Facebookを見ていると、ときどき無防備だなと思う「シェア」をしている方たちを見かけます。たとえば、良い話系や社会的問題を喚起するような投稿、面白かったり不思議な画像など。
こういった記事を、「感動しました! シェアさせていただきます!」とか「わたしも同じ思いです。シェアさせていただきます!」、「こんなことはあってはならないことです! シェアさせていただきます!」と、すぐ自分のウォールに反映させるべく、シェアしているお方。
これのどこが「無防備」なのかというと、その投稿が「真実かどうか」がわからないうちから、ひと呼吸もおかずにウォールに反映させているところ。この行為って、結構デンジャラスなんですよね。
良い話に社会的問題喚起、もしかしたらおもしろ画像も誰かの手によって作り上げられたフィクションかもしれないのです。誰でもデジタル加工ができるようになった昨今では、写真をいかようにもイジることができます。
つまり、その写真が「真実を切り取った一枚なのかどうか」というのは、吟味して見定めないといけないのです。同じく、良い話や悲しい話も「作り話」として創作することができます。
「この話や写真は、真実なのか」ということを自分で調べもせず、読んですぐに感動したから「シェア」すると、のちのち痛い目にあう...ということは案外多いのです。時間差で「あの話(写真)は、作り物でした」という情報がすぐに流れてきたりして、とんだ赤っ恥をかくことになります。
また、自分自身の投稿はほとんどなく、ジャンル問わず、むやみやたらに誰かの投稿や情報を「ひたすらシェア」をしているだけの御仁もたまにいらっしゃいます。こういうお方は、「自分の意見を持たない人」という印象を持たれてしまいかねないので、注意が必要かも。
シェアする前、またはリツイートする前に、情報源をきちんと調べること。これ、SNSの重要な作法かもしれません。