ベタ移植は多いけれどリメイク回数は少ない、ファイナルファンタジーV(以下FF5)。
そのスマホ版が出ると聞いたときは、スマホ版FF4のような3D画面での移植を想像された方も多いでしょう。
しかし意外とその中身はストレートなまでに、スーファミ版FF5でした。
「昔にやったきりだなぁ」という人も、「FFは実はあまりやったことがない」という方も、まずはこのPVを見てください。
特に目立つのは、やはりスマホ向けにグラフィックを一新してきたところですね。
逆に言えば、そこ以外ではあまり大胆な変化は見られません。
そんなわけで、かつてSFC版などで全ジョブマスターにして神竜もオメガも倒した私が、スマホ版FF5を実際にさわってみました。
ジョブ&アビリティシステムはそのまま
発表当時は「どう見ても風よりもタイクーン王の姿のほうがおかしすぎる」とか言われたものですが、不思議ですね、こうして見ていると見慣れ...見慣れ...すみません無理でした(土下座)
しかしタイクーン王の姿がどんなに面白おかしくても、FF5は名作なのです。
ジョブ&アビリティシステムの完成形とも言われているFF5。
今でこそ「マスターにしたジョブのアビリティはすっぴん状態のときにも有効になる」「すっぴんは全ての武器防具を装備できる」というのは他のゲームでも見られますが、そもそもはこのFF5が世に出したシステムでした。
そのシステムはスマホ版でもまったく変わっていません。
最初はお気に入りのジョブや前衛後衛のバランスを重視して育てるつもりが、気付いたらバランスもなにもあったもんじゃない魔法剣みだれうちパーティが出来上がっていたりするのです...(ぶるぶる)
ジョブやアビリティの組み合わせを駆使してのバトルはFF5最大の楽しみなので、ここはあまり手をいれられたくないというのがファンの本音。
そこをよく理解してくれているリメイクですね。
スマホ版で変わったところを改めておさらい
以下、箇条書きでスマホ版で変わったところについて説明していきます。
(GBA版で追加された変更点については割愛)
- ・ダンジョンからキャラのドット絵まで、グラフィックが一新
- ・斜め移動ができるようになった
- ・バトルにオートモードが搭載
- ・シーフのアビリティ「ダッシュ」がフィールドの移動の時などにも発動
- ・一部のイベントやテキストなどに加筆や演出の変更
GBA版が出たときに新ジョブなどが追加されていたりするので、SFC版からごぶさただった、という方にとってはもっとたくさんの変更点がありますが、基本的なところは何も変わっていないと思っていいです。
変更点によるデメリットは少ないのですが、シーフのオートダッシュが常時発動していることもあって、飛竜の山の毒草をよけて進まなければならないところなどは、ほぼ必ず突っ込んでしまいます。
あとオートバトルは一つ前のターンで取った行動を繰り返すので、うっかりしているとHP満タンのキャラにずっとケアルを撃ち続けていたりします...。
FF5はBGMや敵キャラにも魅力がいっぱい!
後のFFにも様々な形で出てくるほどの愛され敵キャラ「ギルガメッシュ」も、初登場はFF5です。
そのギルガメッシュの登場と共に流れる愛されBGM「ビッグブリッヂの死闘」も、初登場はFF5。
最強の隠しボスとしてプレイヤーを震え上がらせることになった神竜とオメガの初登場も、このFF5。
FF5は、今のFFに引き継がれるものをたくさん生み出したゲームなのです。
ファイナルファンタジーというシリーズがどうしてこんなに人気があるのか、そのルーツを知る方はもちろん、知らない方こそFF5を遊んでみませんか?
シリーズの中でFF5が一番好きだ、というファンも多いくらいの作品です。
ジョブやアビリティのシステムが、当時はRPGよりもシミュレーションぽかったこともあって、SRPG好きな方にも好評です。
ちなみに大のFFヲタクの私の最大FF5推しポイントは、【音楽】です!
ゲームの部分じゃなくて音楽かよ...と思わないでください。
ゲームにとってどれだけ音楽という要素が大事か、それを気付かせてくれるほどに名曲だらけです。
使用端末:iPhone5
OS:7.0.4
バージョン:1.0.3
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発売元:SQUARE ENIX Co., Ltd.
更新日:2013年11月5日
価格:1,800円 →※2014年1月6日まで半額セール900円
対応機種:iOS 4.3 以降
(アサミリナ)
コメント
コメントを書くドット絵なのにドットの良さを損なわれている気がする、気がするだけかもしれないが