ブティック 池井戸潤

池井戸潤作品は、半沢直樹シリーズをはじめ、結構読んでいます。

水戸黄門や寅さんシリーズのように結末がなんとなく予想できて、読んでみると、まあ、やっぱりという感じで、安心して(?)読めるエンタメ小説として、出張の飛行機や新幹線での読み物としてはLee Childか池井戸潤かという感じですね。

今回の「ブティック」というタイトルの新作を、半沢直樹シリーズの新しいのが出たのかと勘違いして買ってしまいましたが、M&Aをテーマにした別作品でした。

しかし、今回、ここで取り上げるのは、この本が、まさに私がこれまで主張してきたことをドラマ仕立てにしてくれているからです。

私はこれまで、M&Aの「アドバイザー」あるいは仲介業者が、売り手と買い手の双方から手数料を取っている現状は、利益相反であり、禁止すべきだと訴えてきました。

M&Aの多くの場合、特に中小企業の場合、売り手は自分の会社