安物の「iPad」電源アダプターを解体した、驚きの写真が公開されていました。電源などの情報を伝える海外の個人ブログKen Shirriff's blogによります。
本記事冒頭の画像は、左がアップル純正品(1,900円)で右が安い偽物(300円)。見ての通り、偽物は本物に比べ回路が単純極まりありません。
ただし、こちらは単純に回路が少ないだけなのですが、逆側はもっとすごいことになっていました。
偽物と本物で、使われているパーツの数が全然違います。同じ電源アダプターとは思えないほど。
それでも充電できるのですから、不思議なものです。一体、何のためのパーツを省いたのでしょうか。
またブログ内では、本来入ってないければならない断熱材なども省かれているということで、火事になる危険性が高いと指摘されています。さらに、充電のパワー自体が低く、充電にかかる時間も長いとのこと。
解体前の外観はほぼ同じなのですが、中身がここまで違うとは...。安いのには、理由があるということでしょう。
あまりに安いものを買うと、後で逆に高く付くかもしれません。少しぐらい高くても、純正品を買うのが一番安心ということでしょう。
iPad charger teardown: inside Apple's charger and a risky phony[Ken Shirriff's blog via ギズモード]
(コンタケ)