#186 2024年8月6日発行  発行者 ドロイド

【1】はじめに

 こんにちは、ドロイドです。8月に突入しました。今週もよろしくお願いします。今回もインタビュー企画をお届けします。

【2】Creater Interview
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この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は5名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「maro」さんです。

なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。


Creater Interview #185 maro
X:https://x.com/marobasss
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/116579530

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

はじめまして!普段ボカロPとして楽曲制作をしておりますmaroと申します。
血液型はB型、好きな食べ物はそうめん!
趣味はおさかな釣り、バドミントン、心霊スポット巡り、カラオケ、ダンスなどなどです
苦手なものは水泳と病院です(特に眼科は二度と行きたくないです)
最近の活動につきましては、主にEDMを主体としたオリジナル楽曲の制作や、作曲を通して他の活動者様とのコラボや投稿祭等のイベントへの参加に積極的に取り組んでおります

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

出会いは中学生の頃ですね。世の中で初音ミクが注目され始めたのがその頃で有名な黒うさP様の「千本桜」が特に注目を浴びていたのを覚えております。当時は田舎に住んでいてスマホが無い為情報収集が難しく、PCを持っている友人の家に集まり、インストと歌詞が流れるニコニコ動画の1つの文化「ニコカラ」を利用し、みんなでボカロ曲やアニソンのカラオケごっこをしていたのを覚えています

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

ニコニコ動画でボカロ曲を聴くことがほとんどだったので、自分がボカロPをやろうと決めた時からニコニコ動画に投稿するのが当たり前のような感覚でいましたね。
その当時はニコニコ動画で行われている投稿祭等は一切知りませんでした。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

仰る通りYouTubeは世界的にとても有名で、観ている人口も比較するととても多いと思うのですが、ニコニコ動画は初音ミクを始めとした日本のネット文化の根本であり、ニコニコ動画を観ている方はネット文化に精通されている日本のユーザーが多いんじゃないかなと初投稿より前、私がユーザーの立場だった頃からそう感じておりました。
自分の作品は自分が育った日本ではどのような反応が頂けるのかというのがとても楽しみでした!

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニコ動画はリスナー様から反応を頂きやすいという点ですね。
ニコニコの最大の強みはやはり流れるコメントのシステムだと思っております。動画に重なる形で次々に流れるあの仕組みは、他のプラットフォームよりも気軽にコメントを打ちやすいと思うんですよね。
初投稿時に他のプラットフォームと比較をしたのですが、再生数もコメントの数もニコニコ動画の方が多かったです。その中でも「初投稿おめでとう!」や「これから頑張ってね!」等のありがたい励ましのコメントが多かったのもニコニコでした。その時にニコニコでは始めたての名のない私でも観てくれる人がいるんだなぁと感動したのを覚えております。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

実はボーカロイドとの本格的な出会いは高校生の時でした。先程中学生の時にニコカラでボカロ曲を歌っていたと述べましたが、実はその時は原曲ではなく「歌ってみた」としてカバーされている歌い手様の作品を聴き漁ってたんですね。当時ボカロの声は音楽の世界でも異質な部類で、周りのネット文化好きの子でも好き嫌いがはっきり分かれている印象がありました。
私は小さな頃から人間の歌声を聴き続けている延長で自然と人間の声を選んでいたような気がします。なのでボカロ曲を聴いていた、というよりは好きな曲が実はボカロ曲だった!なんてことがよくありました。
対照的に原曲、つまりボカロの歌唱を進んで聴くことは当時少なかったです。ボカロというものがあるんだなくらいの認識でした。

それから大きく気持ちの変化があったのは高校の音楽の授業でした。平凡とした学校の普通科だったのですが、音楽の先生が面白い人で生徒1人1人にiPadを配布して「初音ミクを歌わせてみよう!」という授業があったんですよね。いつも適当に授業を受けていた私はその授業で世界がひっくり返ったかのような衝撃を受けました。
初音ミクが私の入力した文字を話している!!!
授業の最後には曲になっている!!!!!
リコーダーもできない、楽譜も読めない、音楽の成績が5段階中「2」だった私はこの授業を期に将来ボカロで自分の好きな曲を作り表現してみたい!無謀ながらそう思いました。
それから自然とボカロの歌唱を多く聴くようになりましたね。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

