道路の陥没は、管や護岸などの破損によって土砂が吸い出され、まず小さな空洞が発生し、その上部の土砂が落ち込むことによって空洞が拡大しながら上昇して、道路直下まで上がってきたところで道路の舗装の重みに耐えきれなくなって陥没が起きます。
 
2015年から2021年までの間に全国の直轄国道で起きた225件の陥没事故を分析すると、陥没事故の99%は深度1m未満の空洞によって起きており、88%が深度40cm未満で起きています。
 
そのため技術的に難しい深いところの小さな空洞の発見より、深度1m近くに上がってきた空洞を発見して対処することが必要です。
 
八潮市では下水管が原因で陥没が起きましたが、全国で毎年起きる約10,000件の陥没事故のうち、下水管が原因となっているものは約一割程度です。
 
陥没事故の九割は、市町村道で起きています。
 
路面化の空洞調査は、すべての政令市と東京特別区で実