたボカロ曲の歌ってみた動画が多いのですが、制作した動画を使っていただいている時は純粋に嬉しいです。
Q9:動画師としての活動を行っていてよかったと思える瞬間って何かありますか?
やはり依頼者さんに「oinoさんにお願いしてよかった!」と喜んでいただけた時です。
自分が作った映像で喜んだり楽しんでいただけるのは私にとって励みになります!
更にその先にいらっしゃる視聴者さんにも作品が届いているとめちゃ嬉しい〜!!!と跳ね上がっています!
Q10:ご自身の今後の展望などありますか?
更に技術を上げて、様々なジャンルの映像を制作できるようになりたいです。
自分自身技術や知識がまだまだ足りない!と思っているので、新しいことを取り入れながら、勉強も怠らずに頑張っていきたいと思っています。
Q11: 普段作品を見てくださっている皆様やこれから作品を見る皆様へ一言お願い致します。
ご依頼してくださる方々、また作品を見てくださる皆様いつもありがとうございます!
皆様の感想や暖かい言葉がいつも私の励みになっています!
大好きなこのボカロ界隈で繋がれていることが何より嬉しいです!出会ってくれて感謝ーーーー!!!!これからもよろしくお願いします!
続いてはボカロPの「Iceky(アイスカイ)」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #92 Iceky(アイスカイ)
X(旧Twitter):https://twitter.com/flogsing
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/78085002
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのIcekyと申します!
絵本のような、ファンタジーでありながらもどこか切ない作品を作っています。ボカロイベント『キラハピ2023』にて24位にランクインをした「ピクセルを越えて」が代表曲です。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
当時遊んでいたWiiUにニコニコアプリがあったので、ニコニコの動画が見たかったので意を決して会員登録をしたのがきっかけです。もう10年くらいになりますね。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ボカロPのOrangestarさんが新曲投稿していた『回る空うさぎ』を見て、「自分も作品を作りたい!」とビビッときたのがきっかけです。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
個人的にニコニコに対して思い入れがあって。
小学生の頃に出会ってからニコニコ動画がもつ独特な、カオスでありながらもどこか暖かさを感じられる文化が好きで、何かの形で自分もニコニコに携わりたいと思っていたからです。結果的にボカロPになっていました。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
既に多くの方に語られているとは思いますが、タグやランキング機能があることによって興味のある動画を探しやすくなっていることが大きなメリットだと思っています。自分も新しい音楽や動画を探す時によく利用しています。また、投稿者と視聴者や、ユーザーと運営、といった人との距離が近く交流がしやすいことも個人的に嬉しいことだなあと感じています。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
うごくメモ帳というDSソフトがきっかけです。
投稿されていたある作品内のBGMに使われていた「ワールズエンド・ダンスホール」を聴いて衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。当時ニコニコの会員登録方法がわからず、うごメモで60秒だけのワールズエンドダンスホールをひたすら聴き返していました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
前述したようにボカロPのOrangestarさんにはボカロPを始める上で特に大きな影響を受けています。
また、活動を開始してから出会った同じくボカロPの仲間や、ボカコレで出会った作品にも日々刺激を受けています。作品の面白さだけでなく、様々なクリエイターさんの制作への向き合い方なども勉強させてもらっています。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
お風呂でシャワーを浴びながら鼻歌を歌って、これだ!となったらすぐにスマホに飛びかかって、ボイスメモに残しておきます。作詞は、作品の世界観をある程度考えた上で、思いついたメロディーに合わせて作ることが多いです。だいたいPCやスマホの前で唸りながらなんとか捻り出しています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
他のボカロ楽曲や動画を見て、自分もこんなかっこいい曲を作りたい!と思った熱量をそのまま創作に向かうエネルギーにさせてもらっています。作品の世界観を作る上では、最近ではゲームや漫画からインスピレーションを得ることが多いです。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
IAです。ハマっていたボカロ曲にIAが抜擢されていることが多く、初めてお迎えしたボカロもIAです。調声をしていて、手をかけてあげればかけてあげるほど歌が上手になっていくのが見ていてとても嬉しくなるんですよね。付き合いが長くなるほど、もっと綺麗に上手に歌わせてあげたい!と思います。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
ものによりますが、多くは1ヶ月、もしくはそれ以上かかります。最近では自分で飼いきれないような、ダイナミックな作品になることがほとんどなのでいつも苦労します。。。仲間のボカロPにもよく作品のカロリーが高いねと言われます。自分もそう思います。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