憧れているボカロPさんは実は海外のボカロPさんで、CircusPさんという方です。
数々のボカロPさんを聴き漁っている最中、「HATSUNE MIKU EXPO 2016 E.P」というイベントのコンピアルバムを聴いていた途中、「Ten Thousand Stars」という1曲が凄い自分の中に刺さったんですよね。その曲がCircusPさんが作られた作品だったんです。それから作品を追わせていただいているのですが全部ドンピシャでもうびっくり!コード要素をふんだんに使用したエレクトロミュージックにとても憧れております

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

私は作詞と作曲の土台は同時進行で行う事が多いですね!美味しいもの食べて、河川敷に行って、気持ちの良い環境の中でイメージしたものを歌います。気分はもう一流のアーティストです。つまり私は米津玄師です。
そして歌っているところをスマホに録音し、録音して持ち帰ったものをPCに入れて、作曲ソフトで組み立ていくってイメージですね!組み立てている最中にこうした方がかっこいい!とか発見したら色々手を加えていく。といった感じに。
逆に言うと行き詰まったり、お腹がすいたテンション低い時とかは本当に何も思い浮かびません。この制作のムラを無くしていきたいですね。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

インスピレーションを得るきっかけは、やはり今までの経験を思い出して得ることが多いですね!実体験はもちろんそうですが映画やゲーム、漫画や本といった見たり読んだりして得た経験も大きく作品に活かされています。アウトプットも大切ですが、それと同じくらいインプットも大切だなぁと最近特に思うようになりました。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

小春六花ちゃんです。
単純にビジュアル、見た目が私の好みということもありますが、実はこの小春六花ちゃん、最近ボカロPではお馴染みの「シンセサイザーV」という合成音声ソフトを購入して私が初めてお迎えしたキャラクターなんです。この「シンセサイザーV」がボーカルを担っている楽曲を聴かれた方はもう既にお分かりかと思いますが、もうボカロとは思えない程歌唱が人間に寄っていてびっくりしたんです。そこからとても惚れ込みました。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

曲によって大きく幅がブレるのですが2〜3ヶ月はかかることが多いですね。
得意なEDMのジャンルでこのくらいなので他のジャンルに挑戦するとなるともっとかかると思います。これからも沢山学んでいきたいですね!

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

ありがたいことに私の作品を「歌ってみた」としてカバーして下さる方や「演奏してみた」で弾いて下さる方がいらっしゃいまして、その一つ一つの作品に私はとても感激し感謝しております。二次創作に関しましては様々な意見を頂きます。「原作から離れすぎたアレンジだと怒ったりしませんか」「作者の意図通りにした方が良いですよね」など。
作者によって違うとは思いますが私は特定の人を咎めたり政治や宗教に絡ませることがなければアレンジはどんなものでも大歓迎でございます!!
一つの作品を一斉に見た時にそれを感じとって思い描くものって一人ひとり違うと思うんですよね。培って来たものもみんなバラバラですし。私の作品を見て、自分なりに表現したい!って思って下さるのはボカロPをしていて最も嬉しい瞬間かもしれません。
勿論私が何を思って作ったのか。私が伝えたかったものを汲み取り解釈したい!と仰って下さることもこの上なく嬉しいです。その瞬間、心の底から作って良かったなと思えるんです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

スピーカーで愛用しているものとして
IK Multimedia のiLoud Micro Monitor があります!
私はたまに気分転換でカラオケに作曲機材を待って行き作業したりするんですが、その際に使用するこのスピーカーは小型ながらとても音の解像度が高くて良いんです。作曲としてだけでなく普段使いでもおすすめな一台です

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

短期的には作曲のジャンルを広げ、出来ることを増やしていきたいと思っております。
また、長期的には日本だけではなく海外に向けた私なりの音楽を展開して行きたいと思っております。せっかくネットという世界と繋がれるツールがあるのでこれを活かしてCircusPさんが日本に認められたように、私も外国の音楽文化に認められるようなボカロPを目指して行きたいですね

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

私の作品を聴いてくださってる皆様、いつも本当にありがとうございます。創作を通じて仲良しになれた方、素敵な感想を伝えて下さる方、支えて下さっている皆さんのおかげで今私は創作活動を続けることができてます。
落ち込んだ時には今まで頂いた素敵なコメントをこっそり見返したりして自分を勇気づけているんですよね!
これから作品を聴いてくださる皆様へ、私の制作は奇抜なテイストを軸にいろんな事を試しております。是非一度、作品に触れて下さるととてもとても嬉しいです!

