まず消費者担当大臣として、電気の規制料金の値上げ申請に関してご報告いたします。

電力会社から、直近の燃料価格を踏まえ再算定された原価が提出されて、審査がこれから本格化していくことになります。

消費者庁として重視している前提について、改めて申し上げたいと思います。

電力会社の相次ぐ不正事案の発覚により、小売電気事業者間で公正な競争が行われているのかどうかについて疑念が生じており、消費者からの信頼が損なわれております。

経済産業省に対しては、まずは、こうした不正事案が料金に与える影響を検証し、これらの事案の発生を許してきた体制・仕組みをどう改めていくのか、しっかりと検討していただくことが不可欠だと申し上げております。

今般の値上げは、消費者に与える影響が極めて大きいことから、消費者の理解と納得を十分に得られるようにすることが重要だと思います。

仮に、経済産業省において、不正事案が料金へ与える影