もちろんチェックしています。自分も二次創作をすることがあるのでよく分かるんですが、あなたの作品が好きだという気持ちをなんとかして表現したい!という愛や熱量みたいなものを感じてとても嬉しいです。本当にありがたいです...。二次創作に限らず感想コメントも本当に嬉しいです。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
特にないかもしれないです...。強いて言うなら作曲ソフトのLogic Proです。iPhoneとの同期がとっても楽で助かります。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
長く創作を続けられたら嬉しいですね。創作を始めてから様々な作品や人と出会ったり、自分自身の行動や考え方が大きく変わったりと、生きていて刺激をたくさんくれるものなので、長く続けていたいですね。そういう意味では投稿祭やイベントに積極的に参加してみたいなと思っています。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
本当にありがとうございます...!救われています。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
11月にIcekyの新しいフルアルバム『のぞむ窓辺を越えて』がリリースされました!これ1枚で最近のIcekyを知ることができると思います。動画化されている曲も多いのですぐに聴けます、この記事からIcekyに興味をもってくれた方にぜひおすすめしたいです...!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次はボカロPの「Hatty.G」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #93 Hatty.G
X(旧Twitter):https://twitter.com/Hatty_g_P
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/122948139
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
Hatty.Gと申します!ベーシストで作曲家で動画師です
最新の楽曲は「拝啓、パライソの淵から」で、現在リマスターとバッチバチ動画を付けてます
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
中学生のころ、ニコニコ動画っておもろいサイトあるよってクラスメイトから教えてもらいまして、
当時レッツゴー陰陽師とかありました。最初おもしろフラッシュ倉庫とかの延長線上みたいな感じですんなり移行しまして、そこからなんとなくボカロに触れるようになってそこから一気に沼にハマりました
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
自分のバンドで作った曲を世に知らしめたいなと思いまして、その曲のボカロ版を作ってみたかったのが最初です。
友人たちの勧めもあってそれをボカコレに出して、そこからこの名義での活動が始まった感じです
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
もともと最初に触れた動画サイトがこのニコニコでしたし、ボカコレに出したかったこともありまして自動的にニコニコが最初の投稿場所になりました
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
Youtubeとの一番の違いは自分の作品をどんな人がチェックしてるか、好きになってくれたかどうかがわかりやすいところだと思います!
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
最初はメルトと出会って僕の人生は狂い始めました。
そのあとTreowさんのDrainと出会いまして、さらに狂いました!
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
先ほどの質問と答えがかぶってしまいますが、TreowさんのDrain です
いろいろ上達して改めて聞いてもこれは衝撃です。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
最初にキラーワードとメロディを組み合わせたものを作りまして、そこから肉付けしていきます!
結構ネガティブな歌詞になることが多いんですが、こういう感情も一つの本能だと思っていまして、「みんなに刺さるかな???」と自問自答しながら作ってます。
楽器隊はジャムセッションの経験から体が勝手に動いちゃうようなグルーブ感を追求してます!
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
ラテンの曲からコードをもって来たりしながら自然と決まっていく感じです!
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
Ciflowerと可不です!
この人たちめちゃくちゃ怒りの表現が強くて声を聴いた瞬間に「これだ!!」ってなりました
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
1ヶ月から2か月程度かけてます!
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
歌ってみたのMIXなどでかかわることも多くありますが、みんなの熱量がすごいですね。
少しずれてしまいますが、MIXなどご依頼いただいた際はなるべくご要望に沿えるように毎回必死です
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
いつも使ってるメインのエレキベースです!
こいつと一生添い遂げる気でいます。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
とにかく最強の作品を目指して頑張ります!次はボカコレかも???
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
僕の作品を見つけてくれて、そして聞いてくれて本当にありがとうございます!