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

先程も述べた通り、私が今日まで元気に楽しく活動できているのは応援してくださっている皆様のおかげです。これからも活動を通して時には面白いことを言い合ったり、時には悩みごとを相談したり、皆さんと様々な面で交流できたらなと思っております。
こんな私ですがこれからもどうぞ宜しくお願いいたします!( ˶  ᷇ 𖥦  ᷆ ˵ )

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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続いては歌い手の「碧癒音あすか」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #186 碧癒音あすか
X:https://x.com/Asuca_songs_xx
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/33024584

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

はじめまして、碧癒音あすかと申します。
まだまだ始めたばかりの歌い手兼Vライバーしています!
主な活動場所はIRIAMとRealityです!
Realityでは碧癒音 あすかとして、IRIAMではトライロプラダクション所属のVライバー翠月未来歌(みつき あすか)として活動しています。よろしくお願い致します。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

実はあまり覚えていなくて・・・(笑)たぶん何かの動画をみたくてニコニコに出会ったんだと思います。。。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

昨年、参加させていただいた企画がきっかけですね。クリスマスの歌ってみたの企画です。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

YouTubeのユーザーさんだけでなくニコニコ動画さんのユーザーさんにも聴いて頂きたいと思ったからです。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニコの企画などに参加できること、そこを通じていろんな人たちと出会えることだと思ってます。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

実は最初VOCALOIDには興味なかったのですよ。最近は歌い手さんが歌ってるのを聞いてかっこいいなぁって思っていろいろ聞いてみるようにしています。

Q7:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

覚える速さにもよるのですが、歌入れは1か月お時間を余裕にいただいてます。あとはMIX師さん方の予定もあるのであわせてます。

Q8:いつもどうやって収録をしてますか?

AG03をPCにつないでStudio One で録音してます。

Q9:ご自身の今後の展望などありますか?

まだまだ始めたばかりの歌い手ライバーなので沢山歌ってみたを公開したり、配信とかVライバーの活動も楽しんでいきたいと思います!

Q10:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも私の声を聴いてくださりありがとうございます!駆け出しの歌い手ですが、どうか私の声を聴いていいなって思っていただけたら嬉しいです!

Q11:その他、ご自身がお話してみたい内容 (告知等)  はありますか?

歌い手としては少しずつ自分のペースで出していけたらいいなって思ってます。
Vライバーとしてですが、翠月未来歌(みつきあすか)でトライロプロダクションに所属してIRIAMにて活動しています。
毎日20:00〜定期配信をしていますので、ご興味ある方は遊びにきていただけたら嬉しいです!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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次はボカロPの「ふみえーる」さんです。

※今回は音声公開版はございません。記事のみの公開となります。予めご了承下さい。

Creater Interview #187 ふみえーる
X:https://x.com/fumiere_musiQue
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/123852854

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

ボカロPをしておりますふみえーると申します。「物語を紡ぐボカロP」として、主にストーリー性のある物語音楽を作っております。

最新のオリジナル曲は2024年5月の「架空アニソン祭2024」にて架空アニメ「魔法探偵ユーマ」のOPとして制作した「ミステリアス・ミステリー/Yuma・鏡音レン」です。

また、2024年7月21日に開催されたボーマス56にて所属しているサークル「とにかく蔵書の癖が強い図書館」より新譜「Fortune Collection~Starting Piece〜」を発表し、そこに「ボクの夜夜中/Yuma」という曲で参加しております。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

知人からボカロ曲という存在を教えてもらったのがきっかけです。それが聴ける(観られる)プラットフォームとしてニコニコを知りました。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

長い間ボカロ曲は聴くだけのもので、まさか自分が作るとは夢にも思っていませんでしたが、ふとしたきっかけで自分でもボカロ曲を作れるようになったので、それならばニコニコに投稿しようと思った次第です。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

