サワディカップ!
KSKです。
今回ねこすけをタイに連れてくる際に
詳しい手順を調べるのが結構大変だったので記事にまとめておきます。
自分で調べてタライ回しにされたので、これがおそらく最適解だと思います。
2016年11月現在の情報です。
今後タイへ猫を連れて引っ越す方などの参考になれば。
2ヶ月以上前からの準備が必要です。
マイクロチップは身元の確認のために装着します。
タイへ入国する際の条件ではなく、日本に再入国する際の条件として必要なので
日本に戻る予定がない場合はこの項目は飛ばしてもOKです。
狂犬病の予防ワクチンの接種は、マイクロチップの登録完了後からの記録になるので
マイクロチップを一番最初に登録完了させないとダメです。
・マイクロチップの装着
動物病院でやってもらえます。病院によって料金は違うようですが、私の場合は5,400円でした。
マイクロチップの装着が出来ない病院もあるので、電話で確認してください。
・マイクロチップの登録
マイクロチップを装着後、登録申込書をもらえるので
郵便局で1000円を支払ったのち、「日本獣医師会」へ郵送。
2週間前後で登録証が届きます。
マイクロチップ登録証は、出発の当日に空港検疫所に提出します。
生後91日目以上で接種が可能です。
日本に戻る予定の場合は必ずマイクロチップ装着後、
出国50日以上前に第1回接種を行ってください。
1回目:証明書を必ず発行してもらってください。出発の際に空港検疫所で提出します。
「マイクロチップ番号、装着年月日、ワクチンの製品名又は製造会社及びロット番号」
2回目:1回目の接種から30日以上1年以内に接種。
1回目同様、証明書を発行してもらってください。こちらも出発の際に空港検疫所で提出します。
日本に戻らない場合は必要ありません。
2回目の狂犬病不活性ワクチンの接種から1~2週間経ってから、
動物病院で採決し、血清を作ってもらいます。料金は動物病院によりますが、私は1,080円でした。
「一般財団法人生物科学安全研究所」へ血清をクール宅急便で送ります。
料金は13,000円(税込)で、2週間前後で証明書が送られてきます。
抗体価の基準は、0.5IU/mLです。
タイから英語で送られてくる輸入条件には、
動物はレプトスピラ症、ジステンパー、肝炎、パルボウイルスの予防接種を
出発の21日以上前に受けていることと書かれています。
ですが、これは犬の場合なので猫の場合は必要ありません。
あと、何かしらのワクチンを接種してる場合は証明書の提示が必要になります。
ねこすけの場合は三種混合ワクチン
1. 猫ウイルス性鼻気管炎(FVR:猫ヘルペスウイルス感染症)
を接種しているのでその証明書を提示しました。接種の有効期限は1年以内です。
出国前に動物病院で外部寄生虫駆除の処置を行ってください。
ANA・JAL・タイ国際航空
この3社でした。他にもあるかもしれませんが、ハッキリしませんでした。
タイ国際航空では数年前まで機内持ち込みで一緒に搭乗する事が出来たんですが、
現在は出来なくなっています。
ペット専用の貨物室で機内と同じ空調・暗室の中で運ばれます。
猫の安全を考えると、直行便で行くことをお勧めします。
直行便以外だと、経由の国での許可が必要かもしれませんし、
乗り継ぎミスが起こる可能性もあるし、より多くの負担が猫にかかるので相当厳しいと思います。
熱中症の可能性があるので、涼しい季節、タイに夜到着がいいかもしれません。
予約の際に「ペットの体長・体重」「ケージの大きさ・重量」などの確認があります。
猫を安全に輸送するためにもしっかりとしたケージの購入をお勧めします。
出国の際にも輸送中に開いてしまわないようにテープで固定した方がいいと思います。
JALの場合だと、自分の航空券の料金以外に
猫の料金を出国当日25,000円の支払いでした。
・日本のタイ王国大使館農務担当官事務所へ連絡して、
「Request Importation of live animals into the Kingdom of Thailand」
(※生きている動物の輸入申請書)というのをFAXなりメールなりでもらいます。
・次に「動物の輸入申請書」を全て英語で記入し、タイ到着15日前までに
スワンナプーム動物検疫所へ国際FAXで送ります。
