#177 2024年5月13日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。あっという間に5月も中旬。超会議も終わり、次のイベントに向けてという感じになるのかなぁ…という感じですが、Timesはいつものように発行をしていきます。今回は楽曲紹介と合わせ、月に1度の世界電力さんのコラム掲載回となります。超会議の話が書かれていますが、そうそうと思うことが多く書かれていますので、今号もよろしくお願いします。
久々になりますが、まずは新着楽曲の中から厳選して数曲ご紹介をさせていただきます。
企画:seira
絵:T山 https://twitter.com/tym_taro
動画:あげは https://twitter.com/ageage_kaza
Live2D:遍在 https://twitter.com/ubiquitous_exe
※新曲を待っていた!!爽やかなボカロック楽曲。ミクの調声と映像との世界観が最高です!!
※冒頭からサウンドと鏡音リンの歌声に引き込まれる!!踊ってみた動画がもし出てきた際、凄いことになるんだろうなぁ…と。BPM高めのアップテンポで爽やかな曲調が好きな方にはおすすめの1曲。
作詞:Noleven https://twitter.com/Noleven1
絵:あすぱらなす https://twitter.com/Dz6ZZLdr2B16EKr
※冒頭聞いた瞬間、「おもしろい!!」という言葉が出ました。爽やかなミク歌でありながら、和を感じる音も地理混じっていたり、クラップ音を思わず一緒に合いの手で入れたくなる不思議な感覚になった1曲です。クラブで聞いてみたいなぁ…とふと個人的に思ってしまいました。
イラスト:15番 https://twitter.com/151515tugai__
映像:872 https://twitter.com/8782872ya
※ハイパーアップテンポでかっこかわいいミクの曲です!!ミク、かわいすぎ〜!!
※ピコピコ音が印象的な電波系楽曲。りむるの歌声が癖になり、耳に残る1曲。
はじめまして、ボカロPの世界電力です。ニコニコサポーターズSmileS(The VOCALOID Times)ブロマガのスペースをお借りして、月に一度コラムを連載しています!
無色透名祭に投稿した『ポストずんだロックなのだ』や、ボカコレ2023夏の『警報のあった日』など、バンドサウンドを軸とした音楽作品を制作・発表しています。最近『水竜の唄』という楽曲を公開いたしました。今回もよろしくお願いします!
世界電力
さて、今回は「 ニコニコ超会議2024 」の話をしようと思います。現地参加の方もオンライン参加の方も、本当におつかれさまでした!!
ぼくは地方在住者で現地参加組のため、前日から幕張に前乗りし、超会議期間をたのしく過ごし、余韻を残したまま自宅に戻り、ようやく荷解きを終えたところです。そして満を持して、本コラムを書いています。
当日は、基本的には2日とも超ボーマス55にて自分のブースに滞在しつつ、他のボカロPさんのブースに売り子のヘルプで顔出しをしたり、オフ会ブースにて開催された『ぼかれびゅ超会議』に出演したり、と出店側としてスケジュールを詰めてしまった関係で、ボカニコや歌ってみた等のステージをはじめとして、あまり十分な散策ができず、すこし悔しい思いがあります。
ですが、そのぶん2日間でブースにいらっしゃった多くの方々とお話でき、今後の活動エネルギーをたくさんチャージできました。改めて、本当にありがとうございました!とてもやる気が出ました。
個人的に、ボカロカルチャーから見た超会議の良いところは、大きく分けて2つあると思っています。ひとつは「属性・イベントのクロスオーバー」、もうひとつは「出店側・来場側を問わず交流性の高いイベント」というところです。
ニコニコ超会議には
- ニコニコ動画で音楽・動画を視聴される方という大きな属性をはじめとして…
- DJ/クラブハウスカルチャーの方は、ボカニコを楽しみにして…
- プロセカのファンは、クリエイターズフェスタを目当てに…
- 「初音ミク」のファンは、超歌舞伎や即売会を期待して…
- その他、超絵師展・歌ってみたや踊ってみたステージなど…
当然ながら、さまざまな属性の方が訪れます。
たとえば従来のボーマスは、「ボーマスのためにボーマスに行く」方が中心に訪れる場所なので、いわゆるライト勢というか、ちょっと行ってみたいけど……くらいの興味レベルの方が参加を見送りやすい側面もあったかと思います。
これが超会議の場合、属性の異なるイベントが同時開催されているからこそ、「(メインイベント)の合間に(サブイベント)にも参加できる!」という動機で、ふだんDJイベントに参加しない方がボカニコに参戦したり、ふだんボーマスに参加しない方がクリフェスの流れでボーマスにも足を運んだり、など、いい意味で相互流入が期待できるデザインになっていることが先ず素晴らしいと思います。
ふたつめは、①ともすこし関連するのですが、そもそも超会議は交流性の高いイベントであるということです。
