140729networkcamera01.png監視されていたのは自分の方だったかもしれない。

外出先からでも、スマホやタブレットで家の様子がわかる『ネットワークカメラ』製品の一部に重大な脆弱性が見つかったとして、アイ・オー・データ機器が利用者に向けて対策を呼びかけています。

対象となるのは、同社のネットワークカメラ『Qwatch(クウォッチ)』シリーズから以下の製品。


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TS-WPTCAM / TS-PTCAM、TS-PTCAM/POE / TS-WLC2 / TS-WLCAM、TS-WLCAM/V


どうやらカメラ管理画面の特定のアドレスから認証を回避して侵入でき、パスワードを含む内部設定情報が取得可能な状態になっていたのだそう。また、この脆弱性は7月28日に提供された最新ファームウェアにアップデートすることで対処可能となっているとのこと。


製品紹介ムービーにもあるように、留守番中の子どもやペットを外出先から見守ることができたり、空き巣対策に役立ったりと「適切に使えば」非常に心強いネットワークカメラですが、悪意のある第三者に乗っ取られたり盗撮されるとしたら恐ろしいことですよね。

今回の問題についての詳細は、この脆弱性を指摘したセキュリティ会社が運営する「サイバーインシデント・レポート」の記事に事細かに書かれているほか、アイ・オー・データ機器の「ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズご愛用のお客様へお知らせ」に脆弱性に対応したバージョンアップの手順が記載されています。

利用者の皆さんは早急にアップデートを実施してくださいね。


ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズご愛用のお客様へお知らせ [アイ・オー・データ機器 via サイバーインシデント・レポート]

(ワタナベダイスケ)

 

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2014/07/networkcamera.html