京都のメインは伝統のGII・京都記念。今回は「キズナ×ハープスター」の構図で盛り上がっています。この時期にしては珍しく、競馬場にも多くの人が訪れそうです。
とはいえ、両馬とも休み明け。特にキズナは骨折からの長期休養明けです。半年以上の間隔で連帯した馬は近年おらず、力は評価しつつもここで自信をもって買えるかというと疑問です。
本命は◎ハープスター。
ポテンシャル的にはキズナのほうがやや上ではないかと見ていますが、今回はローテを鑑みてこちらを本命に。2400mのJCで不利を受けながら5着と強い競馬ができていただけに、ここも距離は問題ないでしょう。京都コースは初めてですが、比較的形状が似ているロンシャンであれだけ走れているので心配なし。札幌記念のようなレースをすれば、まず負けることはないでしょう。
対抗は○ラブリーデイ。
常に相手なりに走る馬なので、上位2頭に対してどこまで食い下がれるか。前走で速い馬場への対応は証明しており、今日の馬場もいいのではないでしょうか。
単穴は▲キズナ。
あくまでローテで狙いを下げただけで実力は現役トップといってもいい馬です。陣営からしても、狙いはこのレースにあるわけではなく、まずは無事に走ってきたらいい、くらいのレースではないでしょうか。常識的にここで勝つとは思えませんが、もし勝ったら本当に凱旋門賞で勝てるかもしれません。
以下、まだ見限れない△ハギノハイブリッド、スタミナ勝負になったら面白い△スズカデヴィアスまで。
一方、東京メインは共同通信杯。近5年を見ても上位馬からGI馬がズラリと並ぶ出世レースです。特に2012年はゴールドシップ、ディープブリランテ、スピルバーグで決着したすごいレースでした。今年もクラシックを制する馬が隠れているかもしれません。
◎ダノンメジャーが本命。
このレース、なぜかディープインパクト産駒が勝ちきれず未だ勝ち星を挙げていません。今年も人気馬に何頭かいますが、連下にとどめたい。というわけでこの馬が浮上。前走は位置取りの差だけで、着順ほどの負け方はしていません。直線の長いコースなら巻き返しそうで人気的にもおいしい馬です。
対抗は○ドゥラメンテ。
一貫して東京1800mを使っており、ここ2走は大楽勝。適性は申し分ない。ただ、ややローテが詰まっている点と人気になりすぎている点を見てこの印まで。
3番手は▲アヴニールマルシェ。
ディープインパクト産駒の中では最も評価。東スポ杯2着からも適性は特に言うことなし。感覚が空いた点だけがどうか。
以下、△ソールインパクト、△アンビシャス、△コスモナインボールまで。