怪しい人物をマークし、情報を集め国内でのテロや破壊活動を未然に防ぐ。そんな活動は映画の中だけだと思っていませんか。少なくとも日本では......。
ところが日本にも情報機関と呼ばれる団体は存在します。そのひとつが公安調査庁です。映画『007は二度死ぬ』では、丹波哲郎さんが公安調査庁の幹部という設定で出演しました。
そんな由緒ある(?)情報機関が、公式サイト上でブラウザゲーム「インテリジェンス・スキルス・チャレンジ」を公開しています。
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まずは自分の適性チェック
ゲームは大きく分けて2部構成です。情報収集担当者と分析担当者どちらの適正あるか調べる「アプティテュード・チャレンジ」に、記憶力テストと暗号解読を組み合わせた「スキルズ・チャレンジ」。
アプティチュード・チャレンジでは全部で24個の質問に答えます。
すべての質問に答え終わると、パーセンテージで自分の適性が評価されます。
私は35%:65%で分析官向きと診断されました。
暗号を解読して破壊活動を阻止せよ
適性検査が終わったら、次は本番とも言えるスキルズ・チャレンジです。
あなたはテロリストの活動拠点に潜入したエージェントです。制限時間(10分)以内にアジトを調査し、彼らの目的を探り当てましょう。
部屋を捜索すると怪しい文書や隠された爆発物などが見つかります。
つまりテロリストの狙いは......。
すべての部屋を捜索し証拠を集め終わったら、いよいよ答え合わせです。今まで得た情報を元に質問に答えましょう。
私の成績はこんな感じです。どこを間違ったかは教えてもらえませんでした。
詳しく書けませんが、暗号解読の他に暗記問題もあり、部屋にあるすべての物の配置、どんな状態で置かれていたかなどもチェックして忘れないようにする必要があります。
それを知らずボケッと見ていたら、急に暗記系の質問がきて焦りました。
隣人がエージェントになる日
なお、こちらのゲームについて公安調査庁は「当コンテンツは,あくまでも体験型のゲーム・コンテンツとして開発されたものであり,当庁の職員採用活動とは一切関係ありません」と述べています。
今回、公安調査庁にはそこまで踏み込んだ意図はないようですが、イギリスの情報機関「MI-5」はネットで適性検査を公開したり、新聞に求人広告載せるなど活発なリクルート活動で知られています。最近では母親や中年女性などを積極的に募集する動きもあるようで、隣家の平凡な主婦が実はスパイかもしれない日常が当たり前になるかもしれません。
日本でもネットで調査員を募集する時がくるのかもしれないですね。