2015年春のau新機種が発表され、今までなかったAndroid搭載フィーチャーフォン『AQUOS K』が大きな話題になりましたが、ガラケー愛好家からは「違う、そうじゃない」なんて声もちらほら聞こえてきますね。
そこで今回は、同時発表された正常進化型フィーチャーフォン『GRATINA2(グラティーナ2)』にスポットを当ててみましょう。
実は、前モデル『GRATINA』はiPhoneばかりの端末販売ランキングに単独で食い込んだほどの隠れた名機。今回のモデルも派手さはないものの、堅実にアップデートされた仕上がりが好感触な一台です。
さらに洗練された端末デザイン
約49×111×16.8mm、重量約119グラムのボディは、フィーチャーフォンらしく、しっかり手のひらに収まるサイズ感。前モデルと比較しても、パッと見では気付かないくらい微妙に丸みが追加されていて、手になじむ感触がグッとアップしています。また、背面ディスプレイ(有機EL)のデザインが変わりました。
背面のバッテリーカバーは着脱式。背面全体を1枚のパネルで覆う形状になり、さらにスッキリした印象に進化しています。
特徴的な機能をしっかり継承
防水・防塵に加え、見た目に反して『MILスペック(米国国防総省軍事規格)』を満たす耐衝撃性能を持つのは、前モデルから引き継いだ特徴のひとつ。モデルチェンジでも大きな変更を加えないことで「以前あった良いところ」をしっかり継承しているのは指名買いユーザーにとって嬉しいポイントですよね。
意外と知らない人も多いかもしれませんが、フィーチャーフォンながら、前モデル『GRATINA』からは充電端子が汎用性の高いUSB端子になっているんです。
京セラならではの、クリアな音声を実現する技術『スマートソニックレシーバー』(参考記事あり)も健在。これは音と振動で相手の声を伝える仕組みで、周りが騒がしい場所でも聞き取りやすいとして定評があります。
パッケージにまでコダワリが光る
同時に発表された『INFOBAR A03』がスタイリッシュさで話題となりましたが、GRATINA2もデザインへのコダワリがある製品。
パッケージ箱は、蓋のツメ部分に本体色がアクセントとして配されていたり、箱のロゴカラーがなんと二つ折り本体のヒンジ部分と同色で印刷されているなど、「細かすぎてわからないんじゃないのか?」というほどに凝った仕上がりになっています。
「アプリやメールは置いておいて、とにかく普段使いでバリバリ通話に使いたい!」なんてガラケーユーザーにとっては、まさに現時点でのベストチョイスとなりそうな一台ですね。
最近では注目されることが少なくなってきたフィーチャーフォンですが、じっくり触ってみれば、まだまだ面白い要素がいっぱい。細かな工夫でキチンと進化を続けているのがわかりますよ。
GRATINA2(グラティーナツー) [au]