NASA(アメリカ航空宇宙局)は2日、肉眼で観測できる可能性があると言われていたアイソン彗星について「ちりになったと見られる」との見解を示しました。崩壊しつつも核は残ってるから、もしかしたら見れるかも...的なことを聞いていたので、この発表はちょっと残念。
ですが、12月14日には「ふたご座流星群」が観測ピークを迎えるとのことで、まだまだ目の離せないイベントが目白押しの天体事情。今回紹介する『88星座図鑑』は、全天88星座の基本データやオリジナルの星座絵を交えつつ星座を学習できるポケット星座図鑑。
小中学生向けの学習アプリだそうですが、天体についても様々なマメ知識も凝縮されており、大人でも楽しめる内容になっています。
そんな感じでアプリを起動すると、図鑑の表紙のような画面。図書館をふらついてて面白そうな図鑑を見つけたときのようなときめき。早速メニュー内「全天88星座」をタップ。
全88星座についての詳しい解説がイラストつきで閲覧できますが、まず、「星座とは」という項目からそもそも星座とは何かを見てみます。簡単に要約すると、
なるほど。そういう経緯があるのか。と、分かったところで、話題の「ふたご座」を見てみます。学名や略符、見つけ易さといった基本データの下に詳細な解説文。この星座にまつわるギリシャ神話もあり、大体以下のような内容。
けっこう、悲しいお話がこの星座にはあるのですね。この星座の見つけ方や、肉眼で見れる星の数、位置(赤経、赤緯)といったことも記されています。
こんな感じで、どの星座の解説を見てみても、解説文にイラスト、見つけ方といったデータなど、かなり詳細にチェックできます。なんで、無料なんだろう。有料版もあるけど。
その他、星までの距離や明るさの単位、季節別に見える星座早見表など、星にまつわる様々なマメ知識を堪能できる「星座マメ知識」も面白いです。
「太陽系のなかまたち」をタップしたら、なんと、太陽系の惑星達がさらに一覧表示され、詳細な解説を楽しめるという感涙仕様。こういうデータを見て、「うわっ...天王星の表面温度、低すぎ!?」と小さい頃妄想の冒険へ出かけたことを思い出しました。
そんな感じで、天体関連のアプリを紹介するときはいつも長くなってしまうのですが、予想以上のボリュームでとても楽しいアプリでした。有料版は広告がなくなるとのことですが、それだけの違いで無料版でこんなにサービスしちゃっていいのでしょうか。と、夢のあるアプリに嫌らしい感想を抱いてはいけませんね。
使用端末:SO-02E
OS:4.2.2
バージョン:1.3.3
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発売元:Dreams Come True Inc.
更新日:2013年12月3日
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(斎藤栄孝)