スマホを使う上で、なくてはならないのが「Wi-Fi」(ワイファイ)接続です。LTEにはない、さまざまなメリットが得られますよ。
しかし、Wi-Fiに繋げる環境ができていても、設定の仕方がわからず使えていないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、スマホのWi-Fi接続設定についてご紹介いたします。
Wi-Fiの特徴
接続の仕方の前に、まずWi-Fiの特徴からご紹介しましょう。
メリット:いくらでも通信できる
Wi-Fiを使う最大のメリットは、通信量を気にする必要がないことです(モバイルWi-Fiルーターは除く)。YouTubeやニコニコ動画を何本見ても、問題ありません。
逆に、LTEでは通信しすぎると、速度が制限されてしまいます。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
・「月間7ギガ制限」より遅くなる? LTEの「3日1ギガ制限」にご注意
・スマホが速度制限されると、これだけ使いにくくなります
デメリット:使える範囲が狭い
デメリットとしては、使える範囲がごく限られていること。LTEは道を歩いていても使えますが、Wi-Fiは無線LANルーター(電波を発する機械)の周囲数メートル~数十メートル程度しか使えません。
そのため、Wi-Fiが使えるところでは常にWi-Fiを、使えないところではLTEを使うのが効率的です。
速度について
Wi-Fiの通信速度については、環境によって大きく異なります。LTEより速いものもあれば、かなり遅いものも。
とはいえ、大体の場合はLTEと同程度以上の速度は出ると思ってよいでしょう。
Wi-Fi接続設定画面を出す
まずは、Wi-Fiに接続するための設定画面を開きましょう。以下のとおりに操作してください。
iOSの場合
本体の設定画面から、「Wi-Fi」をタッチすればOkです。
アンドロイドの場合
本体の設定画面から、「Wi-Fi」をタッチします。
次の画面で、上部にあるON/OFFスイッチをタッチすればOKです。
Wi-Fiに接続する
Wi-Fiの接続画面が出ると、謎の文字列がズラーっと並んでいるはずです。
これはすべて、今周囲を飛び交っているWi-Fi電波の名前(正式名称「SSID」)です。初めて見た方は、その数に驚かれるかもしれません。
さて、ではこの中から、今自分が使おうとしているWi-Fi電波を探さなくてはなりません。一体、どれなのでしょうか。
これは、どのようなWi-Fiを使おうとしているかによるのですが、今回は自宅の無線LANルーターから接続しようとしているケースで考えてみます。
この場合、あなたが接続するべきWi-Fiは、あなたの家に置いてある無線LANルーターから発せられている電波となります。この無線LANルーターが発している電波のSSIDは、多くの場合本体に貼られたシールに書かれていますよ。
裏側など、目につきにくい部分に貼られていることが多いですので、よく探しましょう。見つからない場合は、本体の説明書などもご確認ください。
繋ぐべきSSIDが分かったら、先ほどの画面でそのSSIDにタッチしてみましょう。すると、以下のような画面が出てきます。
ここでパスワードを入力しなければならないのですが、これも無線LANルーターにSSIDと共に書かれているはずです。間違えないように入力すると...
接続出来ました。
これで、思う存分Wi-Fiを使えますよ。一度接続すれば、次回以降は電波を感知すると自動的にWi-Fiに接続してくれるようになります。
SSIDが見つからない場合
もしSSIDが見つからない場合、電波の存在が隠れているかもしれません。
その場合は、iOSならSSIDの一番下にある「その他」から、アンドロイドなら設定ボタンから「ネットワークを追加」を選択して、SSIDを手動で入力してください。
ただし、無線LANルーターに電源が入っていないなど、単純にWi-Fiの電波が出ていないだけという可能性もあります。ご注意ください。
以上、Wi-Fiの繋ぎ方をご紹介してきました。各キャリアが提供する「Wi-Fiスポット」や、お店で提供しているWi-Fiは使い方が少し違いますので、後述の関連記事をご覧ください。
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(コンタケ)