近況報告コラム「東奔西走」第15回
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猫踏んじゃった
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布団の中で寝ていた、猫のはっちゃんを気づかずに踏んづけてしまう。

驚いたはっちゃんは布団から飛び出し、すぐそばで寝ていた妻の顔面を通りすぎて逃げていく。通りすがりざま、はっちゃんの爪が妻の鼻の穴の中をひっ掻いた。鼻の穴をカタパルトに、そこに爪をぶっ刺して、ピュンッと加速する形だ。はじめは、なにがどうなっているのかわからなかった。次の瞬間、がばっと跳ね起きる妻。鼻を押さえながら俯くと、布団に赤い斑点がボタボタと落ちていく。
 
妻、鼻から大量出血。
 
こりゃえらいことになったと青ざめる。鼻血を流しながら「なにが起こったの？」と尋ねる妻に、「猫踏んじゃった……」と答える俺