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
12月末に楽曲のPVを出そうと思ってます。
無色透明際で出した曲なんですが、アレンジ、MIX、Mastering、そしてPVやらいろいろ超絶クオリティで進化していて、めちゃくちゃ別作品みたいになってます!お楽しみに
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次はボカロPの「お柴鉱脈」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #94 お柴鉱脈
X(旧Twitter):https://twitter.com/Oshibacomyaku
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/125201694
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
お柴鉱脈というものです。作った音楽や実家の犬の写真をインターネットに公開しています。最近はボーカロイドを使った歌モノを主に作っていて、ボカロPと呼ばれることが増えましたので、そう自称することにしました。また、Ōudonという、人がいっぱい集まって一緒に曲を作るユニット(なのかな?わかりません)に参加していて、そちらでもたくさん頑張っています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
小学生のころ、どうもニコニコ動画というサイトでは変な動画がいっぱいあるらしいぞということに気づき、やがてたどり着きました。その頃は下品なMAD動画やゲーム実況、ニコニコ技術部タグのついた動画とかをたくさん見ていた気がします。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
2022年に無色透名祭という投稿祭を知り、以前から興味のあったボカロ曲をこれに出してみようかなと思ったのがきっかけです。やっぱりボカロ曲ならニコ動にも出すものなのかなと思いながら(つまり、何も考えずに、と言って差し支えないです)投稿しています。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
上記と同じく、ボカロといえばニコニコ動画という印象が強いのと、ニコニコ動画で知った音楽や変な動画に大きく影響を与えられた人生をやっているので、恩返しか、あるいは仕返しのような気持ちがありますと言えば、ロマンチックということになると思います。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
月並みなことしか言えないのですが、いい曲を発掘したろうという人がいっぱいいる点が嬉しいです。そういった方々や、タグ検索、ニコニ広告のおかげで、出せば誰かに届くだろうという安心感があります。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
私が小学2年生くらいのころ、姉に見せられたうごくメモ帳の映像で、モナカファクトリーさんの「マーメイド」を知ったのが初めてだったと思います。その頃はボーカロイドとは何かを何も知らなかったので、ただ「素敵♫」と思っていました。その後同じく姉からの影響でsasakure.UKさんの音楽に出会い、そこからちゃんとハマっていきました。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
現代歌人の伊舎堂仁さんです。「ぼくたちを徴兵しても意味ないよ豆乳鍋とか食べてるからね」という歌が、心のアクセスしやすい場所にずっと置いてあります。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
自転車で外を走ったり、散歩したりしている間に、とにかく即興でフレーズを歌いまくります。そこで思いついた歌詞やメロディを起点に作曲を始めますね。こんなに運頼りな作曲も珍しいと思います。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
上記のようにとにかく外に出て歌います。あとは慣れないソフトウェアをこねくりまわしたり、好きな曲で使われている技法を真似してみたり、多分普通のことをしています。なにか大きな感情が発生したときに思いつくネタも多いのですが、そういう時は一旦気持ちが冷めてから、そのときの自分と距離を置いて制作に取り掛かろうと思っています。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
裏命です。初めて裏命を使った「ポスト」という曲自体に思い入れがあるというのもありますが、歌声の元となった理芽さんの音楽をよく聴いていたので、裏命が発表されたときは「天才の声が我々のもとに開放される!」と思ってとてもワクワクしました。合成音声に人格はないので、その歌声に衒いや恣意を感じにくいのが魅力だと思っています。
裏命はそのうえで、ちょっとすっとぼけた感じというか、シリアスすぎない感じで、たまに感情が漏れちゃった、みたいな声を出すことができるので、大変ありがたいです。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
1週間から数か月です。やるぞ!と思って作る時は1週間程度でできるのですが、こだわり始めたり、作詞が難航したときは途端に筆が遅くなります。また、基本的に難航します。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
まだあまり僕の作品の二次創作物は世には出ていないっぽいのですが、それでも何度かファンアートを描いていただけたことがあり、見つけたあと数日はウキウキしながら生活しました。自分の作品が、自分の手から離れたところで何かを生み出すきっかけになっていると思うと、とても嬉しいです。普段からエゴサーチをしまくっているので、隠していない二次創作作品があればすべて見つけます(嬉しいから)
