閉じる
閉じる
×
先週、館山へ行ってきた。
ツダミアと鈴木孝彦のジョイントライブがあったからだ。
この2年で、ツダミアにとって特別な場所となった館山。
館山との縁は、ToshlとYOSHIKIの生まれ故郷であることから行われた『WE ARE X』南総文化ホール特別上映会に招かれたところから始まっているのだけれど、気がつくと様々な理由が重なって、年に2回ライブをやるほど大切な場所になっている。
そんなわけで、今回はXの作品をピアノだけで表現するというワザを持つ音楽家・ピアニストの鈴木孝彦氏と共に、いつもライブを行う「ひふみ養蜂園」の2Fホールで、ジョイントライブを行った。
ToshlとYOSHIKI生誕の地であり、そのひふみ養蜂園敷地内にある旧松田屋貸スタジオを再現したミュージアムへ『WE ARE X』の撮影の際にYOSHIKIが訪れた、というエピソードもあって、鈴木孝彦氏の演奏は館山へのリスペクトや、生誕の地でライブをしている、という感動がそのままピアノの音に表れる、とても素晴らしい時間になった。
それに先行した僕たちツダミアも、代表曲『Dear』〜時を超える贈りもの〜 は、やはりXやYOSHIKIへの深い気持ちがこもった演奏となったし、今回の会場であるひふみ養蜂園のホールには、いたるところにX JAPANやYOSHIKIの写真が飾られ、集まった観客にも多数、Xファンがいる。
そんな、館山ならではのX魂に溢れた素敵な空間のなかで、無事ジョイントライブは終わった。
ライブが終わると、館山のライブならではのオフ会が始まる。
僕たちはオフ会の準備が整うまで、控えの部屋で着替えたりくつろいだりしていた。
そしてそろそろ17時になる、という頃に、スタッフが気づいた。
土曜日なので、市の防災無線でいつものように『Forever Love』が流れるのだ。
僕たちは慌てて外へ出た。
夕暮れに近く、2月の澄んだ空に、『Forever Love』の美しいメロディが流れる。
僕と水晶は、空を仰ぎながらその音色に耳を傾けた。
ほんの短い時間、サビの部分だけが流れ、自然のエコーと共に『Forever Love』は終わった。
45秒ほどの音に、ToshlとYOSHIKIが生まれ育った故郷だ、というまぎれもない事実だけが持つ、大きくて優しい愛情のようなものを感じて、僕たちは柔らかな感動に包まれた。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントを書く
全身全霊は30年前も今も変わらない。昨日私はTwitterやInstagramでYOSHIKIさんがファンの投稿をアップされているのを見てた、こんなにファンを大切にするX JAPANていないよね?と改めて感動した。いつも壁を壊すんだと言っているけれど有言実行のYOSHIKIさんを応援しています。津田さんから見えるYOSHIKIさんの事を教えてくださり、有難うございます。
津田直士(著者)
>>1
本当ですよね。僕もいつも感心しています。
コメントありがとう。