年明けの頃だっただろうか。
年始のテレビ番組で、YOSHIKIがさりげなく、若い歌手にお茶を注いだ、というエピソードが、好感を持ってネット上に拡散されていた。
ネットでYOSHIKIの魅力ある人間性が囁かれることがここ数年多いけれど、このエピソードもまた、YOSHIKIらしさが表れている、と僕は思う。
実は、YOSHIKIのそばで、その豊かな人間性を見ていた僕には、このエピソードからわかることがある。
そしてそこには、豊かで自分らしい人生を送るための、とても大切で魅力的なヒントが隠されているのだ。
多くの人は、この「お茶を注ぐ」YOSHIKIに、人として素敵な「気遣い」を感じているようだ。
それはそれで間違いではないし、YOSHIKIの気遣いが突出しているのは、僕も間近でいつも感心していた。
ロックスターの気遣いとは次元が違うな・・・と。
ただ、この何気ないYOSHIKIの所作を、単なる「気遣い」として受けとめてしまうのはもったいない。
この所作には、もう少しYOSHIKIの持つ豊かな本質が隠れているのだ。