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
あんまりありません!機材とかソフトウェアに、別の何かと比較してここがいいとか悪いけど味があるとか、そういうことを言えるほどの経験がないためです。すべてたまたま出会ってたまたま手元にあるだけの道具だと思っています。強いて言えば、DTMを始めたころからずっと使っているREAPERというDAWに多少思い入れがあります。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
色んな歌をいっぱい作って、あとはなんか、ライブができるようになりたいです。ちゃんとしたアルバムも出したいです。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
鶏五目
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
2024年1月のボーマスでEPが出るはずです♪(あるいは、出ているはずです♪)
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
最後はボカロPの「shu」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #95 Shu
X(旧Twitter):https://twitter.com/shu_horiike
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/116289713
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのShuと申します。本名は堀池 秀です。代表曲は「ヰヱロウ」「現代病快速」「脳柄伽藍堂」「創作性シンドローム」などです。
最近は新曲の「脳柄伽藍堂」が1枚絵動画投稿祭で2位・Billboard Vocaloid Songs で2位にチャートインしたのでそちらでご存じの方もいらっしゃるかと思います。
主に、実験的なノイズ・グリッチを多用したクラブミュージックを制作しています。Hi-Tech Fullon, Dubstep, Hardcoreを起点に、様々なジャンルを横断・ないしはどれにも当てはまらない実験的な展開や音作りを目指しています。
人生そのものを表現活動と定義し、顔・本名・生い立ち・学歴などのプライバシーをほとんどオープンにしています。バックグラウンドや人間性を知って更に楽しくなる表現活動をしています。歌詞でも「現実主義」を大切にしており、基本的に自身の主張・実体験をベースに歌詞を描いています。
ドラム・ベース等の楽器や使用音源は自作にこだわり、シンセでの生成やフィールドレコーディング音源から加工したノイズを多用しています。MVが現実の映像をベースにして作られている場合、実際にモデルになった場所まで足を運び、そこで録音した環境音を加工して音源を作っています。
作曲だけでなく、DJ、ギター・ベースの演奏やHip Hop MC、歌唱など幅広い活動を行なっています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
中学1年生の時に友人から薦められて、遊戯王系の音MAD、組曲、黎明期初音ミクの「みくみくにしてあげる」等を試聴してハマりました。反抗期や厨二病が重なり、まともに勉強もせず学校にも通えておらず、人生が辛かった頃でした。放課後に親に無理やり通わされた塾をサボって、持ち込み禁止の携帯電話に100円ショップのイヤホンを繋ぎ、渋谷センター街の道端に座ってずっとニコニコを見ていました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
人生が辛かった頃に救われたニコニコ/ボカロ文化に表現者として戻るというのはずっと考えていて、いざボカロPを始めた際に、ボカロ文化にとって大切なニコニコという場所に作品を投稿しないという選択肢はありませんでした。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコは日本のインターネット・カルチャーの産みの親であり、ボカロ文化にも欠かせない場所です。インターネットに育てられ、インターネットを活動の出発点にした僕にとって実家のようなものです。育ててもらった実家や居場所(HOOD)は大切にして全力で盛り上げて恩返ししたいポリシーです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
正直メリットをあまり考慮せずニコニコで活動しているのですが、「全曲周回」「ニコニ広告」「気軽なコメント」等独自の文化によって、作品が聴かれる可能性は他プラットフォームに比べて大きいと思います。また、投稿者のバックグラウンドも踏まえていじる文化があるため、深みのある活動ができます。楽曲をユーザーが評価する基準も他プラットフォームと異なり、例えばプロのような作曲家に独創性で再生数やランキングのジャイアントキリングをかませる可能性も秘めています。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
ニコニコに出会った中学1年生の頃、Ieven Polkkaやみくみくにしてあげる等の楽曲を知っている程度でしたが、8月に「ルカルカ★ナイトフィーバー」に出会い、衝撃を受けてハマりました。そのため現在でも巡音ルカさんと楽曲を作っています。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
基本的に特定の対象に憧れたり追いかけたりという経験をしたことがないのですが、好きなボカロPさんはsamfreeさん、八王子Pさん、かいりきベアさん、柊マグネタイトさん、STEAKAさん などです。バンドだと神聖かまってちゃん、9mm Parabellum Bullet、マキシマム ザ ホルモン、Ellegardenなど、エレクトロだとLucas&Steve、Brooks、Zomboy、Yellow Claw、lapix、かめりあ、PSYQUIなどが好きです。また、僕が代表をしているボカロPグループ「ボカ学」のメンバーの楽曲は大好きで多くを学んでいます。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
