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「シャルル・ドゥ・ゴール -自覚ある独裁」 佐藤賢一著 角川ソフィア文庫
ヨーロッパ、特にフランスを舞台とした歴史小説の名手、佐藤賢一によるドゴール元フランス大統領の評伝です。
本題に入る前に、余計な一言。
日本ですでに定着している固有名詞を、発音に近づけるなどさまざまな理由はあれど、わざわざ変えることに、私は違和感を抱いています。
シャルル・ドゴールという名前がすでに日本に定着している人物の評伝のタイトルをドゥゴールとすることにどんな意味があるのでしょうか。
ひょっとするとドゴールで検索したときに、検索漏れになるかもしれませんし、ドゴールと名前が似ているけれど違う人物だと思う読者がいるかもしれません。
かつて外務省が、ヨルダンをジョルダン、ベトナムをヴィエトナム、ノルウェーをノールウェイなどと国名、地名、人名を独自表記して悦に入っていたことがありますが、いい迷惑でした。
そもそもLとR
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