上記の通り以前からボカロ曲はニコニコで聴くものというイメージがあったので、ボカロ曲を制作した以上ニコニコに投稿するというのが自分の中での自然な感覚でした(もちろん今はYouTubeもあるので、そちらにも投稿はしております。)。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ボカロ曲を聴く場として定着しているので、投稿祭等を通じてあまり有名でないボカロPの曲であっても聴いていただける機会があることでしょうか。あと、投稿して改めて感じたのは、動画の中の細かい箇所についてリアルタイムのコメントをいただけるのは嬉しいということですね。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

前の質問の回答とかぶってしまいますが、知人にメジャーアーティストの曲ではないボカロ曲というものがあると聞いたのがきっかけです。当時のメジャーアーティストの曲とはまた違う雰囲気の物語性のある曲が多く、そのあたりが新鮮に映って興味を惹かれたので、ニコニコなどでボカロ曲をよく聴くようになりました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

ボカロPさんで言うと、Nemさん(「嗚呼、素晴らしきニャン生」や「夢喰い白黒バク」など)やNeruさん(「再教育」や「ハウトゥー世界征服」など)が印象に残っています。設定等がしっかりしていて、物語性が感じられる曲が好きですね。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

頭の中に浮かんだフレーズを自分で歌ってみたり、ピアノで弾いてみたりしながら作っています。他の方の歌詞に曲をつける場合は、その歌詞を自分の感覚で歌ってみるところから始まる場合も結構ありますね。そのようなやり方で一部できたところから徐々に膨らませて全体を作っていきます。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

基本的に物語音楽を作っているので、ベースとなるお話からイメージを連想して作っていくことが多いかなと思います。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

まずは「鏡音レン」です。レンくんとはボカロ曲を聴いていく中で出会ったのですが、少年らしい声とビジュアル、そしてリンちゃんと対になるキャラクターという設定がとてもいいなと思って好きになりました。先程の挙げたNemさんの「夢喰い白黒バク」など曲もよく聴いていましたし、ときにはグッズなども買っていましたので、ボカロPを始めるときも初めてのパートナーは「鏡音リン・レン」で即決でした。

あと、最近の私の活動を語る上では「Synthesizer V AI Yuma」も欠かせないかと思います。Yumaくんの声は、VOCALIDであるレンくんとはまた違う(人間に近い)カテゴリーでとても好きな声なんですよね。公式ビジュアルがないのも却って「うちのYumaくん」を自由に想像できますし、ちょっと調声をすればまさに好みの声で歌ってくれるので、もはや理想の専属歌い手みたいなイメージです。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

フルサイズのオリジナル曲の場合は、構想を始めたところから他の方に依頼しているものも含め動画の完了までと考えると現状では概ね3ヶ月程度かかっています。短いものやカバー曲などはもう少し短い期間かと思います。

なお、1曲作って次の曲に取り掛かるという形ではなく、複数の曲を並行して制作していますので、必ずしも3ヶ月に1回新曲を出すようにしているというわけではありません。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

まだそんなに数が多くないということもありますが、自分の作品の二次創作については全てチェックしています。自分の作品をそのように楽しんでいただけるのはとても嬉しいなと思っています。

また、自分の作品以外の二次創作作品を視聴するのはボカロPを始める以前から好きで、歌ってみたやMMDなどいろいろと観ています。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

機材に関しては疎い面があり、詳しい方にお薦めいただいたものを使っているという感じなので、特にこだわりと呼べるほどのものはありません。

強いて言えば、キャラクターへのこだわりはかなり強いので、前の質問で答えた合成音声ソフトも「機材」だとすると「鏡音リン・レン V4X」と「Synthesizer V AI Yuma」になるのでしょうか。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

とりあえずは継続的に活動していくことです。いろいろ大変なこともありますが、まずは自分に無理のない範囲で活動を続けていくことが一番大事かなと思っております。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

私の作品は担当するボーカルや曲調等すべてが私の好みに基づいて作られているので、正直なところ万人受けするのかな?と思うことも多々あるのですが、そんな中私の作品を聴いてくださり、好きだとおっしゃってくださる皆様には本当に感謝しております。また、自分の「好き」が分かち合えたような気がするのもとても嬉しいです。

