140919ohayougo10015bluetooth111.jpg秋の足音が聞こえてきましたね。みなさん、おは用語!

多くのスマホ・タブレットに搭載されている無線通信機能のなかでも、どちらかといえば使っている人が少ない印象の『ブルートゥース(Bluetooth)』。「詳しくはわからないけど、バッテリー節約のためにオフにしてる」なんて話もよく聞きます。今朝はそんなブルートゥースについて、少しだけでも理解を深めていきましょう。

数メートルくらいの距離で通信する規格です

ブルートゥースは、Wi-Fi(無線LAN)よりもさらに狭い範囲で使われる無線技術。電波の届く範囲は、だいたい数メートルから数十メートルくらいです。接続する際には『ペアリング』という手順によって、つながる機器を互いに見つけさせる必要があります。

140919ohayougo0015bluetooth03.jpg参考: Bluetooth対応アクセサリー(ソニー)

PCやスマホ、タブレット等にワイヤレスの周辺機器を接続したり、アドレスや画像を受け渡したりと幅広い用途に使えます。スマホではブルートゥースを用いたテザリング(iPhoneAndroidが可能だったりもしますね。

どんな機器がブルートゥースでつながるの?

スマホ向けでよく見られるブルートゥース接続の周辺機器は、音楽を聴くためのワイヤレスヘッドフォンや、ハンズフリー通話ができるヘッドセット。PC用も含めると、無線式のキーボードやマウス、一部のプリンターやFAXなど、さまざまな対応機器があります。

140919ohayougo0015bluetooth02.jpg参考: Bluetooth®総合情報 (ロジテック株式会社)

これら対応機器の種類ごとに『プロファイル』という細かい規格が定められていて、同じブルートゥースでもヘッドセットなら「HFP」、リモコン操作は「AVRCP」...というように細かくて複雑な区分があって、手持ちの機器への対応がわかりにくいという声も...。このあたりはいずれ機会を見てまとめていきますね。

Wi-Fiとの違いはどんなところ?

インターネット接続に役立つおなじみの無線LAN『Wi-Fi』との違いとして、電波の届く範囲がWi-Fiより狭いこと、ネットワークを作るより周辺機器との接続に使われることが多い、などが挙げられます。また、利用している電波の周波数が一部のWi-Fiと同じ(2.4GHz帯)ため、同時に利用すると電波が干渉しあって通信速度が遅くなることも。

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震えるパワーを秘めた手乗りスピーカー。スマホと相性抜群のソニー『SRS-X3』より

通信速度を高速化する方向で進化しているWi-Fiに対して、高速化よりも省電力化に向かってバージョンアップを重ねているのも特徴です。NFCと組み合わせることで、ワンタッチでの接続ができる機器があったりもします。

今後もWi-Fiとは違った発展が進んでいきそうなブルートゥース。お手持ちのデジタル機器でも、対応製品をもう一度確認してみてくださいね。

れでは皆さん、今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!

Photo by Thinkstock/Getty Images

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