西京爺駄門(さいきょうじじいだもん)が個人的にツボでした。
横スクロールアクションゲームも「カラテカ」「スパルタンX」と過去にさかのぼりすぎると名作は多いですが、今回紹介する『武闘老人3』はおじいさんが大暴れします。
ハガネの肉体をもつおじいさんが、公園内で悪さをするおじいさん達にお灸をすえまくるという、「おじいさん対おじいさん」な爽快アクション。
このシリーズの1の公式動画があったのでご覧ください。なお、アプリの性質上「爺」とか「ジジイ」という言葉を多用しますが、ご承知おきください。
おじいさんパねえ。なんか回転もしてるし...。
あらすじの出だしから「昔々あるところに爺野爺(じいの じじい)というジジイがおりました」って、どんだけジジイ連呼。下駄履いて逆ムーンウォークしています。散歩で公園に行ったら、一般市民が悪いおじいさん達にいじめられていますが、どうやら本来の標的は爺野さんの模様。
ジジイがミドルネームというジジイオブジジイが1面のボス。ちょっと平八みたいですね。
操作はいたってシンプルで、真ん中の十字キーをタップするだけです。
前を連打すれば連続攻撃、押しっぱなしでガード、上でジャンプ、下でスライディング。後方を押すとおじいさんは後ろに身を引くので、相手の攻撃を見極めつつ仕掛けていきましょう。
悪いおじいさん達も、こちらの様子をうかがいつつ来るので、間合いのとりかたとか、読み合いとか、ガチなかんじです。
ベンチ付近のおじいさん、トイレ前のおじいさん(「やらないか」はいませんでした)、色んなおじいさんを蹴散らし、警告音とともに「デンジャージジイゾーン」突入のメッセージ。そもそも、どっちのおじいさんがデンジャーなのか分かりませんが。
ボスなだけあり、ジジー・ジジイ・ジジージジイのライフは爺野さんの倍近くあり、かつ、落雷や竜巻を起こしたりファイアーボールを打ってきたりと、火・風・雷の全属性でもって爺野さんをつぶしにかかります。うまくガードしつつカウンターを狙いましょう。
そんな感じでジジー(ファーストネーム)をなんとか倒しました。
けど悪いおじいさんはこの人だけでなく、鎧を着込んだ西京爺駄門(さいきょうじじいだもん)、相撲取りの千代ノ爺(ちよのじじ)、剣道が得意な爺胴爺乃助(じじどうじじのすけ)などなど、精鋭のおじいさん軍団がプレイヤーにおそいかかるのです!
ちなみに剣道じいさんの決め台詞は「全てがメンドウ」。うますぎ。
そんな感じで、遊具場、花壇広場、池など公園内を占拠する爺軍団を倒していくという内容。各ステージによって、地震や雷、炎など、地形異常もあるのでその辺もやりこませます。
まさか人生の中で「爺」という字がゲシュタルト崩壊する日がくるとは思ってもみませんでした。ゲームとしての完成度も高いのですが、キャラのセリフとか、ストーリーとかもセンスが光っており文句なしの良ゲーです。
使用端末:SO-02E
OS:4.2.2
バージョン:1.2.6
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発売元:VanityGames
更新日:2013年11月18日
価格:無料
対応機種:Android2.3 以上
(斎藤栄孝)