2日間開催の大規模イベントなので、ふだん出会えない遠方参加の方も多くいらっしゃいますし、1dayのボーマスやDJイベントよりもヒトや会場に余裕があるので、参加者同士はもちろん、出展者との交流も、よほど長蛇の列となっているブース以外は、比較的余裕をもってお話できます。
また、ブース出展者やイベント出演者が空き時間に会場を散策している場合もあるので、いい意味で、うれしい邂逅が発生しやすい実感があります。
さまざまな催しが同時開催される大規模イベントで、ふだん会えない遠方参加の方も多く集結していて、普段から作品をリスペクトしている方々が、イベント出演だったりブース出展だったりで広い会場に点在しているのは、やっぱりワクワクしますし、「いい機会だから、あの作品が好きです!とか言ってみよう」みたいにすこし気も大きくなりやすく、これってやっぱり超会議特有のお祭り感によるところかな……と思っています。
これはボカロに限らずなのですが、制作自体をひとりで完結できるジャンルの創作者は、こういった交流のきっかけがないと、永遠に横のつながりが存在しない孤独なクリエイターとしてひっそり活動する場合もあると(自分の実体験としても)感じているので、創作者の方とブースを挟んで何かをお伝えできる機会は、とにかくありがたかったです。
そして何より!普段ぼくの作品を視聴していただけているリスナーの方々から直にいただけるフィードバックこそ!とてもありがたかったです!文面と口頭では、それぞれ込められる温度感や載せられる情報量が異なるので、対面でいただける感想は、いつもSNSやコメントでいただけるものと違った性質のうれしさがあり、感謝とやる気がどんどん湧いてきました。
(これは「ぼかれびゅ超会議」でも実際にあったことで、レビュー文面を投稿してくださった会場参加の方にマイクを向けると、文面に落とし込む際に取捨選択した沢山のニュアンスが表に出てくる、という傾向がありました)
ということで、ボーマスなのか、クリエイターズクロスなのか、あるいはクリエイターズフェスタなのか、は今後の活動次第ですが、超会議でしか得られない栄養があることを実感しているので、ぼくは来年も出展者として超会議に参戦しようと思います。
ぜひ会場で、また会いましょう!
さて、本コラムの結びを兼ねて、直近の活動報告を以下にまとめさせてください。今月のトピックは3本建てです。
超会議当日は、こちらのブースで用意した頒布物すべてが早期完売となり、初日のPM以降にご来場された方々は頒布物を手に取ることができない状況になってしまったこと、大変申し訳なかったです。
現地にて電子版に関するご要望を複数いただいたので、ひとくちEP「どうぶつ盤」と「世界電力のバンドスコア」の2作品については、BOOTHにて電子版の販売を開始いたしました!
電子版の公開に際し、EPのクロスフェードもご用意いたしましたので、気になるぞ!という方は、以下BOOTHページをぜひご覧ください。
⋱空気を読むな!ボカロを語れ⋰ が標語のラジオ企画『ボカリス‼︎!』に、放送回#009〜#011の3週にわたってゲスト出演します!
自分の楽曲に対する制作者視点での解説だったり、ボカロシーンで影響を受けた3曲のご紹介だったりなど、MCの御丹宮くるみさん/後藤萌咲さん/鶴野有紗さんの御三方から頂いたボールを返す形で、ちょっと踏み込んだところまでトークしています。よろしければぜひ『ボカリス‼︎!』もチェックしてみてください!
ボカリス!!!
ボカロPのappyさん主催のイベント「ライブおひとりさま #8」に出演します!全演者「DJ+ライブパフォーマンス」縛りというコンセプトイベントになっており、世界電力はエレキギター持参でハイブリッドなライブを実施しようと考えています。5月31日(金)埼玉・大宮ヒソミネにて開催予定です。詳細は以下の投稿をご確認ください!
https://x.com/LIVEohitorisama/status/1784900640621154757
というわけで、本コラムは以上となります。オンラインでも実世界でも、ちょっとだけ幅広く活動できるようになり嬉しく思っています。それでは、また来月お会いしましょう!
#177。いかがだったでしょうか?皆様にとって、少しでも気になる楽曲との出逢いに繋がれば幸いです。
次回はインタビュー記事公開となります。次回もお楽しみに。
超会議も終わり、気が付くと次はボカコレの足跡が…。年中何かしらどこかしらでイベントや投稿祭が開催されていると、時が経過するのは、あっという間に感じてしまいますね。そう…その流れで恐縮なのですが、このタイムズも3年半です。間もなく4周年、5年目に突入するということに…。そこも衝撃なんですが、来年の切りのいい5周年になった際には、何かできるといいなぁ…とぼそぼそ思いつつ、もし5周年を祝ってのイベントというか何かやるとなった場合、ご協力いただけるクリエイターさんがいれば…お問い合わせくださいw(いるのかなぁ…)まだまだ先の話を最後に書いて恐縮ですが、今後ともクリエイターの皆様の為の何かお手伝いといいましょうか、橋渡しのようなことが継続的にできればと思いますので、引き続き、よろしくお願いします。それではまた、#178でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド
コラム執筆:世界電力