毎日新聞の記事によると、福岡市で中学3年生13人が書類送検されました。罪状は、「決闘罪」です。
け、決闘罪...? ってなんだ...? と思われた方も多いかと思われますが、日本の法律では決闘を行うことは禁止されています。詳しくは、以下のWikipediaをご覧ください。
決闘罪は明治時代に制定された法律で、決闘や仇討ちといった行為を禁止させるために制定された法律でした。最近では「過去の遺物」として扱われがちな法律となっていましたが、今回のように、今でもまれに適用されることがあります。
さて、本件では果たし状も送りつけられたわけですが、一体どのようにして送られたと思いますが? 答えは、『LINE』です。
事件の概要
今回主犯となったのは、福岡市のアルバイトの少年と、福岡県粕屋郡の男子高校生(共に15)の2名。『LINE』のメッセージ機能を使い、果たし合いの約束をしました。
決闘にはお互いの同級生5名ずつも集まり、合わせて12人で果たし合いが行われました。さらに、『LINE』のメッセージが拡散されていたようで、中学生たち約100人が観戦に訪れていたということです。昭和の事件か。
『LINE』と決闘
『LINE』をポチポチして果たし状を送りつけている姿を想像しただけでも、個人的にこみ上げてくるものがあります。さらに、それが明治に制定された化石みたいな法律で裁かれるという、過去と未来の遭遇みたいなこの状況はシュールすぎではないでしょうか。
これを受けて、『LINE』の運営から「果たし合いの約束に使用しないでください」みたいな告知でも出れば面白いんですが...。でないかなぁ。
まあ、果たし合いをするなら、ゲームの世界で決着を着けるのが一番ですね。せっかくスマホを持っているわけですし。
ともあれ、読者の皆さんも、決闘はしないようご注意くださいませ。
LINE:福岡で少年ら決闘約束 見物に100人集合[毎日新聞]
(コンタケ)