最近あんまり見かけなくなったと思ったら...。
ブルーレイディスクを不織布ケースに入れて保存すると、ディスクの寿命が大幅に縮まってしまうかもしれません。日本経済新聞が報じていました。
不織布というのは、↓こういう、なんか布っぽいやつです。
正確には、「繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの」(Wikipediaより引用)とのこと。文字通り、織ってない繊維ですね。
場所を取らずに収納できるため、不織布ケースに大量のブルーレイを入れている方もいるはず。しかし、その状態のまま保存していると、あっという間に再生ができなくなってしまうかもしれません。
再生できなくなる原因
不織布がブルーレイを再生できなくしてしまう原因は、模様がディスクに映ってしまうため。表面のカバー層がとても薄いブルーレイにおいて、模様が着くことは致命傷となってしまうようです。
カバー層やブルーレイの仕組みについては、以下のサイトがわかりやすいと思います。
一度表面についた不織布の模様は、拭いてもまず取れません。最悪、「再生不能」になってしまうわけです。
また、CDやDVDも、不織布ケースでの保存は避けたほうが良いとのこと。ブルーレイに比べればマシですが、やはり模様が着きすぎると寿命を縮める原因となります。
そういえば昔はよく不織布ケースを見かけましたが、最近はあまり見かけなくなったと思っていました。これが原因だったのですね。
プラスチックケースを使おう
対策としては、プラスチックのケースや、スピンドルケースを使うことが上げられていました。スピンドルケースとは、↓こういうやつです。
スピンドルケースであればあまりかさばりませんので、ブルーレイの保存用に検討してみてはいかがでしょうか。ただし、一番いいのは、プラスチックケースに一枚ずつ保存することだそうです。
その他、直射日光や高温多湿も、ディスクの寿命を縮めます。涼しいところで保管しておきましょう。
保存に便利だと思われていた不織布ケースに、こんな落とし穴があるとは思いませんでした。ブルーレイを不織布に入れている皆さん、保存方法を改めたほうが良さそうですよ。
「保管に不織布カバー」はNG 光ディスクの基礎知識 [日本経済新聞 via Spotlight]
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