基本的にDropかサビから楽曲を作ります。作詞と作曲は同時に行います。アイデアが降りてきた瞬間に、スマホの録音でアカペラでラフ歌やドロップのイメージを録音し、それが電車内や移動中だった場合LINEのメモ等に楽曲構成や使用音源などのアイデアをメモします。また、レコーダーを常に携帯しており、街でいい音を見つけた際はすぐに録音をします。それがインスピレーションになることもあります。
常に作曲のことを考えているので、寝る時以外は全て制作時間だと思っています。
DAWに向かった際は、上の録音やメモのアイデアを元に、即興での要素追加も加えつつ、 数時間で曲を一気に書き上げます。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
きっかけは様々ですが、やはり現実主義的な作品を作る以上、感情の動きを大切にしています。自分自身がジェットコースターのような感情を持っているので、嬉しくとも悲しくとも何かを感じた時は大袈裟に受け取り、制作には都合が良いです。
特に僕が大切にしているのは「怒り」の感情で、最も筆が乗ります。
現実世界では対面で喧嘩をしたり言い争いをするのが苦手なのですが、何かが気分に障った時は抑えきれないほどの感情が溢れてしまい、その勢いのままに作品を作ります。
将来的に、その感情が「喜び」にシフトするかもせず、そこは分かりません。聴いた方々に同じように感情移入してもらいたい以上、コンプラや婉曲表現もあまり考えずにダイレクトに歌詞を書きます。
嘘を歌詞や音楽に表すことがとても苦手なので、激情の生まれた時に作品を作り、制作途中に感情が落ち着いたら全てを白紙に戻すことも多々あります。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
巡音ルカさん、たこルカです。ボカロにハマったきっかけが「ルカルカ★ナイトフィーバー」なので、その気持ちを大切にし続けたいのと、何よりビジュアルが大好きです。声の高低で複数キャラクターの立ち位置があるのが面白いというのもあります。他に好きなのは初音ミク、鏡音リン、重音テト です!
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
時間をかけると作れなくなってしまい、基本的に1~3日ほどで仕上げます。ただ筆が乗るまでは何もできないので、気持ちが入るまでに時間がかかることもあります。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
自身の二次創作に関しては全て試聴し、ニコニ広告などで支援をしています。僕の楽曲に対して時間をかけて咀嚼し、創作をしてくださるということがとても嬉しいのでできる限り支援したいなと考えています。よかった自身の歌ってみた等は普段に聴くプレイリストに入れて聴くことも多いです。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
DAWはFL Studioで、思い入れがあります。
エレクトロ楽曲を書くため、シンセやエフェクターは大量にあり、話すと時間はなくなります。キックはKick 2や実機シンセのMbase、 基本の音作りはSerum、リードはSpire、Sub BassはSylenth 1、小物はNexus、ピアノはKeyscape などと使い分けています。
エフェクターは基本fabfilterシリーズやKiloheartsシリーズで処理しますが、僕の音に大きく影響しているのはIzotope Trash 2というディストーションやAmerican Class AというAPIコンプです。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
何よりも今はプロセカへの収録を目指しています。最終的な夢は多言語話者ということもあり、世界的に有名なアーティストとなって日本のインターネット音楽を世界に広めることです。具体的にはTomorrowlandやUltraのような著名海外フェスに出演してパフォーマンスをしたいです。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
ばかShuき いつも応援してくださってありがとうございます!1枚絵動画投稿祭の雪辱を晴らすのでついてきてください!
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
12/24 大阪のコンカフェ「アルカディア」にて「アルボカ」というイベントにボカ学として出演します。
1/14には千葉県にて巡音ルカ15周年DJイベントに出演します。
Twitterの告知を見ていてください!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
#160。いかがだったでしょうか?皆様にとって、少しでも気になる楽曲との出逢いに繋がれば幸いです。
さて、あっという間になりますが、年内最後の更新となりました。今年1年走り抜けてきました。毎年記入をしているように感じますが、いつ終わってもおかしくないと思いますが、何とか続けてきました。来年はインタビュー回と選曲回を交互に公開していくようにしていく予定ですので、来年以降もどうか、よろしくお願い致します。
それではまた次回、#161でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ皆様、よいお年を〜!!
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド
キュレーター(選曲):毬栗楓
- 2024/12/10The VOCALOID Times #204
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