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先週放送されたTBS系列『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』 は番組の内容が素晴らしく、反響も大変大きかったようだ。
僕にインタビューを依頼、その収録に携わったディレクターの方が、わざわざ直筆で送って下さった手紙にも、そのようなことが書かれてあった。
いくつかSNSで発信した通り、番組の創り方がとても丁寧だったので、そのような番組に協力ができて、とても良かったと思っている。
インタビューの収録にあたっては、番組の趣旨や方向性をきちんとご説明頂いていたので、僕の方も話す内容をある程度まとめて臨むことができた。
YOSHIKIの半生を描き、それを通してX JAPANを見つめる、という趣旨はどこか『WE ARE X』にも通じるところがあり、長時間にわたる番組となった理由も頷けた。
僕個人としては、『WE ARE X』と同様の「白いシャツを染める真紅の血」というエピソードについて、「殺気」という言葉をさらに「命懸けのエネルギー」という新たな表現で伝えることができたのは嬉しかった。
僕がYOSHIKIのことをこのブロマガなどで描くのは、過去を振り返っているのではなく、今の、そして未来のYOSHIKIやX JAPANを描くことになるからだ。
だから、『WE ARE X』でも話した「白いシャツを染める真紅の血」というエピソードについても、日々、今のYOSHIKIを見つめて想うことで、人に伝えたいことはアップデートされていく。
だから、過去「殺気」という言葉で表現していたことを、今は「命懸けのエネルギー」という新たな言葉で表現したい、と思ったのだ。
インタビューは、たくさん話した中から、そのごく一部が番組の流れや組み立てによって切り取られ、使われる。
だから『WE ARE X』では僕が3時間半、話した中からあのいくつかが選ばれたし、今回の金スマでも30分以上話した中から、あの部分が使われた。
今回は、『WE ARE X』の収録で熱く語ったけれど使われなかった、YOSHIKIの音楽的な才能について、取り上げてもらったのが嬉しかった。
「ENDLESS RAIN」については、『すべての始まり』から『夢と夕陽』や『想いのすべて』そしてあらゆるインタビューや講演などで語ってきた、いわば僕がYOSHIKIやX JAPANを語る上で最も重要なエピソードなのだけれど、それがラストの「ENDLESS RAIN」演奏と相まって、YOSHIKIの優れた音楽性をしっかりとお茶の間に伝える形になり、とても嬉しかった。
それは、スタッフの方々が、インタビュー収録で僕が一番伝えたかったことを、きちんと理解してくれた結果でもあったと思う。
なぜなら今回のインタビュー収録で、例えば僕のプロデュース当時、メンバーが店などを破壊してしまうなどの「X伝説」について聞かれた際、「でもまあ、すべては音楽のためだったんですよね」という切り口で僕が答えていたからだ。
そして今のYOSHIKIやX JAPANが海外で高く評価されているのは、何よりもその高い音楽性なのだということや、YOSHIKIが血の滲むような研鑽を積んで努力し続けたことも、すべては音楽のため、などというように、音楽に命を捧げるYOSHIKI、という大前提でインタビューに答えていたことが、スタッフに伝わったのだと思う。
もちろん、僕自身が音楽家でもある、ということも含めて。
やはりこういう切り口でYOSHIKIとX JAPANを伝えていくのは、僕の一番重要な役割だと思っている。
そして少なくとも、そういう意味では、僕は一番の理解者である、という自負もある。
そんな立ち位置でYOSHIKIとX JAPANを語り続ける僕にとって、名曲「ENDLESS RAIN」の誕生を見届けることができたのは、本当に人生の宝物なのかも知れない。
「ENDLESS RAIN」誕生があったからこそ、その後の「BLUE BLOOD」や「Jealousy」のレコーディングを、YOSHIKIと共に命懸けで乗り切ることができたのだから。
すべては音楽のために。
そしてすべてはメンバーとファンと共に。
そんなYOSHIKIの生き様を、丁寧に描くことでお茶の間に届けてくれた今回の金スマに、深く感謝したいと思う。
3/30放送の「金スマ」でも取り上げられましたが、津田はソニーミュージック在籍中にXの可能性を見出し、メジャーデビュー、100万枚売上、東京ドームと目標を掲げ、世界に送り出す役目を果たしました
津田がXを世に送り出したときの思い出を綴った著書「すべての始まり」が御座います
X初期の奥深いエピソードや熱い日々が描かれています。是非お求めいただけばと思います
著者である津田のサイン入りで承りますので、特設サイトからご注文ください
「すべての始まり」特設サイト
https://www.innocenteyes.tokyo/
「ENDLESS RAIN」に関する下記の記事も参照ください
moraトピックス 津田直士「名曲の理由」
こちらは2017年夏、津田直士が寄稿した記事です
イミダス 時事オピニオン「X JAPANが世界で評価される理由」
(株)津田直士事務所 スタッフ
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