世界のどこでも使われている、という強み。
英国では一日におよそ2,000台のスマホが盗まれており、「iPhone」シリーズが最も被害にあっているという調査結果が発表されました。英国のDaily Mail紙が報じています。
同記事内にて被害にあった件数の多い機種が発表されているのですが、上位4つを「iPhone」シリーズが独占。世界でのシェアは減少傾向のiPhoneですが、まだまだブランド力健在と感じさせる結果になっています。
1位:iPhone 5
2位:iPhone 5c
3位:iPhone 5s
4位:iPhone 4S
5位:ブラックベリー 9790
過去2年間で盗まれた「iPhone」は74万2,000台にも登ります。ランキングからもお分かりいただけるように、スマホ盗難の大部分を占めているという状況です。
5位にブラックベリーが出てくるあたりに日本との差を感じさせますが、「iPhone」シリーズが被害に遭いやすいのは日本でも同じかと思われます。
盗まれたスマホと個人情報
当然ながら、盗難にあったスマホは売却されてしまいます。盗まれたスマホは、500ポンド(およそ8万7,000円)以上で取引されることもあるとのこと。
この価格は、中古品であることを考えると高過ぎる気がしますよね。どうやら記録されていた個人情報が悪用されることも多いようで、その分の価値も含んだ取引額なのかもしれません。
また、盗品のスマホは、海外に売りとばされるケースが大多数です。世界中で売られている「iPhone」が狙われる理由は、ここにもありそうですね。
盗難に遭いやすい条件
被害に遭った件数が最も多いのは、14~24歳の若い女性です。特にカフェやバーで、スマホを無防備に置いてあった状態で目を離した隙に盗まれるケースが典型的。
若い女性が標的になりやすい理由は多数考えられます。まず、この年代の女性に「iPhone」ユーザーが多いこと。また、バレても足の速さで追いつかれにくいですし、記録された個人情報の価値が高いという点も関係しているでしょう。
まとめると、「iPhone」ユーザーの若い女性がカフェやバーに行くときは、特に気をつける必要があるということです。
日本でも注意
これらの話は英国での出来事ですので、日本には当てはまらない話も多く含まれています。日本でスマホを盗まれたという話は、あまり聞きませんよね。
とはいえ、日本でもスマホの盗難が起きていないわけではありません。特に、歩きスマホをしているところを狙われています。
こちらも同じく狙われているのは、若い女性。いやぁ、怖いですね。
普段何気なく使っているスマホですが、実際はかなりの高級品です。みなさんも盗難には、十分ご注意ください。
Call for alarm: 2,000 mobiles stolen every day (and iPhone is top target) [Mail Online via Online Journey]
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