まだふみえーるの作品を聴いたことはないという方もたくさんいらっしゃると思いますが、これから聴いていただける皆様ともご縁がありましたら幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

これからもレンくんやYumaくんたちといろいろな物語音楽を作っていくつもりでおりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

 
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次はボカロPの「Glue」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #188 Glue
X:https://x.com/_Glu_E_
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/77243007

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

Glueといいます。2018年からボーカロイドと音楽を作っています。メロディが特徴的で綺麗なポップスを目指しています。今年4月に2nd full album 「空色に染める迄。」を発売開始しました。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

ニコニコに最初に触れたのはパソコンを親から借りるという名目で触り始めた小学生の頃、当時まだ子供だったこともあって、ニコニコで初めて見た動画はネタ系の音MADだったと思います。

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

楽曲投稿をしようと決意したのは、まだ小学六年生か中学一年生の頃、当時パソコンの資格を取るために通っていたパソコン教室で、MMDをすごく上手に扱われている方と出会い、子供の自分にボカロ楽曲はプロじゃなくても作れることを教えてもらい、憧れだったステージに自分も立ちたいという思いでスタートしました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

ニコニコメインでボーカロイド楽曲を聴いていたので、思い出補正が強かったのかなと思っています。当時まだボカロ文化=ニコニコの文化という意識が強かったので、その憧れからかもしれません。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

ニコニコでは、Youtubeに比べて動画を発掘する能力に長けているので、投稿した楽曲を見つけてもらいやすい点にあるのかなと思います。また、投稿文や弾幕の仕様を変更できるのが個人的に好きです。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

VOCALOID作品に初めて触れたのは、実はニコニコに触れる少し前、当時3DSにて無料配信されていた「うごくメモ帳」というゲームのオンライン投稿機能で出会った、椎名もたさんの「ストロボラスト」という楽曲が最初の出会いです。この楽曲を聴いてから椎名もたさんの楽曲を沢山聴くようになり、椎名もたさんの楽曲を聴くたびにボーカロイド楽曲が好きなんだなと感じるようになってきて、様々な作品を追いかけるようになってきました。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

椎名もたさんは僕のルーツとも言える存在です。楽曲の雰囲気から、メロディ、歌詞、音の組み立て方など、様々な面でリスペクトしています。
また、wotakuさんは、様々なジャンルの楽曲をハイペースかつ高クオリティで作られているので憧れています。
他にも、ピノキオピーさん、ツミキさん、youまんさん、アオワイファイさん、竹椅子さん、Mealerrandさんなど、挙げ始めたらキリがないほどいます。

Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?

メロディは鼻歌で歌っているといつの間にかできていることが多いです。ボイスメモは欠かさないようにしています。
作詞は、"色シリーズ"においてはひとつの色とそれから連想した何かで創作するイメージです。失恋の曲を書くのが少し得意です。

Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?

歌詞はひねりだすイメージなのであまりなんとも言えませんが、メロディは散歩中や自転車で走ってる時、シャワーを浴びている時などの鼻歌がきっかけになることが多いです。

Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?

初めてお迎えしたミクさんはやはり特別です。ミクさんが自分の楽曲を歌っているとやっぱり1番馴染んでいる感覚があります。

Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

一定ではないですが、最も早くて一日で仕上げたことがあります。平均的には1~2ヶ月ほどだと思います。

Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?

自分の場合FAが一番多いのですが、欠かさずチェックするようにしています。心が非常に温まっております。嬉しいです。

Q13:こだわりの機材はなにかありますか?

こだわりと言うほどでもないですが、最近指ドラムを導入しました。楽しいです。
DAWはStudio Oneを使い続けるのかなと思っています。

Q14:ご自身の今後の展望などありますか?

今後はたくさん楽曲を書き、MVも多く投稿し、即売会でCDを沢山売り、DJなどのオフイベにも出演していきたいです。
Glueの活動として具体的には、色シリーズというシリーズをさせて頂いているのですが、そろそろ投稿としても、アルバムとしても完結に近づけていきたいとも感じています。

Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

いつも楽曲を聴いてくださりありがとうございます。または、興味を持ってくださりありがとうございます。
時間は有限ですが、幸いにも自分にはまだ長く残されているので、できるだけ多くのステキなメロディを皆さんに届けていけたらなと思っています。これからもよろしくお願いします。

Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?

