ウォーハンマーRPGセッション風景配信も第4回目。
今回からプレイレポートを
テーブルトークカフェDayDreamの宮音詩織さんにお願いしております。
6/2配信の回も、この6人のキャラクターたちによる冒険となりました。
混沌変異したミュータントと戦った一行。
そのときに負った深手も治療し、日常に戻りはじめた頃。
ミュータントとの戦いを教団へ報告したシグマー教団入信者のヨハン。
返事の手紙には、ミュータントと戦った者たちを、ミドンヘイムのシグマー神殿へ連れてこいという指令が書かれていた。
表向きは、彼らを協力者として直接ねぎらうため。
しかしその真の目的は、混沌変異の影響を受けている兆候が見られたならば、迅速に処理するためである。
ヨハンは、真の目的を告げられぬまま、旅へとついてきてもらうよう皆に頼む。
食料の保証もあり、神殿のおぼえめでたくもなり、とそれぞれの利益を思い、皆は疑うこともせずヨハンに同行する。
徒歩の道中は、なにごともなく進んでいるかのように思われた。
森の奥を、一週間ほどの旅になるが、オークたちの掃討作戦が行われたこともあって、不穏な影はない。
と、一行は、何者かに襲われたと思しき男が倒れているのを発見する。
彼は、自らの死を家族へ伝えてくれと言伝を頼み、息を引き取った。
一行は、グスタフと名乗った彼を埋葬し、彼の、せめてもの望みを叶えてやろうと決めた。
そして彼の示した場所、フォンロイター城を訪れたのだった。
古きエンパイアの様式に、新しい様式の建物を建て増しした、どこかいびつな城。
そこには、グスタフの親である城主夫妻オンドゥリンとサンネが、子どもたちと、執事ロタールとともに住んでいた。
一行は会食の席で、グスタフの死を語った。
グスタフの弟にあたるゾセリン、妹にあたるヴィルヘルミーナとその娘エレナ、末妹のアンヤ。
会食は、物騒な単語が飛び交いながらも、なごやかな雰囲気で進んでいた。
食事の後、一行は宿泊を勧められた。
夜も更けている。断る理由のない一行は、それに甘えることにした。
案内された部屋には、窓がなくどこか閉塞感があった。
漂う寒気に耐えきれず、暖炉に火をともしたとき、その場に亡霊が浮かびあがった。
「逃げろ、父は、君らに害をなそうとしている」
死んだはずのグスタフ、その警句。
皆は、背を走る戦慄に耐えられるのか。