節分の日の朝、米国国防省はアメリカの核政策、戦略、能力、戦力態勢を定めた報告書、「核態勢の見直し(NPR:Nuclear Posture Review)を公表しました。

NPRの公表は1994年、2002年、2010年に次いで4回目となります。

我が国は、北朝鮮の核兵器の脅威にさらされています。

極めて強い破壊力を持つ核兵器による攻撃を防ぐためには、核兵器による抑止が必要です。

抑止のために、核兵器がもたらす破壊力と同等の脅威を通常兵器でもたらそうとすれば、莫大な量の通常兵器が必要になり、とても現実的ではありません。

また、日本は、専守防衛をうたい、非核三原則を堅持する方針を明確にしています。ですから日本は、北朝鮮の核への抑止を米国の核兵器に依存することが必要です。

今回のNPRは、「米国には、欧州、アジア、太平洋地域の同盟国の安全を確保するという拡大抑止に対する公のコミットメント(決意)