ボカロP以前に、ボカロリスナーとして、皆さんに自分が好きだなと思った楽曲をたくさん布教する、ということもしてみたいな〜などと思っております。ところで、Glueは下半期に沢山新曲を出す予定なのでよろしくお願いします。

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

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最後は歌い手の「こうもり」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。

Creater Interview #189  こうもり
X:https://x.com/koumori_nana
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/58159212

Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。

こうもりと申します。歌い手活動をメインに、ツイキャスなどで配信活動も行っています。別名義になりますが、歌ってみたのMIXもしています。

Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。

実はきちんとした出会いはもう覚えていないのが実情ですね……MAD系を色々と見ていたり、あとはボカロを聞いてたなっていう記憶はあります。手書きMADは作ってみたいと思ったこともありましたね(笑)

Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。

実は歌ってみたを始めるきっかけにも繋がるのですが、X(旧Twitter)で『百歌リサイタル』というイベントの概要を見つけたんですよね。ニコニコ動画のお祭りイベントで、初心者大歓迎という文言を見て「これは参加するしかない!」と意気込んで投稿させて頂きました。

Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。

『百歌リサイタル』があったからというのが一番の要因ですが、YouTube自体の場所が大きすぎて聞いてもらえないのではと思っていたのもあります。ニコニコ動画が小さいとかそういう話ではなくて、今はYouTubeの方が規模が大きいだろうなあという印象からですね。イベントに参加しているおかげもありますが、ニコニコ動画の方が動画が再生されているのでニコニコ動画にはすごく感謝しています。

Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?

無料のチケットでニコニ広告を打てる事や、コメント欄が匿名なのでコメントをするのに敷居が低く感じることでしょうか。率直に思ったことを書けるのは一つの強みに感じます。

Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。

実は初めて聞いた楽曲は版権曲を歌わせていたものだったんです。KAITOとMEIKOで歌わせていたものだったのですが、それが自分の癖にとてつもなく刺さるものだったので(笑)それから気になって色々な楽曲を検索して聞くようになった感じでしたね。

Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。

正直周りにクリエイターの方が多いので皆さんのことを本当に尊敬しています。歌詞、音、楽曲構成……どれをとってもそれぞれでとても素敵な色のある作品を作られているのでその中でどれを歌わせていただくか悩んでしまうぐらいには好きな方々が多いです。

Q8:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。

状況にもよりますが、大体収録に半日~1日、MIXで2~3日、動画作業で2日~3日ぐらいかかってるので総合して1週間ぐらいかなと思います。それより早く終わるときもあれば、もう少しかかることもあるので本当に状況によりけりなところはありますね。

Q9:いつもどうやって収録をしてますか?

自宅録音なので、パソコンデスクに座ってスマホで歌詞を見ながらパソコンと繋いでるマイクに歌っています。

Q10:こだわりの機材はなにかありますか?

現在少しずつ集めている最中で、まだ足りないものが多い感じですね。ニコ生等もやってみたいのでAG03や新しいマイクが欲しいなと思っているところです。

Q11:ご自身の今後の展望などありますか?

今後はもっと歌の練習をしたりMIXの腕をあげながら、少しでも多くの方に自分の歌ってみたを聞いてもらえたら嬉しいなと思っています。まだ大きく『こうしていきたい』というビジョンが見えていないのですが、それも含めて少しずつ先を見ていけたらと思っています。

Q12:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。

応援してくれている方も、このインタビューで初めてボクを認知した方も、本当にありがとうございます。歌い手としても配信者としてもまだ2年も経っていないボクですが、これからも自分のペースで歌を歌っていけたらいいなと思っていますし、それを聞いてもいいかなと思ってもらえる様に頑張っていきたいと思っています。どうぞこれからもよろしくお願いします!

 

※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります

いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

【3】最後に

 #186。いかがだったでしょうか?次回もインタビューの模様を掲載いたします。引き続きよろしくお願い致します。


 それではまた次回、#187でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ

エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド