#189 2024年8月27日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。今回は久々に新着楽曲紹介と世界電力さんのコラム掲載となっています。選曲久々だったので、少々少なってしまっているのはごめんなさい。今号もよろしくお願いします。
久々になりますが、まずは新着楽曲の中から厳選して数曲ご紹介をさせていただきます。
※言葉遊びが面白い。まるでもじぴったんを遊んでいるような感覚になるのが不思議です。歌詞と曲調にも是非注目して聞いてほしい1曲です。
視覚:揚田なす https://x.com/agetanasu55
MIX:カウス https://x.com/itazurateioh
※重音テトのパソコン画面上で繰り広げられる様子がかわいい。間奏中には、選択肢をコメントで記載する場面も…。ニコニコだからこそ楽しめるシーン満載なので、是非チェックしてほしいです。
※間奏部分を聞くとDJプレイで普段から流されているんじゃないかなと思わせるような曲が最高です。車の中で聞きたい1曲だなぁ…と感じました。ドライブのお供にいかがでしょうか。
※とにかくかわいいミクの楽曲。イヤホンで聞いてほしい。ミクの歌声と楽器の音色が非常に心地よく感じました。
※癒しを求めている方には是非おすすめしたい1曲。ハモりも絶妙です。
はじめまして、ボカロPの世界電力です。ニコニコサポーターズSmiles(The VOCALOID Times)ブロマガのスペースをお借りして、月に一度コラムを連載しています!
無色透名祭に投稿した『ポストずんだロックなのだ』や、ボカコレ2023夏の『警報のあった日』など、バンドサウンドを軸とした音楽作品を制作・発表しています。直近では、現在開催中の『#ぼかえり2024夏』に、有名ボカロ曲の夏フェスRemixメドレー動画を投稿しています。今回もよろしくお願いします!
世界電力
サイバー攻撃によりサービスを停止していたニコニコ動画が、8月5日にサービスを再開し、新バージョンの「帰ってきたニコニコ」に生まれ変わりました。
新バージョンへの移行に伴い、一部の機能はサービスを終了し、また一部の機能は未だ復旧待ちとなっていたりと、まだまだ復旧期間の途中ではありますが、それでも、サービスを再開していただけたことにとても感謝しています。
ニコニコ動画のサービス停止期間、および再開後のX(Twitter)タイムラインで、普段からボーカロイドジャンルの音楽を好んで視聴している、通称”ボカロリスナー”の声を多く目にしました。
皆が皆、示し合わせたように、ニコニコ動画の検索性を惜しんでいました。実際に、自分もそう感じています。カルチャーとして広く根付いたタグ検索システムにより、ボーカロイドを用いた新曲の捕捉が容易であることは、ニコニコ動画というプラットフォームの大きな強みであると思っています。
実は、ぼくがニコニコ動画を好きな理由は、愛着や帰属意識を抜きにして、もうひとつあります。 それは、ニコニコ動画における「いいね」と「コメント」の仕様です。もっと言うと、「いいね」と「コメント」に関する、実名/匿名や公開/非公開のバランス感覚が、自分に合っていると感じるからです。
ボカロ系の作品を投稿する際によく利用される「YouTube」「ニコニコ動画」、そして予告動画の共有&告知ツールとして最も利用されている「X(Twitter)」のそれぞれにおける、「いいね」と「コメント」の仕様について見てみましょう。
YouTube
・「いいね」は公には匿名で、投稿者にも誰のいいねか公開されない
・「コメント」は公には記名で、誰のコメントか一般に公開される
ニコニコ動画
・「いいね」は公には匿名で、投稿者には誰のいいねか公開される
・「コメント」は公には匿名で、投稿者にも誰のコメントか公開されない
X(Twitter)
・「いいね」は公には匿名で、投稿者には誰のいいねか公開される
・「コメント」は公には記名で、誰のコメントか一般に公開される
上記をもとに、簡単な二軸構造に落としてみました。縦軸は「記名か匿名か」、横軸は「不特定多数に公開したいか、投稿者本人だけに伝えたいか」を表します。
図1-1.
図1-2.
個人的な好みの話で恐縮ですが、「いいね」はB群、「コメント」はC群であるニコニコ動画の仕様が、自分はとても好きなんです。
いいねに関しては、クリエイターが抱えがちな「SNSの告知投稿にはインプレッションがつくけど、肝心の作品にインプレッションが届いていないと少しさみしい」という気持ちがわかることもあり、実際に視聴してみて良さと感じた作品には、いいねのプッシュを以て「来たうえで、いいと思ったぞ!!」という事実を伝えたいと思っています。なので、公開範囲はさておき、いいねは実名でありたいです。
一方でコメントは、ひとりのいちリスナーとして、まっすぐな感想を書き込んだり、頭をカラッポにして「あああああああああ」と叫んでみたり、流れのある小ネタに乗っかってみたりも含めて、閲覧席にいるしがないオタクでありたいと思っています。なので、コメント自体は公開されたうえで、匿名でありたいです。
すこし偏った考え方かもしれないですが、リプライ(というよりは会話全般)が苦手な自分が、「この作品を観に来たうえで、良いと思った!」ということを本人に伝達したい場合、ニコニコ動画へのいいねが最も自分に合っているし、そのうえで、匿名で感想コメントも送ることができるんです。す、素晴らしい……。
以前に栗田さんが公言している通り、ニコニコ動画のUI自体は、徐々にYouTubeに近づいています。
しかし、親作品登録、ニコニ・コモンズ、広告やギフト機能を含めたユニークな機能はもちろん、「いいね」と「コメント」に関する、実名/匿名や公開/非公開の絶妙なバランス感覚は、ニコニコ動画にしかない長所だと思っています。
これらがある限り、ニコニコ動画の仕様はオリジナルですし、自分はやっぱりニコニコが好きですね。
さて、本コラムの結びを兼ねて、直近の活動報告を以下にまとめさせてください。
今月のトピックは2本建てです。
Yono (@yono_P) さん主催の、緑をテーマにしたコンピレーションアルバム『green color disc.』に参加します。 マジカルミライ2024・クリエイターズマーケット東京公演にて頒布されます。ブースは8月31日(土) C-14です。 楽曲詳細は、以下のクロスフェード動画をご覧ください!
XFD
9月8日(日) 14:00- 表参道駅から徒歩1分のイベント会場「WALL&WALL」にて開催されるDJイベント『ウソのつづきかた』に出演します!
ものすごいので、ご都合が合えば、ぜひお越しください。特に「…and more!!」のところがしっかりすごいです。
https://x.com/usonotsukikata/status/1820792441106214934
というわけで、本コラムは以上となります。それでは、また来月お会いしましょう!
#189。いかがだったでしょうか?皆様にとって、少しでも気になる楽曲との出逢いに繋がれば幸いです。
次回はインタビュー記事公開となります。次回もお楽しみに。
数字もあっという間に200という切りのいい数字に近づいてきました。何かをしなければと…ふと思いついたものを実行すべく準備を進めるのであった…。という心境です。次回以降もマイペースで更新していければと思いますので、引き続きよろしくお願いします。それではまた、#190でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド
コラム執筆:世界電力