僕には夢がある。
ピアノが突然弾けるようになった14才からの夢だから、もう40年越しの夢になる。
実現にはまだ時間がかかるだろうけど、実現した時、僕を知っている人は驚くだろう。
僕のキャリアからその夢を想像するのは困難だからだ。
いずれにしても、僕はこの夢があるから、40年以上を自分らしく生きてくることができた。
さて・・・。
今回の紅に染まった夜3Days公演では、その素晴らしいパフォーマンスと、最終日に無観客ライブという伝説を生み、そこで奇跡の夜を実現したYOSHIKIの姿に、数え切れない人達が深い感動を受け取ったと思う。
この、YOSHIKIの圧倒的な凄さはどこから生まれるのか。
僕は、長い長い年月をかけて、ずっと同じ想いで歩み続けているエネルギーの賜物だと思う。
年月が長い分、そのエネルギーは凄いと思う。
では、YOSHIKIをそこまでさせるエネルギーは、一体どこから来るのか。
僕は『音楽への想いの強さ』だと思う。
言い換えれば『音楽への想いの強さ』という、一つのことから生まれるエネルギーだからこそ、ブレずに長い長い年月を歩み続けることが出来るのだと思う。
さて、そんな強い想いとそこから生まれるエネルギーは『YOSHIKIたったひとりのもの』だ。
そして一方、YOSHIKIの人生は、バンドメンバー、ファン、スタッフ、音楽仲間や各界の知人友人・・・と、『無数の人達と繋がり影響を及ぼし合って』成り立っている。
圧倒的な凄さを生む『たった一人のYOSHIKIの世界』と
YOSHIKIが接する『数え切れないほど多くの人達』・・・
この2つの関係について、少し考えてみたい。