対応が遅れる可能性があるので6週間以上前に送ってください、と言われます。
・輸入許可申請書に記入したメールアドレスに返信が来るので
「パスポートのコピー」「日本の住所・タイの住所」「猫の詳細」「予防接種の証明書」
「猫の写真」「タイ到着の日程」「出国空港名」
「メールに添付されている申請書」
全て英語で記入し、予防接種の証明書にも英訳を付けます。
これら全てを再度、メールまたは国際FAXで送ります。
・これでタイの輸入許可はOKです。メールに「輸入許可書」も添付されています。
輸入許可の有効期限は60日です。
連絡先は以下の通りです。
International Animal Quarantine Station(AQS)
Suvarnabhumi Airport スワンナプーム空港動物検疫所
Tel: 662-134-0731, 662-134-0732
FAX: 662-134-3640
E-mail: qsap_bkk@dld.go.th
「狂犬病予防に基づく動物の輸出検査申請書」を送ってもらい、印刷し、記入します。
・FAXで以下のものを全て送付
「タイの輸入許可書」「狂犬病予防に基づく動物の輸出検査申請書」
「狂犬病不活性ワクチンの証明書」「外部寄生虫駆除証明書」
「マイクロチップ登録証明書」「その他のワクチンの証明書」
連絡先は以下の通りです。
健康に異常があった場合、出国できません。
健康診断証明書を日本の動物検疫所へFAXしてください。
「タイの輸入許可書」「狂犬病予防に基づく動物の輸出検査申請書」
「狂犬病不活性ワクチンの証明書」「外部寄生虫駆除証明書」
「マイクロチップ登録証明書」「その他のワクチンの証明書」
「健康診断書」
を提出し、当日検査ののち、
「狂犬病予防法に基づく動物の輸出検疫証明書」という書類を受け取ります。
「オリジナル」と「コピー」の2部をもらいますので、
オリジナルの方をタイの動物検疫所に提出します。
コピーは日本に戻る際に必要になるので渡さないように気をつけてください。
検疫所はBaggage Claimの端の方にあります。
「狂犬病予防法に基づく輸出検疫証明書」と「タイの輸入許可書」を提示します。
510バーツを支払います。
「IMPORT LICENCE」というのをもらえるので、
出口ゲートでそれを担当官に渡します。
ここでまた1,000バーツ取られます。
手持ちのバーツが足りなかったので、近くの両替所で1万円をバーツに両替。
レートが超悪い!たぶん街中のスーパーリッチで両替するのに比べて1000円以上損しました。
タイに着いた直後に1,510バーツかかるので、用意できるなら用意をお勧めします。
以上です!
タイから日本に戻ってくる手順はまた大変で、
狂犬病抗体価のための採血日から180日以上の待機期間が必要です。
とにかく早くからの準備が必要で、かなり大変です。
(書いてまとめるだけでも大変だった・・・)
犬の場合もワクチンの種類が違ったり増えたりするだけで
基本的には同じだと思います。
■今日のタイ語
狂犬病 โรคพิษสุนัขบ้า
ロークピットスナッバー
まとめたはいいけど需要あるのかこの記事
コップンカップ!
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コメント
コメントを書く>>3
誰かの役に立てれば幸いです。
>>4
代行でやってるところもあるっぽいです。諸費用別で5万円くらいだったかと。
>>5
日本の窓口の人もほとんど知らなくて、自分でタイに聞いて調べてくれって言われて困りましたね。
>>6
書類関係まとめるのは慣れてるっちゃ慣れてる!
>>7
そう!日程がマジキツかったです。
マイクロチップ装着するのを相当早くやらなきゃいけないので、2回渡航飛ばしました・・・
>>8
まさかこんな大変だとはね・・・
>>9
配信で言わないけど裏でいろいろやってたりするんすよー
>>11
アシッドがそのうち連れてくるんじゃなかろうか。
アシッド、車に猫乗せてドライブしてたりするし。
>>12
どれが正しいんだよ!ってかなりイライラしてたことありましたw
>>13
連れてこれた時の達成感はありましたねー ちゃんと通れるだろうか、って最後までドキドキしてましたw