中学生の間でLINEのチェーンメールが出回っている。チェーンメールとは、いわゆる「不幸の手紙」のようなもの。不特定多数に回すことを求めるものは、すべてチェーンメールとなる。
LINEのチェーンメールパターン
LINEのチェーンメールの主なパターンは以下の通り。
「...暴力団(幽霊)があなたを殺しに来る(呪われる)。殺されたくなかったらこの話を○日以内に×人に回すこと」などが典型例だ。
「○月×日の地震によって△△工場が爆発炎上しました。その影響で首都圏などでは化学薬品の含まれる雨が降ります」などのデマが出回ることも多い。
「○○病院でRH−AB型の血液が足りません。多くの人に回してください」などの善意を誘うデマもあるが、善意からでもチェーンメールなので注意を。
バトン系とは、定型の質問に答えていくという遊びで、見た人も答えていく仕組み。中学生はとにかく可処分時間が多く暇をもてあましているため、暇つぶしのために利用することが多いのだ。
「笑顔スタンプをもらったらチャットをする」など、もらったスタンプごとに決めておいた行動を取る行動系もある。この辺は罪がないものだが、問題があるものも混じっている。
たとえば自己紹介系だ。「名前、学校、学年、組、家族の名前、住所、電話番号」まで答えさせるバトンがある。
彼らがTwitterで知り合った見知らぬ相手ともLINEでつながる傾向にあることを考えると、かなり危険と言わざるを得ない。
チェーンメールは、転送しない・させない
チェーンメールは迷惑行為だ。そもそも転送しないことがマナーであり、転送しなくても何も起こらないことを教えるべきだ。
転送しないと怖いという子どもには、迷惑メール相談センターの転送先を教えよう。保護者宛に転送させて、子どもの状況を把握するのもお勧めだ。
迷惑メール相談センターの転送先一覧
http://www.dekyo.or.jp/soudan/chain/