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コラム『結論未満』第6回「死者のカーテンコール」
結論未満 第6回「死者のカーテンコール」 正確な人数は分からない。数えたことがないし、いまから数えようとも思わない。分からないくらい死なせてきた、というのが一番正確な答えである。現実であれば、とっくに世間を震撼させている。 一番最初に書いた『スエサンヤマサンのおもちゃ会議』では、メルヘンチックな短編集だった。誰も死んでいない。次に書いた、ピースピット旗揚げ公演の『タイガー』も、夢野久作の『ドグラ・マグラ』に影響を受けた胎児の見る夢の話だったので、誰も死んでいない。 こうして振り返ると、脚本家としての出発は意外に平和である。 その次の『有毒少年』では、登場人物のほとんどが最初から死んでいるという設定だった。誰も殺していない作品の次に、ほぼ全員が死者という作品を書いている。急旋回にもほどがある。 ただし、『有毒少年』には生きている人物が二人いた。主人公である有毒少年と無毒少女だ。そのうち、有毒少
5日前
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