「イメージの力」を一番感じるのは、『それまで何もなかったところへ、ひとつのイメージが、全く新しい命を生み出すところ』だと僕は思う。

イメージするまでは、影も形もない。

でも、イメージした瞬間からそこに命が宿り始める。

やがてそのイメージが様々なものを生み出し始め、もはや絶対に必要不可欠な存在となる。

以前は何もなかったのに・・・

何てことだろう、と思う。それ位に、イメージをすることは大切だ。





1987年の晩秋に僕がイメージしたことの話を続けよう。

この時、僕がYOSHIKIと会話した様子は、「すべての始まり」にも描かれているのだが、ある部分について、実は大幅に省略して書いているのだ。

「すべての始まり」に
・・・次に僕は、エックスについて、僕なりに見えてきたことを、YOSHIKIに語った。 ・・・から10行ほどで描いてある内容を、事実に則してより正確に書くと、こうなる。