ツイッターでも触れた、今という時代に人々の心に響く、YOSHIKIの人間性とその魅力について、少し書いてみたい。


 年末放送された「ガキの使いやあらへんで」の内容が一部、問題になっているのを見ていて、考えた。

 僕は以前見ていた頃、あの番組が好きだったし、テレビに興味のない僕がテレビを論ずるのもおかしなことだ。だからこれから書くのは番組についての評論でもテレビの批判でもない。

 テレビを観たりネットを覗いたりする、人々の実感について書いてみたいのだ。

 確かに、今回問題になっていることについて言えば、あらゆる人が観るテレビで放送する以上、時代も考慮すれば、いわゆる炎上というか、あまり良くない意味で話題になっていることは、やむを得ないと思う。

 ただ、ここまで問題になってしまう背景には、当然のことながらネット社会という「今」の時代がある。

 ネットの存在によって、あるレベルを超えて観る人たちに受け入れられなくなった時点で、たちまち炎上してしまうリスクがあるからだ。

 それに、ネットがここまであらゆる情報を網羅する時代になると、テレビ局も旧来の番組作りではユーザーを簡単に納得させることは難しいだろうと思う。

 何しろ、これまでまかり通っていた様々な「建前」や「嘘」が、全てバレてしまうからだ。

 レガシーメディアにとって八方塞がりといった感のある「今」という時代。

 いったい、人々が嫌悪するものは何なのだろう。

 あるいは、人々が好意を持って受け入れるものは何なのだろう。